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「平成リバイバル」が熱い!
平成レトロ風の企業CMを厳選紹介

「平成リバイバル」が熱い! 平成レトロ風の企業CMを厳選紹介

画像引用:https://www.hokepon.com/news/other/37162/

こんにちは!映像制作会社・エレファントストーンが運営するZOORELです。

ここ最近、平成レトロを感じさせる映像コンテンツが増えています。TikTokトレンド大賞2025のホットワード部門で「平成リバイバル/come again」が受賞するなど、平成初期を中心としたどこか懐かしく、それでいて新しい感覚が、SNSを通じて急速に広がっています。

そこで今回は、「平成レトロ」をモチーフにした企業CMを厳選してご紹介します。

平成レトロ風CM 事例紹介

1.株式会社保険見直し本舗-CMシリーズ

全国に350店舗以上を展開する株式会社保険見直し本舗は、平成初期のドラマを思わせるテイストをモチーフにしたCMシリーズを、2025年から展開しています。

どこか懐かしさを感じさせる演出や演技、映像表現が話題を呼び、公式YouTubeチャンネルでは再生回数1,100万回を突破。平成レトロの空気感を現代的に再解釈した事例として、大きな反響を集めています。

名作ドラマ『101回目のプロポーズ』を彷彿とさせる、レトロなショートドラマ形式で商品をユーモラスに訴求している点も特徴です。懐かしさを感じさせる映像表現を用いながら、結婚といったライフイベントを軸に「保険の見直し」というテーマを自然にプロモートしています。

2025年12月に公開されたシーズン2は、公開から間もなく再生回数330万回を突破。シーズン1に続き、今回も高いアテンションを獲得しています。

本CMは、30秒バージョンに加えて15秒バージョンも展開されており、全体を通してアナログ感のある、どこか「おバカ」なテイストが特徴です。

4Kの高画質で撮影された映像を、あえて編集で「昔ながらの質感」に加工。カメラワークも意図的に“ダサさ”を演出し、急なズームやチープなエフェクトなど、レトロ風映像の定番表現が随所に盛り込まれています。

平成レトロを再現するうえでの表現のレシピが詰まった一本として、映像制作の参考になる事例と言えるでしょう。

2. アットホーム株式会社「at homeの住まいさがし講座」CMシリーズ

不動産情報サービスのアットホームは、住まい探しのチュートリアルを平成レトロ風に描いた新WebCMシリーズを公開し、好評を集めています。

本作で注目したいポイントは、レトロなユーモアと実用的なメッセージを両立している点にあります。

懐かしい映像スタイルやBGMをモチーフにしながら、住まい探しのコツをわかりやすく、かつ楽しく解説。エンタメ性と実用性を兼ね備えた構成で、ユーザーの興味を引くことに成功しています。YouTubeでは100万回再生を記録するなど、WebCMとしても高い注目を集めています。

現在までに、15秒前後のショートコンテンツ全14本が公開されています。いずれの作品も、平成初期を彷彿とさせる世界観を共通項としながら、住まい探しに悩む人物が奇想天外すぎる解決策を思いつくというユーモラスな構成が特徴です。

平成リバイバルならではのノスタルジックな要素を、WebCMとして現代的にアップデートすることで、若年層から大人世代まで幅広く訴求。「懐かしさ」と「実用性」を両立させた、好例と言えるCMシリーズでしょう。

3. 花王株式会社-「Essential」

昨年5月、花王のヘアケアブランド「Essential」が、2000年代の人気ゲーム「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」とコラボし、WebCMがZ世代を中心とした共感型プロモーションを企画。平成リバイバルブームを捉え、ゲームの映像を活用することで、梅雨時の髪の悩みを解決するヘアケア商品のアピールを行っています。

コラボの背景には、エッセンシャルが掲げる“心ときめくヘアケア体験”という理想と、『ラブ and ベリー』が持つ“オシャレを楽しむ”世界観に親和性の高さがあります。特にZ世代を中心に平成レトロブームが広がる中で、『ラブ and ベリー』の持つ魅力は話題性十分。SNSで拡散され、大きな反響を呼び起こした1本です。

4. ユニバーサルミュージック合同会社-冬のキャンペーン「#プレイリスト聴こうよ」シリーズ

ユニバーサルミュージックが2025年冬のキャンペーンとして展開したCMシリーズ「#プレイリスト聴こうよ」は、平成時代のノスタルジックな恋愛や青春をテーマに、音楽を通じた心のつながりを描いています。

本シリーズは、2025年に再燃している「平成リバイバル」ブームと密接にリンクし、平成文化や音楽をモダンに再構築したCMシリーズです。

CMは全4篇で構成されており、平成を舞台にした「恋の結末」篇、「恋の熱唱」篇、「恋の鼓動」篇、そして令和を舞台にした「恋の運命」篇を通して、Z世代をターゲットに冬の名曲プレイリストをプロモートしています。

シリーズ最大の魅力は、平成レトロを最大限に活かしたビジュアル表現にあります。16mmフィルムを思わせるざらついた粒状感のある映像に、赤や青が点滅するカラオケボックスの照明演出。こうしたディテールが重なり合うことで、2000年代のノスタルジックな空気感を鮮やかに再現しています。

5. 養命酒製造株式会社-【昭和100年CM】『すこやか薬用養命酒のうた』

最後に、平成リバイバルと並行してブームを広げつつある昭和レトロをテーマにした最新CMを1本ご紹介します。昭和レトロをコンセプトにした「昭和100年CM」として話題を呼んでいる、薬用養命酒の新CM『すこやか薬用養命酒のうた』がこちらです。

平成初期を思わせるレトロな家族描写を、「昭和100年」という切り口でアレンジした本CM。古いテレビを彷彿とさせる粒状感のある映像に、ノスタルジックなアニメーションを融合させることで、昭和から平成初期にかけてのCM表現へのオマージュを感じさせます。

約400年にわたるブランドの歴史を活かし、作中には約95年前のボトルも登場。「健康といつまでも」というメッセージを、タイムスリップ感のある演出で印象づけています。さらに、踊りと連動したキャッチーな楽曲も話題となり、Z世代を中心に好評を獲得。昭和レトロを現代的に再解釈した好例と言えるでしょう。

まとめ

令和の時代を迎えたいま、「平成」は古くて新しい時代として再評価されつつあります。当時のエネルギーや空気感を現代的にアップデートすることで、平成をリアルタイムで知らない世代にとっては「新しい」「エモい」と感じられる体験へと変換されています。

こうした感覚は、CM表現にも確実に波及し、ノスタルジーを起点とした新たなトレンドを生み出しています。これからの広告表現において、「レトロ」をどう再解釈するかは、ますます重要なテーマになっていくでしょう。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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