HOW TO・TIPS
クリエイター探し初心者必見!新たにパートナー関係を築く上で必ずみておくべきポイントをご紹介します!
こんにちは!エレファントストーンのヨリゾウパートナーチームに所属しているディレクターの飯田です。
突然ですが、ヨリゾウパートナーチームとは社外のクリエイターと協力して映像を制作するチームです。
最近は、映像の表現、演出の幅が広くなっており、お客様からもより高いクオリティの映像の制作を期待されるケースが多いです。それに答えるべく、社内の約40名のクリエイターを中心にした映像制作はもちろん、お客様のご要望によって専門知識や技術、共感性のある社外クリエイターをアサインすることによって、真にお客様の想いを象った映像を提供できるようにしているのがエレファントストーンのヨリゾウというサービス。
ヨリゾウパートナーチームはそのヨリゾウの案件に対してディレクションを行うだけでなく、一緒に協力できる社外クリエイターの新たな開拓やパートナー関係の構築などを行い、新たな表現や専門的な技術が必要な制作にも対応できるようにするチームです。
ヨリゾウについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
なんでも料理屋さんは誠実なのか。そんな疑問から生まれた本当の意味でお客様の「パートナー」となるための映像制作サービス
今回は、このようなチームで日々社外のクリエイターと映像を制作している私が、クリエイター探しをする中で経験した困った出来事、その経験を経て見つけた信頼できるクリエイターの見極め方、クリエイターの開拓中に便利だと感じたサイトをご紹介します。
クリエイター探しにまつわる失敗談
社外のクリエイターに制作を依頼している時、予期せぬトラブルの発生は起こり得ます。トラブルの発生を未然に防ぐため、新たな社外のクリエイターを探すときは私たちも日々注意を払っていますが、それでも起こってしまうのがトラブルというものです。
例えば、私が実際に遭遇したのはこんな“困った”出来事でした。
※新規の社外クリエイターへの依頼は、トラブルが起こった場合に弊社メンバーが対応できる範囲で行っています。
「ケース① 寝坊で現場に来ない!」
ある時、新しくパートナーになったクリエイターにロケハンを依頼しました。当日、集合時間になっても依頼していたクリエイターが来ず、連絡が取れない事件が発生。当日は私が対応したため事なきを得ましたが、仮に私がいなかったらお客様だけを待たせてしまう状況でした。当然あってはならない事態です。
ロケハンが終盤に差し掛かったところ、連絡が来たのですが、「寝坊してしまった」とのことで、もちろん言語両断ですが、怒りよりも依頼した案件が軽くみられているようでとても悲しかったのを覚えています。
「ケース② 求めていたクオリティじゃない!」
新しくパートナーになったクリエイターに編集の業務をお願いしたところ、誤字、脱字等の編集ミスが多く、お客様に提出できないことがありました。自分が編集してことなきを得ましたが、チェックや再編集が必要となった結果、自分一人で編集する場合よりも工数とお金がかかってしまいました。このケースでは、こうした事態を見越してスケジュール管理をできていなかった自分にも非があるなと思っています。
上記の2つのケースのように、制作の依頼をした時には“できます”と答えてくれていても、蓋を開けてみれば、編集が荒かったり誤字/脱字があったり……“なんちゃってクリエイター”に遭遇することもしばしばです。
クリエイターを探すときに見ておくべきポイント
上記だけでなく色々な“困った”出来事を経験した分、信頼できるクリエイターを見極める方法も徐々に掴んできました。
この記事を読んでくださっている皆さんにはクリエイター探しで失敗してほしくないため、この項では、オンライン上でクリエイターを探す際に“最低限ここをみておくべき!”という基本的なポイントをご紹介します。
※あくまで個人的な意見のため、必ずしもクリエイター探しに失敗しないとはお約束できかねます。
ポイント① 連絡文がテンプレートかオリジナルか
オンラインで新規クリエイターと繋がる方法として、(1)クリエイターの実績を確認してこちらから連絡する、(2)作りたい映像の概要を投稿してクリエイターからこちらに連絡してもらう、の大きく2つに分けられます。
今回は後者の場合に該当しますが、「できます!」という言葉だけの方や、テンプレート感のある文章で連絡をくれる方は、お客様からの資料にしっかり目を通さなかったり、案件を雑に扱ったりする傾向があると思います。みなさんも意識してみてください!
ポイント② 依頼内容について質問があるか、ないか
社外のクリエイターと映像を制作する際、密なコミュニケーションは必要不可欠です。お互いの想いや考えの認識をすり合わせていかなければいい映像はできません。そのため、私は最初に不明点などを質問してくれるかどうかを1つの判断基準としています。質問するためにはまず概要を理解する必要があるため、質問がきた時点で資料はしっかり読んでくれるんだなと理解できます。
さらに、質問をくれるということは「コミュニケーションをとっていきたい、資料を理解したい」という制作への想いを感じることができます。そのため、質問が来ないケースと比較して制作を依頼することへの安心感があります。
ポイント③ 電話番号を教えてくれるか(ビデオ会議などができる人)
クリエイターとチャットのみでやり取りをしている場合、企画や構成のすり合わせや緊急の対応時に時間がかかってしまったり、意思疎通がしにくかったりする傾向があります。そのため、実際に声を聞いたりお話ししたりできる方だと安心感が増しますし、ビデオ会議で顔を出して会話をしてくれる人には、さらに好感をもてるなと思います。
ポイント④ ポートフォリオの映像をメインで担当しているか
社外のクリエイターにお願いする場合には、私たちは必ずクリエイターのポートフォリオを確認し、弊社が求めるクオリティを叶えてくれそうか、技術があるのか、を見定めます。しかし、最近は映像をメインで制作していない(撮影助手、一部アニメーションのみ対応など)にも関わらず、自分のポートフォリオに入れる人が多くなっている印象です。
また、仮にメインで映像を制作していたとしても、“どのくらい時間がかかったのか”、“修正はどのくらいしたのか”、“ディレクターの指示で制作したのか”といった制作の経緯・フローを把握していないと、いざお願いした際に「思っていたクオリティで上がってこなかった」「想定予算に食い違いがあった」などの事態が発生します。そうしたトラブルを防ぐため、私は事前に、“ポートフォリオの映像を制作した際の制作時の担当ポジション”、“制作フロー”、“制作にかかった時間”などを具体的に聞くようにしています。
クリエイター探しにおすすめのサイト紹介
“見極めポイントは分かったけれど、実際にどこで見つけよう?”とお悩みの方もいると思います。クリエイターを探している人向けにサービスを展開しているサイトやアプリは多種多様ですが、それぞれ独自の強みやメリットがある分、見つけるのが難しいですよね。
そこで、日々クリエイターをリサーチしていて、最近では上記の写真の通りカメラや映像のイベントにも参加した私がおすすめするサイト/アプリを簡単にご紹介します。クリエイター像ごとにおすすめが異なるので、お探しのクリエイター像がある方はぜひ参考にしてみてください!
地方のクリエイターを見つけたい人には「Skillots」
各都道府県別でクリエイターをリサーチできるのが特徴です。地方で撮影しなくてはいけない時などにその県にフォーカスを当てて検索すれば、ひと目でそこで活動しているクリエイターをリサーチできます。登録カメラマンの数が国内最大級のため、撮影の目的に応じてクリエイターを幅広くリサーチすることが可能です。
信頼できるクリエイターを探したい人には「ココナラ」
クリエイターごとにランクが与えられているのが特徴で、そのランクを確認しながらクリエイターをリサーチすることが可能です。ランクは、販売実績があったり購入者の満足度が高かったりする人に対してココナラ独自の基準で設定されているようです。
実際に一番ランクの高いプラチナランクの方にご相談させていただいた際は、返信が早いだけでなく自主的に行動してくださったので、安心して一緒に制作できました。ランクは6つに分けられているので、是非サイトで確認してみてください!
タイトなスケジュールでも対応してくれる方を探している人には「VideoWorks」
国内最大級10,000名のクリエイターが登録しているので、募集をかけると数時間でもクリエイターからの提案が集まりやすく、すぐに制作を開始できる可能性が高いのが特徴です。
私も実際に特急案件で募集をかけたことがありました。正直、“そんなに早くクリエイターが見つかるのかな?”と心配していたのですが、次の日に確認したところ20件以上応募がきていたので、とてもほっとしたのを覚えています。
さらに、VideoWorks上のクリエイターはVideoWorks事務局での面談を経て登録されているため、高いスキルを持っているクリエイターが多くいる印象です。
まとめ
ここまで、求めているターゲット像に合うクリエイターを見つけることの難しさ、実際にクリエイター探しをする際にどんなことに気をつけているのか、どんな媒体を使用しているのかをご紹介しました。少しでも参考になったでしょうか? これからクリエイターを探される方は、是非今回紹介したサイトを利用してみてください!
さらに、本編ではお話しなかったのですが、最近はSNS(インスタ、Twitter)などでもクリエイター探しがしやすくなったので、試してみるのも良いかもしれません!
以上、ヨリゾウパートナーチームに所属しているディレクターの飯田でした!