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牛丼御三家CM比較!「松屋」「吉野家」「すき家」のCMはここが違う!
こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。500円前後で並盛をお腹いっぱい食べられる牛丼。私たちのお昼の頼もしい味方です。富士経済外食マーケティング便覧2024によると、牛丼業界は現在約5,530億円の市場があると言われています。
そして、その88%を吉野家、松屋、すき家の3社(通称:牛丼御三家)が占めているという少し珍しい業界です。「吉野家派」「松屋派」「すき家派」とで意見が分かれるなどの話題もありますが、各社のプロモーション映像ではどのような違いがあるのでしょうか?
牛丼御三家のCM比較
吉野家
吉野家は公式YouTubeチャンネルを2年ほど前に開始。比較的新しいチャンネルで更新頻度も高くありませんが、すでに2.1万人の登録者を数えています。4か月前に公開された最新CMは2本立て。
吉野家は2022年より「藤田ニコルさんが吉野家のアルバイトしていたら…」という設定で「藤田ニコルの吉野家バイト日記」シリーズCMを制作。こちらの2本も藤田ニコルさんと宮川大輔さんの掛け合いがコミカルで軽快な流れになっています。
藤田ニコルさんがアルバイトをするという面白い角度の企画で話題性を獲得するだけでなく、宮川大輔さんが美味しく豪快に食べるシーンを入ることで視聴者が吉野家の牛丼を食べたくなるよう上手くアピールしています。
松屋
松屋というと、過去にはマツケンサンバをCMに起用したことでも話題を集めました。ユーザーから「めちゃくちゃだが面白い」と意見が出るなど、インパクトの強さには定評があります。
こちらのCMは10年ぶりのテレビCMで、それもあってか印象の強さを狙ったように見える1本になっています。
今年6月に公開された新CM「明日へ、がっつけ」では、松屋を漠々と食べる様子をアニメーションで再現。型にはまらず色々な挑戦をしています。
また、松屋は実はSNS運営に定評があり、Instagramが定期的にバズることも。
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今年6月の松屋あるあるも17万回再生を記録。「電通報」では松屋Instagramをバズらせたgrass株式会社のエグゼクティブプロデューサーの齊藤さんは以下の通りコメントしています。
「松屋は日本で知らない人はいないと言っていいほど知名度が高く、熱烈なファンに愛されているブランドである一方、インスタユーザーの中心であるZ世代・ミレニアル世代の間でブランドに対しての具体的なイメージや親近感がない」
すき家
吉野家、松屋と比較して、すき家は王道ともいえるアプローチ手法をとっています。
チーズ牛丼でお馴染みのすき家は石原さとみさんを起用し、7月5日にCM『扇風機でうな牛!』を公開。石原さんが夏休みに帰省し、姪っ子と一緒に「うな牛」を堪能するシーンを通して商品を訴求します。
CMは、石原さんと姪っ子が扇風機に向かって「うなぁ うなぁ ぎゅう ぎゅう」と恒例のかけ声を叫んでいるシーンからスタート。口いっぱいに「うな牛」を頬張り、“ああ、私は、これを待ってたんだな。”と夏の風物詩のうなぎとすき家の牛丼の組み合わせを堪能する様子を映しています。
まとめ
このように牛丼御三家は色々なアプローチでCMを展開していました。同じ業界・似た商品でもPR手法によってその見え方が異なってくるのは面白いですね。
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