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ハロー!プロジェクトに学ぶ。YouTube運営の極意

ハロー!プロジェクトに学ぶ。YouTube運営の極意

こんにちは、エレファントストーンディレクターの磯部です!

突然ですが、皆さんは「ハロー!プロジェクト」というアイドルを知っていますか?
「あ~、あのモーニング娘。とかが所属しているやつね…」と思い浮かべる人も多いかもしれませんが…!

「推し活」という言葉が流行している昨今、かくいう私は「ハロー!プロジェクト」の沼にどっぷりハマった『ハロヲタ』の1人であり、感染症の流行が本格化した2020年から、YouTubeを通してハロプロに出会い、その魅力に取り憑かれてしまいました。

「ハロプロ」の名前くらいは知っていましたが、そんなに興味もなかった私が、なぜここまで沼にハマってしまったのか?
それは、YouTube上に膨大な公式からのコンテンツ供給があり、在宅でも簡単に情報を得ることができたからです。

今回の記事では、何も知らなかった私がここまでずっぽり「ハロプロ沼」にハマってしまった経緯と、その中で私が考えるハロプロ式YouTubeマーケティング術についてお伝えできればと思います。

公式のYouTubeチャンネルがこんなにある!

そんなハロプロ、公式YouTubeのチャンネルが細かに分かれているのが特徴的。ざっと並べてみるとこんな感じでした!

<所属グループ単体のチャンネル>

各グループのチャンネル 
→公式MVの他、新曲発売記念にライブ配信などを行なっています。

各グループのサブチャンネル
→公式チャンネルの他、サブチャンネルも運営。公式ではアップできないようなかなりゆるい動画もあり、このゆるさがファンにはたまりません。

<ハロプロ全体(がっつり情報系)>

ハロ!ステ
→2013年から続くYouTube番組。尺は30分で、週替わりでメンバーがmcとなり、ミニ企画や直近のライブ映像などが公開されます。ファンにとってはとてもありがたいチャンネル。

アプカミ
→こちらも毎週更新の30分番組で、主にレコーディングやMV撮影の裏側に密着してくれます。

tiny tiny
→メンバーをゲストに招き、そのパーソナリティーに迫っていくトーク番組です。(残念ながら現在は休止中)

<ちょっとしたお楽しみコンテンツ系>

OMAKE CHANNEL 
→内容に縛られず、さまざまな短い動画を不定期でアップ。メンバーがやりたいこと、ファンが見たいシーンなどが詰まっていて個人的には1番好きなチャンネルです。

これは一部でまだ紹介しきれていないチャンネルもあるので、本当にすごい供給数ですよね!ここまで映像コンテンツが豊富だと、沼にハマらずにはいられないです。汗

個人的名場面

個人的に感じているハロプロの魅力は、楽曲の良さ、個々人のパフォーマンスの高さ、若手メンバーの成長と卒業のドラマ…と多々あるのですが、その中でも特に惹かれるポイントとして「個性的なメンバーの人間性」があるんじゃないかなと思っています。

YouTubeという媒体は、そんな魅力を伝えるのにぴったりだったのでは?と思っています。そこで、こんな「ハロプロの良さ」を知るきっかけとなった個人的に印象に残った場面をピックアップしてみました!

(1)お家でもびよんず学校

自分がハロプロで1番推している「BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)」というグループの企画動画で、感染症の流行によりライブ活動が思うようにできなくなってしまったことをきっかけに始まった企画。

曜日交代制でメンバーが講師となり、自分の特技を活かして自分で動画を撮影&編集(!)。それぞれ得意分野を持っている個性的なメンバーが集まるビヨーンズのグループコンセプトにぴったりの企画だったなと思います。

例えば、当時現役音大生だった小林萌花ちゃんによるガチ音楽解説動画。普通に勉強になる…

【お家でもびよんず学校#6】4月22日 小林萌花先生

昭和歌謡曲オタクの島倉りかちゃんによる解説。ザ・ベストテンのパロディを入れた演出で愛がすごく伝わってきます。

【お家でもびよんず学校#71】5月30日 島倉りか先生 

西田汐里ちゃんによる「ぬか床ルーティン」動画。なぜぬか床!?という感じですが、同じグループ内でこの振れ幅…最高ですね

【お家でもびよんず学校#53】5月20日 西田汐里先生 

(2)OMAKEチャンネル単発企画

「OMAKEチャンネル」はメンバーのこれがやりたい!とファンのこれが見たい!が一番反映されているチャンネルだと思っていて、個性的な企画が多く、個人的には1番好きなチャンネルです。

 ソウルフルな歌声が魅力の段原瑠々ちゃん。ファンなら見逃せないイベントの裏側が見れるのは嬉しいですね。

Juice=Juice段原瑠々のマツダスタジアム国歌斉唱に密着!

女性では初の「1級マグロ解体師」免許取得者となった川村文乃ちゃんの合格の裏側に密着。

アンジュルム 川村文乃「1級マグロ解体師」合格の裏側に密着!

パンダ好きキャラを貫く山﨑愛生ちゃんのパンダグッズお買い物動画。推しが好きなものに囲まれているのは幸せしかない光景です。

モーニング娘。’20山﨑愛生のパンダさんグッズをお買い物!

(3)楽器レコーディング

ハロプロの動画コンテンツの面白さは、アイドル達の「表の顔」だけでなく、制作の舞台裏まで見せてくれるところだと思っています。そして、その際たるものが、この「楽器レコーディング」!

ハロプロを運営する事務所「アップフロント」は音楽事務所なので、インストも極力打ち込みではなく楽器の生音を入れることにこだわりがあるらしく、その様子をYouTubeを通して公開してくれています。ハロー!プロジェクトの世界観を成立させるために、本当にいろいろなプロフェッショナルな仕事があることを知ることができて、奥深い魅力を堪能できますし、インストを聞くのも楽しくなります。楽しそうに演奏しているのが印象的です!

つばきファクトリー「表面張力」楽器レコーディング

23:33~ あまり馴染みのないオルガンですが凄い神業…

「チョット愚直に、猪突猛進」こぶしファクトリー(オルガン・レコーディング)

まとめ

いかがでしたか?

正直、現在はテレビでの露出が少ないハロプロですが、YouTubeで事務所自らハロプロの魅力を発信する動画を企画、公開することで、私のような沢山の新規のファンを獲得できていると思います!また、色々な深度のターゲットに向けてチャンネルを複数作成して運営していくことで、アイドルの魅力をもっと知りたいファンにもっとハマってもらう仕掛けができているのではないでしょうか。実際、熱量が高いハロプロのファンは、ファン自らチャンネルを作成して魅力を発信していることも!

さらに、ハロプロに関わる裏方さん(楽曲提供者やダンスの先生など)も個人でチャンネルを持っていて動画に出演するなど、ハロプロの魅力を多方面から発信してくれています。

アイドル本人はもちろん、ハロプロにさまざまな関わり方をしている人たちが惜しげもなく「ハロプロ愛」をYouTubeで発信することで、新しいファンを増やすきっかけになるだけでなく、既存のファンにさらに魅力を感じてもらうきっかけにもなっているのではないかと思います。映像制作でも動画マーケティングでもそうですが、自分でどれだけ「愛」を持って、それを発信していけるかが大事なのかもしれないですね!

この記事を書いた人

磯部彩夏
エレファントストーンのディレクター

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