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11月24日まで新宿で開催。最先端のXR作品に特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival」

11月24日まで新宿で開催。最先端のXR作品に特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival」

画像引用:https://btffjp.com/

AR/VR/MRといった新技術の普及によって、まったく新しい映像体験が生まれている近年。

革新的なテクノロジーの登場と映像表現の進化には密接な関わりがあります。

そこで今回は、最先端のXR作品に特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival」をご紹介します。

東京の近未来を五感で体験。「Beyond the Frame Festival」

【期間】
2022年11月17日(木)〜24日(木)

【場所】
西新宿エリア

【概要】
「Beyond the Frame Festival」は、国内外のXR作品から厳選した23作品が新宿に集結する11月大注目の映画祭です。

今年で3回目を迎える本映画祭は、「小田急ホテルセンチュリーサザンタワー」と「NEUU(ニュー)」にて開催されます。

デジタル技術を活用することで西新宿エリアを国際的な未来都市へと進化させる「西新宿スマートシティ協議会」のプロジェクトとしても位置づけられており、東京都が目指す「スマート東京」の構想を実際に目にすることができる画期的なイベントです。

会場で最新のXR機材の数々を全身で体感できるだけでなく、期間中オンライン配信によって自宅で作品の一部を楽しむことも可能です。

公式HPはこちら

そもそもXRって!?

「XR(クロスリアリティ)」とは、AR(拡張現実)・VR(仮想現実)・MR(複合現実)といった最先端テクノロジーの総称で、現実と仮想の世界を融合し、それを現実と同じような生き生きとした体験として知覚できる技術のことです。

・AR(拡張現実)・・・現実世界に仮想世界を重ね合わせて体験できる技術。「ポケモンGO」や「SNOW」が代表例として挙げられます。

・VR(仮想現実)・・・仮想世界を現実のように体験できる技術。メタバースという言葉でも表現されるようになっています。

・MR(複合現実)・・・現実世界と仮想世界を融合させる技術。ARとは異なり、現実に投影されたCGに具体的に干渉することができます。

ここ数年のXR技術の進化は著しいものがあり、映画やエンターテイメントの世界と融合することで、これまでに見たことのないユニークな作品が続々と生まれています。

3つのおすすめポイント

①参加する体験型イベント

「日常を“変える”/常識を“超える”」がテーマの今年の国際映画祭。その大きな特徴は、単なる“鑑賞”とは異なり自身もストーリーの一部となって躍動感あふれる“体験”ができることです。

2021年のヴェネチア国際映画祭VR部門「Venice VR Expanded」にノミネートしたVRアニメーション『Clap』。本作は体験する人自身の両手をVR空間内で認識して、「Clap=手をたたく」という動作によりストーリーが進んでいく作品です。

新進気鋭の映像監督として知られるGerman HellerのMRゲーム作品『Eggscape』。

参加者自身の身ぶり手ぶりに連動して物語が進行したり、リアルな空間にバーチャルキャラクターを重ねながらストーリーが展開します。

②世界へ羽ばたくクリエイターの作品を先行体験

世界で話題となった作品をラインナップした本映画祭は、国内のクリエイターが世界へと羽ばたいていくことを支援するイベントでもあります。

どのコンテンツもXRに秘められた無限の可能性を切り拓く野心作ばかりですが、とりわけ『Typeman』や『We Met In Virtual Reality』といったいったメタバース作品は必見です。

VRアニメーション監督の伊東ケイスケさん(前述の『Clap』も彼の作品)が手がけた『Typeman』は、第79回ヴェネチア国際映画祭にノミネートされています。

平面のスクリーンから作品世界が現実の空間へと飛び出してきたかのような臨場感を体感することができます。

イギリス期待の監督Joe Huntingが制作した『We Met in Virtual Reality』は、バーチャル リアリティの中ですべての撮影が行われた世界初のVR長編ドキュメンタリーです。

VRの世界で日本のアニメーションやゲームからの深い影響を感じさせるにアバターたちが、愛、喪失、予期せぬつながりについて語ります。

③トークセッションや交流会、オンラインイベントなど多彩なプログラム

XR先進国のフランスから世界的XRプロデューサー等を迎え、作品の創作秘話や最新事情などをテーマにしたトークセッションと交流会を実施するほか、XRの未来像を探るようなオンラインイベントも開催されます。

『The Hangman at Home – VR (Single User)』(2020)

2年連続でベネチア国際映画祭XR部門でグランプリを獲得しているFloréal Films、新的なXRエクスペリエンスの制作・配給を行っているLucid Realities。XR先進国フランスを代表するクリエイター集団のプロデューサーが来日し、世界の現在地を語ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、11月17日〜24日まで新宿で開催されているXRに特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival」をご紹介しました。

本映画祭は、世界が注目するVR映画作品を先行鑑賞できるだけでなく、これからの未来を形作るXR技術の最前線を五感で味わえるイベントです。

東京都が思い描く「スマートシティ」の構想とも密接に関わっており、新次元の視覚体験ができるユニークなフェスティバルになっているので、ぜひ映像の未来を一足先にチェックしてみて下さいね。

ZOORELでは、インスピレーションを刺激するような映画祭や映像祭の情報を今後も厳選してお届けしていく予定です。お楽しみに!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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