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アートでつながる『逗子アートフェスティバル』× 誇りづくりの会社『エレファントストーン』それぞれの想いが融合した映像が完成。

アートでつながる『逗子アートフェスティバル』× 誇りづくりの会社『エレファントストーン』それぞれの想いが融合した映像が完成。

皆様、こんにちは!

2022年5月、エレファントストーンメンバーは神奈川県逗子市で開催された逗子アートフェスティバル2022の作品「ぼくたちのうたがきこえますか2022」に撮影チームとして参加させていただきました。

アートで繋がる逗子の皆さまの想い、映像を通して誇りをつくるエレファントストーンメンバーの想いが交差して素敵な映像が完成しました。

あれから1年。今回は映像の公開と共に、当時の様子や参加者の想いをお届けします!

 

逗子ってどんな街?

画像引用:逗子市公式サイト

逗子市は神奈川県の南部に所在する人口57,000人ほどの都市です。海に隣接しており、街全体に流れるゆっくりとした独特の空気感が魅力的で観光やベッドタウンとしても人気を集めています。今回、逗子アートフェスティバル2022に参加されていた方に逗子の魅力についてお伺いしました。

「たまに来たくなる、逗子のゆったりとした空気感が好きです。個人経営のお店がたくさんあったり、やりたいと思ったことに対して挑戦しやすかったりする街なんじゃないかなと思います」

「アートフェスティバルや映画祭など、一年中通してイベントがあるので外から来た人も楽しめると思います。それと、今日は海が綺麗だとか、星が綺麗だとかいう会話が自然にあるのが良いですよね」

などのお声があり、地域に対する前向きさを感じたことが印象的でした。素敵なお話を聞かせていただいた皆さん、ありがとうございました!

 

エレファントストーンが撮影を行った「逗子アートフェスティバル」とは

画像引用:海のほとり美術館

「アートを使ってまちづくりをしよう」そんな逗子の皆さまの想いが込められた活動が、逗子アートフェスティバルです。2011年から逗子市主催で行われていたところ、2018年からは市民が自主的に運営を受け継ぎ、現在は公共事業ではなく協働事業として、逗子市民の皆さまが主体となって運営されるようになりました。

アートフェスティバルを通して、「逗子を魅力的に感じてもらいたい」「逗子に住みたいと思ってもらいたい」そんな想いを持つ逗子の皆さまによって開催されています。

アートフェスティバルは本来秋に開催されますが、今回はプレ企画として、逗子市の市営プールを舞台にしたインスタレーション「海のほとり美術館」がオープン。朝から「みんなでつくるプールでの大型アート作品」が展示されました。観覧者はプールに浮かべられたビニールボートに乗り込み、水面を流れながら作品を鑑賞できる仕掛けになっています。

そのプールの中心にあるのが海洋プラスチックで制作された「糸」からつくられた舟のインスタレーション作品。このプラスチック製の「糸」は、逗子海岸に漂流したプラスチック片や逗子市の小学校から集められたペットボトルのキャップでつくられています。

その他にも展示されていたアート作品全て、制作過程で出る廃棄物を出来るだけ少なくし、企画終了後は家具素材に再利用をすることを前提としてつくられているそうです。作品制作を通じて、地域の大切な自然資源である海の状況を考える、そんな一面も作品の魅力の一つとなっています。

 

エレファントストーンで撮影することとなった経緯

なぜ、エレファントストーンメンバーが逗子アートフェスティバルの撮影チームとして参加させていただくことになったのか。そのきっかけは、現在逗子市に居住している弊社ディレクター/マネージャーの嶺の呼びかけでした。

嶺は2018年から逗子に移住し、2020年より逗子アートフェスティバルの作品を制作する方々の撮影・サポートをする広報的なポジションで「逗子アートフェスティバル」に携わっています。

逗子アートフェスティバルの看板作品である「ぼくたちのうたがきこえますか」シリーズが今年最終章を迎えることとなり、今年の作品に込めた想いを単なる記録ではなく記憶として残したい。実際にパフォーマンスを観れなかった人に体感してほしい。

そして、“カタチにできない想いを映像を通して表現し、誇りをつくる。誰もが自分たちの魅力を誇り、胸を張ってポジティブに生きている。そんな色鮮やかな未来を創る。”そんな想いを掲げるエレファントストーンで今回の映像を撮りたい」

という嶺の想いから、今回エレファントストーンチームが撮影部隊として逗子アートフェスティバルに参加する運びとなりました!

 

会場全体を映す。360度カメラによる撮影

今回、通常のカメラでの撮影のほかに360度VR撮影も実施したのですが、VR撮影については、株式会社ハコスコ様よりご提供いただきました360Anywhere 8K VR Camera(teche社)を使用しました。

(株式会社ハコスコ様:https://hacosco.com/

「ぼくたちのうたがきこえますか2022」では、オープニングパフォーマンスとして2022年の5/21(土)、5/22(日)の夜にインスタレーションとダンスが融合したパフォーマンスが行われました。

パフォーマンスの撮影を担当するにあたり、「逗子の皆さまがみんなでつくり上げるパフォーマンスを記録に残し、誇りとなる映像をつくるためにプロとして何ができるか?」と考える中で行き着いたのが“360度カメラ”による撮影でした。

360度カメラでの撮影は、客席も含めて海辺のひらけた空間全体を映すことが可能です。広さを最大限に活かした空間演出をそのまま体験できる、VRならではの映像で記録することが決定しました。

 

エレファントストーン参加メンバーの想い

多くの人の想いが詰まった今回の企画には、エレファントストーンから約15名のメンバーが参加しました。メンバーに参加理由を聞いてみると、

「アートフェスティバルという企画自体に興味があったこと、エディターのため撮影現場に行くことがほとんどなく、行ってみたいと思っていたことをきっかけに参加しました。また、普段はあまり使用しない360度カメラでの撮影とのことで、どんな映像に仕上がるのか興味があったのでぜひ参加したいと思いました!」

「インスタレーションとダンスなど、表現に寄り添う映像の制作に参加できる良い機会だと思っていました。クライアントワーク以外にも映像制作に携わりたいと思っていたので、このような機会があるのが嬉しかったです!」

などの声が。表現をどう映像に映すか、逗子の風景をどう切り取るか、メンバー自身がワクワクしながら撮影に臨んでいたようです!

 

実際に完成した映像はこちら

Day1

Day2

360°映像

通常のカメラと360度カメラの映像を組み合わせることで、複数の場所で同時に展開する出来事と、その連動の様子を表現しています。

その場にいなかった人にもパフォーマンスの魅力、アートの魅力、逗子の魅力が伝わるよう、逗子の皆さまとエレファントストーンが一緒につくった映像となりました。

 

今回のイベントを通して得られたもの

今回エレファントストーンが参加させていただいた「ぼくたちのうたがきこえますか2022」は、逗子アートフェスティバルの企画「ぼくたちのうたがきこえますか」シリーズの最終章として開催されました。

本企画を終えての心境と逗子に対する思いをアートフェスティバルを主催された3名にお伺いしました。また、撮影に参加したエレファントストーンメンバーにも感想を聞いてみました。

 

主催3名とエレファントストーン嶺の感想

今回、運営の中心となって準備をされた長峰さんと松澤さん、パフォーマンスを中心となってつくられたダンサーのChiiさん、そして今回エレファントストーンが参画するきっかけとなった弊社ディレクターの嶺から感想をもらいました。

①これまでの活動を振り返って、逗子アートフェスティバルを通じて得たものはなんでしょうか?

(左:松澤さん、右:長峰さん)

長峰さん:僕は2017年に東京から逗子に引っ越しをしてきて、友人に誘われて逗子アートフェスティバル(ZAF)2018の会議に出席し、以来5年間企画担当として活動を続けてきました。
“自分たちで何か面白いことをみてみたい”という純粋な気持ちで関係性を培うことができたのは、僕にとって本当に奇跡のようなことです。一生の宝物になると思います。

松澤有子さんのインスタレーション作品やChiiちゃんのパフォーマンス演出は本当に素晴らしく、その空間の近くに身を置けたこと、その時間を一緒に過ごしたこれからもずっと続く仲間と知り合うことができたこと、これは一番の宝物です。

(ダンサー:Chiiさん)

Chiiさん:ゆうちゃん(松澤さん)とみねさん(長峰さん)はもちろん、沢山の素敵な人たちとの出会いが1番です。“やらなきゃいけないもの”ではなく“やりたいもの”を逗子の地でみんなと真剣に楽しみながらつくることができ、その苦悩も喜びも共に達成感を味わいながら5年間やらせてもらえたこと。これは私の中でとても大きな出来事になりました。

②最終章の記録として制作された映像を見た率直な感想を教えてください。

長峰さん:エレファントスートン様の映像に関する技術力、そして何よりも良い映像作品をつくりたいという「強い想い」が伝わってきて、映像をみて“よくここまで!”っと感嘆しました。

また、作品・パフォーマンスの特性にあわせた360度カメラを使った撮影など、新しい試みにチャレンジしていただけたことも、作品側の立場の者としてはとても嬉しいことでした。
パフォーマンス当日は企画担当としての心配事やパフォーマンスの中身以外のことに頭がまわっていて客観的にみることができなかったので、このとても美しく完成した映像をみて、一観客としてワクワクできました。

そして、パフォーマンスDay2のラスト(19:25あたり)での偶然の流れ星。これをバッチリ映像として残しているエレファントストーンは、やっぱり持っているなぁ〜。

松澤さん:あの時の色々な感情、湿度温度などの生感がよびおこされて、感動がむくむくとふたたび。涙

演者だけでなく、エレファントストーンのみなさん、特に嶺さんがリーダーとして率先してプールの中に入って撮影している姿、全ての人たちがそれぞれの持ち場でより良いものをと同じ方向をみていた時間、全てにおいて本当に本当にありがとうございます!!!

Chiiさん:映像を見て、会場での臨場感や景色、インスタレーションアートは元より、ミュージシャンやキャストみんなのいいところを映像として残したい!という気持ちで撮影、編集していただけたんだろうなと感じました。本当にじゅんちゃん(嶺)には感謝しております!

(エレファントストーン:嶺)

:リハーサルが1回しか無く、参加してくれた撮影スタッフの社員たちもほぼぶっつけ本番のような状態で臨みました。決して完璧な撮影ができたわけではなかったですが、最終的にChiiさん、松澤さん、長峰さんの想いを汲み取って感動していただけたかなと思っています。

③今後、逗子がどのような街になっていくことを願っていますか?

長峰さん:逗子は人口約57,000人の小さな街。東京から1時間で便利だけど、市に潤沢な予算もなく、高齢化も進んでいる。でも海も山もあり、温かく面白い人たちがいる。
今、小さい子どもたちが「自分たちの街は面白い街だな」と大人になって思える街になるといいな。そのためには、まずは今の大人が楽しまなくちゃ。と思います。

松澤さん:優しい街。お互いを知れば変わる感情がたくさんあるとするなら、人々の関係が今よりほんのちょっとだけ近くなったら、もっとステキな街になりそう♡

Chiiさん:アートに触れる事が、もっと不慣れじゃなくなること。そしてそこにちゃんと価値がつくことです。こんなに真剣に自由に楽しんでアートに触れて生み出している大人の姿が少しでも子供たちの夢の後押しになったら良いなと思いますし、それを実現できる街になっていってほしいなと思います。

:いち市民として、逗子を面白く、多様性を認め合える良い街にしていきたいという想いを持っています。ダイバーシティという言葉は、逗子にピッタリ。そして自分の住む街を一緒に良くしていきたいと思えていること、それ自体がとても幸福なことだと感じています。

 

エレファントストーン参加メンバーが感じたこと

「今回の企画は、松澤さんの息子さんが海洋プラスチックを拾って『宝石だ』と見せたところからスタートして規模が拡大していったものだと伺い、人と人の繋がりの大きさを感じました。エレファントストーンの映像制作の核となる“誇り”をつくることの本質を少しだけ覗くことができたのではないかと思っています。」

「音楽、ダンス、ライトを組み合わせた演出が素晴らしく、360度カメラの撮影をしながら見入っていました。クライアントワークとは別にこうした映像づくりができることもエレファントストーンの魅力だと感じることができました。逗子の皆さまがつくり上げてきたものに少し参加できたことが嬉しかったです。」

 

まとめ

皆さま、いかがでしたか?

逗子という街、逗子に集まる皆さま、そして本企画に参加したエレファントストーンの想いを知っていただくきっかけになったでしょうか。アートを通して逗子の魅力を伝える逗子の皆さまと、映像を通して逗子の皆さまの誇りをつくるエレファントストーン。

この記事を読んでくれた方に、この想いが少しでも伝わっていれば嬉しいです。それでは、最後に当日の写真をお届けして終わりとさせていただきます。

 


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部
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