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SaaSを中心にビジネスで役立つツールやアイデアを紹介する『BOXIL CHANNEL』

SaaSを中心にビジネスで役立つツールやアイデアを紹介する『BOXIL CHANNEL』

タクシーCMでふと気になったサービスがありました。「ボクシングじゃなくてボクシル」というインパクトのあるものでした。そう、そのサービスはスマートキャンプ株式会社が運営する「BOXIL(ボクシル)」です。“僕を知る”という名前の通りプレゼンテーションや提案資料の公開プラットフォームです。

BOXILは「動画の次の時代はインフォグラフィックが来る」、として作られた部分もあるそうですが、YouTubeチャンネルの動画戦略も非常にうまいです。今回は、「BOXIL CHANNEL(ボクシルチャンネル)」を紹介します。

スマートキャンプのYouTubeチャンネル「BOXIL CHANNEL」とは?

【チャンネル創設】
2020年2月

【登録者数】
約1.03万人

【再生回数】
約100万回

【概要】
「BOXIL CHANNEL(ボクシル チャンネル)」は、「無料で学べる!ビジネスパーソンの味方」をコンセプトに、ビジネスに役立つツールやアイデアをわかりやすく紹介するYouTubeチャンネルです。クラウドサービスの解説や、ビジネスハック、SaaS(Software as a Service)の市場動向など、DXに欠かせない最新情報を動画で発信しています。

BOXIL CHANNELの特徴

BOXIL CHANNELの特徴の一つが「再生リスト」です。通常、YouTubeの再生リストは煩雑になってしまっているものが多いのですが、BOXIL CHANNELでは「課題解決企画」や「バーティカルSaaS」など11のリストにまとまっていてとてもコンパクトなんです!

また、すべての動画がアニメーションによって構築されていること、1本5分程度と短くまとまっていることも特徴です。SaaS業界の難しい単語をアニメーションやインフォグラフィックを使って軽快に説明。動画の最後に「まとめ」があり、理解の後押しをしてくれます。

バーティカルSaaSについての解説シリーズ

ボクシルは「BOXIL SaaS(ボクシル サース)」という法人向けクラウドサービスを無料で比較し、まとめて資料請求できる情報サイトを運営しています。勤怠管理、経費精算、コールセンターといったジャンルで1位、2位、3位とランキング形式で表示がされます。法人向けクラウドサービス版の価格.comというとイメージがしやすいかもしれません。

そうした情報サイトを運営している強みをBOXIL CHANNELにも活かしています。

例えば、特定の業界に強い「SaaS」を「バーティカルSaaS」といい、職種に関係なくあらゆる企業が利用する「ホリゾンタルSaaS」と区別されています。建設業や農業、宿泊業向けのクラウドサービスがあればそれをバーティカルSaaSといいます。

専門的な用語なのですが、この動画を見れば「なるほど」とうなずくことができるでしょう。

ユーザーのお悩み解決事例紹介シリーズ

BOXIL CHANNELではあらゆる企業担当者のよくある悩みにフォーカスし、解決策や実際に解決したボクシルユーザーの声を紹介していく「課題解決シリーズ」があります。

概要欄の目次が細く、自分たちが知りたい情報にたどり着きやすい点が魅力です。

1分で学べるショート動画( #shorts )シリーズ

1本5分程度と短くまとまっているBOXIL CHANNELですが、近年はさらに短い15秒から1分程度のショート動画が流行っていることもあり、1分で学べるショート動画シリーズを用意しています。現在は3〜4本に1本はこのシリーズが投稿されています。

「BOXIL CHANNEL QUIZ!」と題して、ビジネス情報に対してクイズ形式で視聴者が楽しみながら学べるコンテンツになっています。ショート動画であれば、ビジネス情報を短期間で学べますし、記憶にも残りやすそうですよね。

例えば、下記のようなクイズがありました。

Q:効率的かつ適切な顧客管理ができるツールはどれ?

【選択肢】
1)CRM
2)SFA
3)PBX

まとめ

このようにBOXIL CHANNELでは、BOXIL SaaSという情報サイトを持っていることを最大限活かしたチャンネル運営がされています。他の企業のチャンネルのように人が登場したり、採用向けの情報を発信したりというわけではなく、上述のようにSaaS紹介に特化してアニメーション、5分という制限の中で“分かりやすさ第一”で情報公開されているのがポイントです。

SaaSの一見難しい用語や業務に役立つような業界の情報をわかりやすく届けている好例といえるでしょう。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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