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日本BtoB広告賞「採用系映像の部」受賞作品に注目

日本BtoB広告賞「採用系映像の部」受賞作品に注目

5月23日、日本BtoB広告賞受賞作品が発表されました。

日本BtoB広告賞とは?

日本BtoB広告賞とは、BtoB広告の普及、振興をはかるために1980年から開催しているBtoB広告作品のコンテストです。このコンテストはBtoB広告分野のコミュニケーションツールにスポットを当て、その広告作品を通して展開される企業コミュニケーション活動(広告主)と制作にかかわる総合技術(制作社)の優れているものを表彰。ビジネス・マーケティング・コミュニケーションの一翼を担うBtoB広告の発展と総合的なレベルアップを図ることを目的としています。

BtoB広告とは、経営者など決裁権を持つ方に訴求する広告です。BtoC、つまり消費者へ向けた広告と違うのはビジネスマンや経営者に向けた“しごと”の広告であることです。それに賞があることも驚きですが、さらにその中は新聞広告部門、雑誌広告部門等、多数の部門に分かれています。

カタログや採用、Webサイトといった区切りの中で映像部門も用意されており、今回はその映像部門にフォーカス。採用系映像の部での受賞作品をご紹介していきます。

日本BtoB広告賞「採用系映像の部」受賞作品

金賞 – 株式会社電業社機械製作所

WORKS STORY of DMW(制作:パーソルキャリア株式会社)

求職者が国の社会インフラやエネルギー設備を支える機械を設計している技術者への理解を深めることができる映像となっています。

地方のニッチ産業トップ企業として、他社との母集団獲得競争に勝つため「普通の採用動画とちょっと違う」をコンセプトに、映像にはファッション系監督を起用。求職者への調査では9割が好印象、8割の意向度が上昇という結果を得たそうです。

銀賞 – 清水建設株式会社

海外施工管理 採用ムービー(Short ver.)(制作:株式会社トータルオフィスパートナー、株式会社bird and insect)

施工管理の仕事をリアルなドキュメンタリードラマ風に。フルバージョンは8分ありますが、ショートバージョンは1分50秒と僅か100秒程の小気味良いテンポでインドネシアでの海外施工シーンを掘り下げています。

求職者が清水建設の海外事業(施工管理)に憧れる映像を目指して制作。無難な映像制作はしない、思い切った撮影・映像表現を駆使、インタビューはリアルな語り・言葉が反映されています。

銅賞 – 鶴田電機株式会社

鶴田伝記 第1話「国際規格に対応せよ」篇(制作:株式会社GEKI)

昔話風のロゴで始まるアニメーション。創業者がトランス事業を開始し一目置かれるようになるところからシーンは始まり、成功体験、失敗談、さらには震災などの災害を乗り越えて「世界」の鶴田になるまでを描いた5分ほどの作品です。

トランス事業を軸に創業から51年目を迎える鶴田電機が歩んできた軌跡とこれからの未来を描いた就活生向けのアニメCM。企業史とこれからの展望が全4話で制作されています。紆余曲折を経た鶴田電機株式会社で働くからこそ味わえる特別な働きがいを訴求しています。

まとめ

ドキュメンタリー形式、アニメーション形式、表現の手法は異なりますが、受賞作ともあってどれも引き込まれるエネルギーがありました。今後も各広告賞に注目していきたいです。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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