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二つの「AI」で話題沸騰!au三太郎シリーズ最新作

二つの「AI」で話題沸騰!au三太郎シリーズ最新作

画像参照:https://www.au.com/pr/cm/3taro/

こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。加速するテクノロジーの進化によって、クリエイティブの在り方が大きく変化している昨今。すっかり世間に浸透しつつある生成AIですが、プロモーションの世界でもその活用例を目にする機会が多くなっています。

今回は、そんな生成AIを活用したプロモーションの最新事例としてau三太郎シリーズのCM「みんながみんな英雄2024」をご紹介します!

au「三太郎シリーズ」とは

auの「三太郎シリーズ」とは2015年のスタート以来、これまで100作を超える作品を公開している人気CMシリーズです。60秒程度の本編の中で、松田翔太さん演じる桃太郎、桐谷健太さん演じる浦島太郎、濱田岳さん演じる金太郎の3人を中心としたショートストーリーが展開。

シリーズ第一作「あたらしい英雄・浦島太郎」篇がこちらです。

物語が進むにつれ、かぐちゃん(有村架純さん)、鬼ちゃん(菅田将暉さん)など、豪華キャスト演じる新キャラクターが登場。登場人物たちの人間関係も変化していくため、連続ドラマを楽しむように視聴することが出来るのも人気の秘訣です。

今年でちょうど10周年を迎えた本シリーズですが、お正月に公開された最新作では生成AIを使った新しいプロモーションを実施しています。生成AIでCMをつくることは、auにとって“実験”といえる挑戦であり、そこには以下の三つの特徴を確認することが出来ます。

au三太郎シリーズ 三つの特徴

①過去のハイライトをAIアニメで再構築

「みんながみんな英雄2024」と題された今回のCMは、イラスト作成にStability AI Japan株式会社が提供する「Stable Diffusion」を活用して制作されています。AIに学習させたのは、1秒間あたり12フレームにまで分解した過去160本分の三太郎のCM映像と、イラストレーター・松本ぼっくりさんの200枚以上のイラスト。

観る者の目を惹きつける流麗なアニメーションによって、長年愛されてきたCMシリーズを再構築しています。

既存の枠にとらわれない、フレッシュでワクワクするような映像に仕上がっていますよね。自由な発想でCMの既成概念を打ち破る、“あたらしい自由”をスローガンに掲げるauのチャレンジ精神が見事に表現された作品になっています。

②AI×AIの最強コラボレーション

最新CMの楽曲「みんながみんな英雄2024」は、シンガーソングライターのAI(アイ)さんが担当しています。

AI(エーアイ)とAI (アイ)さんのコラボですね。楽曲は生成AIではなくAI(アイ)さん本人が歌唱しています。フォークソングの定番曲「藁の中の七面鳥」を元にした印象的なメロディーを、新しく書き下ろした歌詞にのせています。パワフルな歌声で「やりたいことを挑戦していこう!」というメッセージを届けてくれます

③あなただけのオリジナルMVが完成する特別キャンペーン

最新作「みんながみんな英雄2024」では、本シリーズの連動施策として、今年やりたいことを三つ入力するだけで生成AI「さあ、何やる?メーカー」があなただけのオリジナルMV(ミュージックビデオ)を制作してくれるキャンペーンを実施しています。

実際に筆者が「家を掃除する」「毎日ピアノを弾く」「散歩する」の三つのキーワードを入力したところ、下記のような作品が出来上がりました。

 

今年の抱負(三つのやりたいこと)の入力、AIボイスの選択をすると、AIがオリジナル歌詞・映像をつくってくれます。MVが自動生成されまでの所要時間は約3~5分ほどです。ご覧のように、自動生成によるアニメーションに三太郎シリーズのハイライトを織り交ぜた、独創的な作品を楽しむことが出来ます。

完成したオリジナル動画をXに投稿すると抽選で30名にauPAY 5,000円分が当たるキャンペーンも同時開催されています。上のURLリンクから公式ページにジャンプできるので、ぜひ、実際にトライしてみて下さいね。

まとめ

本記事では、“テクノロジーとクリエイティブの融合”の最新事例として、auが2024年の元旦に公開したCM「みんながみんな英雄2024」をご紹介しました。トレンドの生成AIを活用して制作しているというだけでなく、本編の楽曲をシンガーソングライターのAI(アイ)さんが担当し、AI(エーアイ)×AI(アイ)のコラボという話題性も相まって、SNSを中心に大きな反響を呼んでいます。

さらに本CMは、連動施策として今年の抱負を三つ入力するだけで生成AIがあなただけのオリジナルMV(ミュージックビデオ)を生み出す「さぁ、何やる?メーカー」を全ユーザーに提供しており、auのブランドスローガンである「おもしろいほうの未来へ。」を体現したプロモショーンとなっていますね。

auでは、こうした生成AIをはじめとする先端テクノロジーによる新たな体験価値を創出し続けており、今後の展開からますます目が離せません。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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