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こんなに違う?ロート製薬に学ぶTikTokとYouTubeショートの活用方法
画像参照:https://www.rohto.co.jp/news/release/2024/0205_01/
こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が脚光を浴びるほど、Z世代を中心に「短い時間でどれだけの効果・満足度を得られるか」が重視されるようになってきています。それに応じて「YouTube動画では長い」と考える人も増加し、ショート動画の活用が注目を集めています。
ショート動画の活用といえば、TikTokかYouTubeショートをイメージされる方が多いと思いますが、同じショート動画を扱っていてもその特徴や活用方法は全く異なります。
TikTokとYouTubeショートの違い
ショート動画の雄、TikTokは2017年に中国で誕生し、現在は全世界に提供されています。TikTokではスマートフォン一つで特別なツールなしに動画制作・投稿を楽しむことができます。
ショート動画の雄と称しましたが、過去、動画のプレイタイムが15秒限定だったものの2022年2月からは10分までと、実はそれなりの長編を投稿することも可能です。ショート動画は3分程度までと定義されることが多いので、実はショート動画以外も投稿できるんですね。
一方で、YouTubeは2種類の動画投稿方法があります。YouTubeショートは60秒以内に特化、それ以上の尺の映像は普通のYouTube動画という括りになっています。
TikTokとYouTubeショート、両者の共通点はショート動画にあたるものはスマートフォンに特化した縦型の動画が想定されているという点です。反対に両者の異なる点は視聴されるハードルにあります。TikTokでは投稿された動画が必ず数百人に届くとされているのに対し、YouTubeではそうした確約がありません。
そのため、YouTubeでは見つけてもらうハードルが高く、SNSですでにファンがいたり、半年や1年をかけてコンテンツを貯めたりするロングタームでの戦略が求められます。逆にTikTokは短期的にバズってファンを獲得できる可能性が高いと言えるでしょう。
TikTok、YouTubeショート、企業はそれぞれをどう使い分けしているのでしょうか?今日はロート製薬の事例から見てみましょう。
ロート製薬のYouTube活用方法
ほぼ毎日YouTubeを更新。YouTube運営にかなり力を入れていることがわかります。こちらの日焼け止めのCMは、商品の機能性を紹介しつつ、使用感をアピールする王道のつくりです。
YouTubeショートでは、ロートUVアンバサダーの韓国の男性アイドルグループATEEZを起用してダンスを披露。どことなくTikTokノリを感じますが、TikTokはどう活用しているのでしょうか?
ロート製薬のTikTok活用方法
9万人以上フォロワーがいるロート製薬のTikTok。YouTubeショートとは全く違った戦略をとっており、Z世代にフォーカスを当てた親近感のあるコンテンツを配信しているのが特徴です。
@rohtotiktok 新パケ出たよ。トーンアップ・デコチャレンジ! #トーンアップuv #スキンアクア #日焼け止め ♬ オリジナル楽曲 – ロート製薬【公式】
なんとこちらは日焼け止めをデコるという動画。TikTokの手軽さならではの動画です。
@rohtotiktok 2024年の目標はみんな決まった〜? #肌ラボ #リップクリーム #スキンケア #ロート製薬 ♬ オリジナル楽曲 – ロート製薬【公式】
こちらはスキンケアチャレンジ。どちらも「Z世代が身近さを感じることができる」ようなショート動画になっています。YouTubeでは「見てもらう」ことを意識しているのに対し、TikTokでは「一緒に楽しむ」ことを意識しているように感じます。
もう1つ、ロート製薬のTikTokはVTuberを積極的に活用しているという特徴もあります。
@rohtotiktok 指ハートあげる #僕が最高だから #根羽清ココロ #Vtuber #歌ってみた ♬ オリジナル楽曲 – ロート製薬【公式】
こちらはオリジナル楽曲「指ハートあげる」のリリックビデオ。ロート製薬公式YouTuber「根羽清(ネバセイ)ココロ」を活用して頻繁に動画投稿を行っています。
まとめ
2023年3月に過去最高益を記録したロート製薬。まで戦略的に媒体を使い分け、更新し続けている企業はなかなかないのではないでしょうか。
同社はこの1年でZ世代向けのブランド「Calamee(カラミー)」を投入。同ブランドのイメージキャラクターには韓国の女性アイドルグループLE SSERAFIMのウンチェさんを起用し、注目を集めています。
2024年以降はよりZ世代向けのPR展開に力を入れるのか?今後の戦略に注目です。
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