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「母と子」を描く!各社の最新プロモーション映像をご紹介

「母と子」を描く!各社の最新プロモーション映像をご紹介

画像参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000732.000039153.html

みなさん、今年の「母の日」はどう過ごされましたか?

実家で団欒したり、プレゼントを贈ったり、電話で感謝の気持ちを伝えたり。迎え方、楽しみ方は様々ですが、母の日の前後は「母」をテーマにしたプロモーション映像が数多くつくられる時期でもあります。

そこで本記事では、そんな「母」とその子どもを題材にした最新プロモーション映像を厳選してお届けしていきます!

「母と子」がテーマのプロモーション映像事例

1. カルピス「ぎゅうにゅううう?」編

アサヒ飲料株式会社は、今年の4月にカルピスの新CM「ぎゅうにゅううう?」を公開しています。主役となる母役には、長澤まさみさんを抜擢。娘たちとの微笑ましいやり取りが好評を博し、SNS上でも話題を呼んでいます。

2バージョン用意された本プロモーションの大きな特徴は、母娘の交流を通して、国民的な商品であるカルピスの知られざる魅力をコミカルに伝えている点にあります。生乳と乳酸菌からできていることを牛の人形を使って紹介したり、牛乳割という意外なアイデアを提案したり。視聴者にカルピスの魅力を楽しくアピールしています。

母娘のピースフルな表情にフォーカスしたカットも印象的です。シンガーソングライターのあいみょんさんの書き下ろし楽曲「ラッキーカラー」と映像の相性も抜群で、本作の和やかな雰囲気に彩りを与えています。

2. 茅乃舎「母の食べるをおもう」

「茅乃舎だし」等の和風調味料を販売する株式会社 久原本家。母の日間近の4月下旬にWebCM「母の食べるをおもう」編を公開し、大きな反響を呼んでいます。

母の日をモチーフに母娘の深い絆を描いた物語性の高い作品。親元から離れ自立した生活を送る娘が、母と暮らした日々を振り返るエモーショナルな設定で、視聴者が共感を抱けるような1本に仕上げています。

プロモーション対象である「茅乃舎だし」の組み込み方も絶妙で、「母の日は、母の食べるをおもう日に」という食品メーカーらしいメッセージにうまく繋げています。

3. 東京ガス「母の推し活」

2008年から一貫して家族の姿を描いたテレビCMシリーズを制作している東京ガス株式会社。今年の3月には、母の日に向けたプロモーションとして「推し活」を題材にしたユニークなCMを公開しています。

昨年公開のCM「母の推し活篇」は、日本最大級の広告賞「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 」2023年第63回のゴールド賞を受賞。家庭や会社で懸命に働き、家族を支えながら「推し活」をする母への想いを娘が伝える物語で、クリエイティブ業界からも高い注目を集めています。

1年前に公開されている、母目線で描いたこちらの前作もあわせて視聴すると、本作が推し活する方の想いを汲んだ上で丁寧に制作されていることが伝わります。母が好きなもの(K-POPアイドル)に熱中することをきっかけに、母娘の関係がポジティブに変化していく様子は、見る人の感情を動かすでしょう。

世情を織り交ぜつつ、1年間繰り返し見ても飽きのこない耐久性のある作品に仕上げたテレビCMシリーズのモデルケースとも言える1本です。

4. ボートレース「カミオの夢、母の夢」篇

ボートレースの興奮やボートレーサーの魅力をYouTubeで伝えているボートレース公式チャンネルでは、母の日に向け、今年の4月に披露された最新CMが公開。心温まる会話と俳優の神尾楓珠さんの熱演がSNS上で大きな話題を呼んでいます。

シチュエーションはいたってシンプル。母からの言葉でボートレーサーの青年の心に灯がともる瞬間を描いています。メッセージは明確で力強く、夢を追いかける若者の背中を押してくれる情熱あふれる1本です。

15秒のショートバージョンも公開されており、再生回数は1000万回を突破。わずか15秒のCMですが、母と子の強い絆を感じさせてくれるハートフルな内容になっていますよね。

手の込んだストーリーをあつらえなくても、胸に響くセリフを用意することで、多くの人々の共感を呼び起こすことができます。こちらの映像は、そんな会話劇のお手本のようなプロモーションといえるでしょう。

まとめ

どれもショートショートや短編映画を見ているかのようなクオリティで、ハートフルなものも多かった印象です。親子の絆はいつの時代も変わらないものとして描かれがちですが、令和の時代、その手法は変わらないのでしょうか。

今後はそうした観点からも「母と子」をテーマとしたプロモーションに注目したいです。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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