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2021年にもはや必須!動画リワード広告とは?
インターネット上の動画広告が成長著しいことは定期的に話題となっています。
動画リワード広告とは?
動画リワード広告では、15から30秒の動画広告のリンク先(主にApp StoreのようなストアやWebサイト)で、アプリを購入、ダウンロード、品物を購入することで成功報酬を得るしくみです。媒体はさらに会員に対して「〇〇をしたらxxポイント付与」のようにポイントを与えることで動画リワード広告の視聴を促します。
漫画アプリで「後もう1話読みたいのに」と言うときにCMを見ると無料で読むことができます。あれこそが動画リワード広告の代表例になります。
クリックすると……
上記は実際のLINE漫画でのケースです。もう1話読むには「CMを見る」ボタンを押し、動画リワード広告を見る必要があります。
まとめるとこうなります。
- 動画広告の1つである
- アフィリエイト広告の1つでもある
- 視聴者にもプレゼントまたはアプリ内インセンティブがある
- 約15秒から30秒ほどの長さ
- 見始めると回避する方法はないが、有料オプション等で消すことができるオプションがある
- スキップ不可である
なぜ動画リワード広告なのか?
『AdPushup』は「2021 年に向けた 66つの必須プラクティス」において、AdPushupはA/Bテストなどを用いて広告の効果測定をしている中で動画広告、特にアフィリエイト広告の進化版を呼ばれる動画リワード広告が大きな効果を生んでいることを着目しています。
その理由は「等価交換」にあると言います。
つまり、動画をスキップしないで見終わらなければならない。ユーザーはそれによってプレゼントやインセンティブを得ることができる。
『AdPushup』は5つのポイントをあげてその効果を紹介します。
- ゲームアプリの90 % が動画リワード広告を採用しており、市場で「最もホットな収益源」と呼ばれています。
- ゲームのユーザーの71 % は、アプリ内の課金よりもゲーム内で動画リワード広告を見ることを好みます
- 開発者の62% が、動画リワード広告を導入した後、ユーザー維持率が向上したと感じました
- モバイルゲームデベロッパーの52% が、リワード広告を最も収益の高いゲーム内広告と呼んでいます
- 動画リワード広告は、インタースティシャル動画よりも2 倍効果的です
ユーザーにとっては無課金で強くなる、漫画を見ることができるなど課金ユーザーに近い環境を維持できる。開発側は高い収益性を得られる、広告出稿側は必ず広告を見てもらえるエンゲージメントの高さがあげられます。
日本ではブルーオーシャン?の動画リワード広告
日本ではまだまだ広告側の出稿に偏りがあるというのが正直なところです。自分自身、漫画やゲームが好きで良く動画リワード広告を見て無課金で頑張っているのですが、多くの広告は「海外製ゲームアプリ」です。つまり、日本のゲームでもないし、日本の商品でもありません。そして、採用しているサイトは漫画、ゲームといったジャンルに偏ります。
しかし、本来は商品紹介、ブランディングにも使えるはずです。
実際、海外ではもう少し進んでいます。音楽ストリーミング アプリの 『Spotify』では、ユーザーは広告を表示する代わりに、音楽をストリーミングおよびダウンロードする権利を得ることができます。
語学教育アプリの『Duolingo』では、ユーザーは広告動画を視聴することで仮想通貨(ハート)を獲得できます。得たハートを使ってレッスンを無料で受けることができます。次回は実際に動画リワード広告を運用するにあたり注意点を紹介します。