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ハウツー(Howto)動画の作り方!自社内で作る際のポイントとは?

ハウツー(Howto)動画の作り方!自社内で作る際のポイントとは?

ハウツー動画は、商品・サービスの使い方を動画に落とし込んだものです。テキストや写真に比べて動画は情報量が多いため、たった30秒〜1分ほどの尺でも多くの情報を分かりやすく伝えることができます。

また、ハウツー動画があれば、購入者の満足度を上げることができたり、販売促進の効果が見込めたり、売り上げに少なからず貢献することも可能です。

そんなメリットの多いハウツー動画ですが、ポイントを押さえて制作しないと冗長な動画になってしまったり、販促の効果が得られなかったりとメリットを享受できなくなってしまいます。

そこで、この記事ではハウツー動画の作り方を解説していきます。効果や制作事例、押さえるべきポイントをまとめています。ハウツー動画を自社内で作ろうとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

※なお、社内研修向けとしてのハウツー動画の制作をお考えの方は以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

関連記事:動画マニュアルの作成は簡単!初心者でも分かりやすい作り方をご紹介

ハウツー動画を作るメリット

まずは、ハウツー動画を作るメリットを見ていきましょう。

メリット1、とにかく分かりやすい。直感的に理解ができる

短時間で多くの情報量を伝えることのできる動画は、ハウツーを知るために最も手っ取り早く、理解しやすい媒体と言えます。

ほとんど予備知識がない方でも、ハウツー動画を見ることでやるべきことや操作方法が分かる。これがハウツー動画の最たるメリットであり、定義とも言えます。

逆に言ってしまうと、ハウツー動画を見てもイマイチ分からない。付随してさらに何かを調べなくてはいけない。こういった内容になっているのはNGです。当然のようにも思えるかもしれませんが、視聴する人の目線に立てておらず専門用語を使ってしまったり、工程を1つ飛ばしてしまったりと、ハウツー動画として不十分なものになってしまうことは少なくありません。

メリット2、購入者の満足度向上に寄与する(アフターサポート)

商品・サービスの使い方をハウツー動画としてまとめておくと、購入者の満足度に大きく寄与することでしょう。

よく質問されることをあらかじめハウツー動画に落とし込んでおき、自社サイトや自社のYouTubeチャンネルに展開。Web検索すればすぐに見つけられるように整備しておけば、購入者は抱えた課題をすぐに解決することができます。ひいては、満足度向上に寄与できるはずです。

こうして継続的な購入やサービスの利用に繋がるのであれば、売り上げにも貢献できると言っても過言ではありません。

メリット3、コスト削減にもつながる

上記のように、検索したユーザーが自己解決したり、メールでの問い合わせに対して動画のURLを送れば問題が解決するようになれば、カスタマーサポートの負担が減り、コスト削減にも寄与することでしょう。

もちろん、お客様相手に限らず社内マニュアルを動画にすることも可能です。毎回口頭で受け継がれていたお客様対応や、マニアックな工具の使い方などをハウツー動画としてまとめておくことで、業務効率化に貢献することでしょう。

メリット4、ユーザーの不安要素を減らし、販売促進も見込める

意外なことに感じられるかもしれませんが、購入検討段階の見込み顧客に対してもハウツー動画は有効。ただし、商材としては一般的に使い方があまり知られていないものに限られがちです。

例えば、アイデア商品なら、使い方が分かって便利になることを訴求できるハウツー動画にすれば、見た人の購買意欲を高めることができるでしょう。また、ふるさと納税を使ってみたい(けれど難しそう)と思っているユーザーに対し、サイトの使い方やその後の申請までを数分の動画にまとめることができれば、実際に使ってみようと会員登録に促せることでしょう。

上記の例のように、使い方、そしてその後のメリットまでをハウツー動画としてまとめることができれば、販促ツールとしても有効です。

ハウツー動画の活用事例

続いては、実際にハウツー動画の活用事例をいくつか見ていきましょう。もし、作ろうとお考えのハウツー動画に近しい事例があったら、どのくらいの尺で、どんな構成で作られているのか参考にしてみることをおすすめします。

ちなみに、大きく分けるとハウツー動画は以下の3種類に分けられます。

  • 商品の使い方・コツ
  • サービスの使い方
  • 社内マニュアル

それぞれ一例ずつご紹介していきます。

【商品の使い方・コツ】ロングカーラーでふんわりカールのつくり方を解説

・活用場面:
アフターサービス
購入前の検討材料

・動画の内容 / 映像手法:
ダイソンのカーラーを用いた「ふんわりカール」の作り方を解説。
また、ダイソンの洗礼されている世界観はそのままに、最低限のテロップのみでハウツーを解説。1分18秒と視聴するのにストレスがない尺もポイントです。

・視聴者にとってメリットとなること / 期待できる効果:
本商品を購入した方が、ふんわりカールを作るためのハウツー動画として参考にしやすいのは言うまでもありませんが、検討段階の方にとっても有効です。例えばこちらのハウツー動画がホームページや店頭に流れていれば「このカーラーがあれば、こんなカールが自宅でも作れるんだ」と知り、興味のきっかけにすることができることでしょう。まさに一石二鳥のハウツー動画事例です。

【サービスの使い方】LINEグループビデオ通話の使い方

・活用場面:
機能を使いたい方向けのハウツー動画
機能のリリースと行動促進

・動画の内容 / 映像手法:
当時LINEで新しくリリースされたグループビデオ通話機能のハウツーをまとめた動画です。どのように使えるのか、実際の画面を用いて紹介。顔文字スタンプを押すと、自分の顔にエフェクトが施されるといった付随する機能についても触れられています。

視聴者にとってメリットとなること / 期待できる効果:
ハウツー動画ではありますが、どちらかと言うと機能のリリースと行動促進に比重が置かれている動画です。もちろん、直感的に操作方法が分かりますが、それ以上に楽しそうに顔を見ながら会話することができるメリットが訴求されています。動画を見た人が、実際に仲間内で使ってみようと思わせる内容です。

【社内マニュアル】料理の提供シーンで心がけること

・活用場面:
社内研修/社内マニュアル

・動画の内容 / 映像手法:
居酒屋における良い接客の仕方を解説する社内マニュアル。「感じの良い接客」がどういったものなのか伝わってきますし、押さえるべきポイントもテロップで出てくるので分かりやすいです。細かいことを挙げればキリがないかと思いますが、全てをポイントとして解説するのではなく、数点に絞っているのも理解がしやすい工夫と言えます。

・視聴者にとってメリットとなること / 期待できる効果:
テキストや写真だけでは伝わらない、話し方のトーンや表情、立居振る舞いやその人が醸し出す雰囲気までも汲み取ることができます。

ハウツー動画を作るときのポイント

それでは、いざハウツー動画を作る際にはどのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。企画・撮影・編集まで全て内製化しようとされている方は是非参考にしてみてください。

※「初心者でも実践できる動画編集の流れとコツを一から解説!」という記事も書いていますので、動画編集に初めてチャレンジしようとお考えの方はこちらの記事もチェックしてみてください。

1、活用場面や目的、伝えたいことを明確にする

1つのマニュアル動画には、1つのハウツーだけを収めることを意識しましょう。そのためにも、

  • どんな場面で使うのか
  • 見た人が何をできるようになって欲しいのか(何を伝えたいのか)

上記については企画の段階でしっかりと整理しておきましょう。よく陥りがちなこととして挙げられるのは、伝えたいことを整理することなく不必要な情報まで盛り込んでしまい、冗長なマニュアル動画になってしまうパターンです。

縦列駐車のハウツー動画に、エンジンを入れるシーンやミラーを直すシーンは不必要ですよね。1つのマニュアル動画には、1つのハウツーだけを意識しましょう。

2、動画1本あたりの尺は3分以内に収める

「1、活用場面や目的、伝えたいことを明確にする」ができれば、こちらの問題もクリアすることができるはずです。1つの動画が10分もかかるハウツー動画だと、視聴者にとって知りたい箇所がどこなのか見つけづらいものになってしまいます。

動画の尺が短いほど受け入れられやすくなっている現代においては、長くても3分以内に収めるのが賢明です。1カットも短めにして、テンポの良さも意識して制作すると良いでしょう。

3、スケジュールを上手にたてる

大抵の場合、ハウツー動画を複数本作ることになると思います。いつまでに全てのハウツー動画が揃っている必要があるのか、そこから逆算して撮影・編集のスケジュールを引いていきましょう。

ただ、この際に注意したいのが撮影にはトラブルがつきものなので、予備日なども設定しておくことです。外での撮影なら、必ずしも晴れているとは限りません。また、機材トラブル、撮影データが飛んでしまった、編集時に必要なシーンを撮り忘れていたことに気づくなど、全てを未然に防ぐのは難しいものです。

効果的なハウツー動画を作るなら制作会社へご依頼を

ハウツー動画を作ることのメリットや制作事例、自社内で作る際のポイントをお伝えしました。しっかりとポイントを押さえた上で制作をすれば、アフターサービスの顧客満足度向上につながったり、商品・サービスの検討段階にいる方の背中を押すことにつながったりすることでしょう。

しかし、もしも自社内での制作のノウハウに不安がありましたら、制作会社に依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。

エレファントストーンへのご相談も、お待ちしております

もし、制作会社に依頼するのであれば、何社かアイミツすることになるとは思いますが、もしよろしければ本サイトを運営するエレファントストーンにもお声がけいただけると嬉しいです。

制作会社に依頼する際、何よりも初めに気になるのは費用感かと思います。作る映像の内容によってピンキリではあるのですが、あくまでご予算の目安をお伝えさせていただきます。

例えば、写真の素材はお客様からご提供いただき、そこにテロップを当て込んだりしてスライドショー形式にするだけであれば、30万円もかからず作ることができます。

一方で、本格的にスタジオを借りて撮影を行い、魅せるような編集も入れ込むとなると、100万円前後かかってきます。もちろん、尺の長さ映像の本数によっては、それ以上になってしまうことも。

上記はあくまで例ですが、弊社エレファントストーンではお客様のご予算に合わせた松竹梅プランを提示することができます。納得いただける企画と金額をご提示できるよう、全力を尽くします。ご興味のある方はぜひ、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

登陽一朗
エレファントストーン経営戦略室企画課所属

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