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池松壮亮が巡る“刺激の東京”。JR東海の新CM「#東京ゾクゾク」
こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社、株式会社エレファントストーンです。
2025年1月、東京の人口は1,400万人を超え、日本人の10人に1人以上が東京に住んでいるとも言われるほど、都市への集中が続いています。
東京は日本の中心都市である一方、浅草などの名所を抱える観光地としての顔も持っています。そのため、インバウンド向けに東京を紹介する動画は数多く制作されています。しかし、日本人に向けて東京の魅力を改めて紹介する動画は、実はそれほど多くありません。多くの人にとって、東京は“日常の風景”として捉えられているからです。
そんな中、2025年にJR東海がスタートしたのが「#東京ゾクゾク」シリーズ。関西や中部に住む日本人に東京へ足を運んでもらい、その魅力を体験してもらうことを目的としたプロジェクトです。今回は、この「#東京ゾクゾク」シリーズの映像を紹介していきます。
東京ゾクゾクとは?
昨今、インバウンドに注目が集まりがちですが、日本人の国内旅行も着実に回復しています。観光庁の調査によると、国内旅行者数は2023年に4億9,758万人、2024年には5億3,995万人と増加し、すでにコロナ禍以前の水準を上回っています。
一方で、国内旅行の目的としては「温泉」や「リラクゼーション」が多く、大阪や名古屋といった大都市圏に住む人が、同じ大都市圏である東京へ旅行するという発想はあまり一般的ではないようです。
そんな中、JR東海が2025年にスタートしたのが「#東京ゾクゾク」キャンペーン。俳優の池松壮亮さんを起用し、東京を訪れる際の高揚感や、旅で得られる「刺激」や「感動」を表す感情としての“ゾクゾク”と、多様な観光プランを“続々”と提案していくという意味を掛け合わせたプロジェクトです。
「何度訪れても新鮮で、心震える体験ができる“東京”への旅を提案する」——そんなコンセプトのもと、新しい東京の楽しみ方を発信しています。
【JR東海】『#東京ゾクゾク』CM「アート」編
2026年1月に公開された第2弾「アート編」では、「アート」をテーマに感性を刺激する東京の旅が描かれています。俳優の池松壮亮さんが実際にアートスポットを訪れ、作品に触れた瞬間に思わず見せる「ゾクッ」とする表情や、都会の喧騒の中に潜む刺激や感動に心を揺さぶられる様子を繊細に演じています。
本CMは現在、YouTubeで1,402万回以上再生されるなど、大きな反響を集めています。また、中部圏や関西圏を中心にスポットで放映されており、首都圏ではなかなか目にする機会が少ない“地方限定”のCMとなっているのも特徴です。そのため、YouTubeなどで初めて目にしたという人も多いかもしれません。
こうした放映エリアの設計は、東京に日常的に接している首都圏ではなく、関西や中部といったエリアの人々に向けて「東京を旅先として再発見してもらう」というキャンペーンの狙いとも一致しています。東京はアートの中心地のひとつでもあり、美術館や博物館などの文化施設が数多く集まっている点も大きな魅力です。
今回の映像は、そうした都市の文化的側面にフォーカスすることで、単なる観光地としてではない“感性を刺激する旅先としての東京”を印象づける内容になっています。また、インタビュー、メイキングも公開されています。
本編は15秒と非常にコンパクトな構成ですが、メイキング映像は約5分、インタビュー動画は約8分と、むしろこちらが本編と言ってもよいほどのボリュームになっています。出演者へのインタビューなどを通して、映像の舞台となったスポットや東京の魅力をより深く掘り下げている点も特徴です。
近年のプロモーションでは、短いCMを“入口”として視聴者の興味を引き、その後にメイキングやインタビューといった長尺コンテンツでブランドや体験の背景を伝える手法が増えています。本作もそうした構成を取り入れることで、単なる広告にとどまらず、東京という都市の魅力をより立体的に伝えるコンテンツへと広げていると言えるでしょう。
まとめ
シリーズ型のプロモーションというと、短期間に複数の作品を展開したり、年間で何度も新作を公開したりするケースが多く見られます。一方で「#東京ゾクゾク」は、年に1本のCMを丁寧に制作しているような印象があります。短い本編に加え、メイキングやインタビューなどを通じて東京の魅力を立体的に伝える構成も、このシリーズならではの特徴と言えるでしょう。
今後も長く続いていきそうなシリーズだけに、早くも次の第3弾がどのようなテーマになるのか気になるところです。