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夢見た未来がそこにある。最新ホログラム広告の世界

夢見た未来がそこにある。最新ホログラム広告の世界

街中のプロモーションの中心がデジタルサイネージへとシフトしていく中、3Dホログラムへの注目が日増しに高まっています。従来のように大がかりなマス広告を打たなくても、人が集まり、モノが動くーー。

今回は、そんな最新のホログラム技術を活用したユニークなPRの事例をご紹介します。街頭広告や店頭広告の未来がそこにあるホログラム広告の世界。ぜひチェックしてみて下さい!

圧倒的な近未来感!サイバーシティ渋谷のホログラム看板

通りかかった誰もが、思わずその歩みを止めるーー。渋谷マークシティが展開したこちらのプロモーションには、そんなホログラムの魅力がぎゅっと詰まっています。

“僕らが夢見た未来はもうすぐそこまで来ている。”

冒頭で表示されたこの一文が、ホログラム広告の魅力を見事に言い表しています。近未来のシンボルとも言えるホログラムの現在地について、ホログラムそのものを使って言及したメタな発想も斬新です。

2019年12月にオープンした東急プラザ渋谷の玄関口には、最新のホログラム技術で再現したデジタルハチ公が登場。マスメディアでも取り上げられ大きな話題を呼んだので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

広告媒体や情報伝達手段は多様化していますが、新しい“体験の場”を顧客に提供するプロモーションとして、ホログラムの右に出るものはありません。

ロンドンのホログラム広告

続いて、ホログラムを活用した海外のプロモーション事例をご紹介します。ロンドンのスタートアップKino-moが2017年に行ったリアル店舗によるホログラム広告がこちらです。

この動画を視聴すると、現在の3Dホログラムの映像がかなり鮮明で、顧客へのインパトが絶大であることが、よく分かります。ブランドロゴやPRしたい商品を空中に投影することで、2次元広告ではおよそ実現不可能とも思える緻密な世界観を見事に具現化していますよね。

立体的な映像と音の組み合わせによって消費者との新しい関係づくりが出来るのも、ホログラムならではの魅力です。

こちらの動画では、いったいどのようなカラクリでホログラムが写し出されているのか分かりやすく解説しています。小型の扇風機のような装置を用いているのがとても興味深いですよね。

街頭ディスプレイとしては価格が安く、設置も簡単で異なる映像ツールやメディアと組み合わせればその可能性は無限大。ハイブリッドなプロモーション展開を模索してみても面白いのではないでしょうか。

また、遠隔操作で複数の映像配信や切り替えをスムーズに実行する事が出来る点も3Dホログラムのメリットの一つです。

コロナを突き破る!マレーシアの仰天ホログラム広告

もう一つ非常にユニークな海外の3D広告の最新事例をご紹介します。

マレーシア最大のショッピングモール「パビリオン」に設置されたている電子広告なんですが、迫力がありすぎてもはや映像なのか本物なのか見分けがつきません。しかも、特殊なホログラム装置を活用しているわけではなく、ごく普通のデジタルサイネージを使っているそうです。

金色の雄牛が窓に向かって突進して「Togethe Fight Against COVID-19」という英文のメッセージを粉砕する内容になっていることから、コロナ禍に立ち向かう人々にエールを贈るために今年制作された街頭プロモーションであることが分かります。

3Dホログラムのクオリティがここ数年で飛躍的に高まり、世界的な注目を集めていることを象徴する素晴らしい映像作品だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?SF映画やマンガの中で描かれた近未来がすぐそこまで来ているーー。そのちょっとした驚きを共有したくて、今回はホログラム映像を使ったプロモーションの事例をいくつかご紹介させていただきました。

実はホログラム自体は、1960年台から存在する歴史の古いテクノロジーなんですが、ここ最近の技術革新は著しいものがあり気が付けばビジネス利用も多くなりました。意外にもデジタルサイネージとの相性は抜群なので、また面白い物を見つけたら継続してお届けするつもりです。どうぞお楽しみに!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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