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映像プロデューサーがおすすめするNetflixオリジナルドラマ・映画作品から導くマネジメント術

映像プロデューサーがおすすめするNetflixオリジナルドラマ・映画作品から導くマネジメント術

こんにちは、エレファントストーンのプロデューサーで、2番目に年長の高澤です。
最近は社内メンバーから『ヒロさん』と呼ばれることが多くなりました。
前回執筆した記事第1弾に引き続き好評だったので、約10ヶ月の充電期間を経て今回もブレずにやります、Netflixおすすめ作品を紹介する第3弾です!ただしこれまでは昭和生まれ・アラフィフプロデューサー個人の薄い見解や感想でしたが、今回は切り口を変えました。

ズバリ、第3弾はエレファントストーンが今取り組んでいる「マネジメント」についてです!
さまざまな役割を持つメンバーで構成されているチーム体制(詳しい内容はこちら

現在、私の所属するチームでは、ベテラン&若手の2人1組で業務を進める「タッグ制」を採用しています。実際に私自身も、2024年10月から新卒1名の部下とタッグを組み、初めてマネジメントに挑戦中です。そこで今回は「コンビ」や「チーム」に関連したNetflixのおすすめの映画・ドラマ作品を、私の日々の業務での実践を交えながらご紹介します。

【目次-もくじ-】

異色コンビの奮闘劇『CITY HUNTER 』(2024年4月配信)

あらすじ

射撃スキルは抜群、美女にはめっぽう弱い超一流の始末屋、冴羽獠と、事件に巻き込まれ命を落とした相棒の妹、槇村香のコンビが、死をめぐる真実を追うアクション&コメディ満載の物語。1980年代から週刊少年ジャンプ読者世代の私にとって、まさにドンピシャな作品です。しかも、エンディング曲はおなじみのTM NETWORKの「Get Wild」。さらにファンの心を熱く揺さぶります。ギャグ要素も満載で“もっこり”シーンや“100tハンマー”も顕在です。

これまで海外版(香港、韓国、フランス)は制作されてきましたが、やはり今回の作品がクオリティ含め1番原作に近いです。ちなみに香港版の冴羽獠役はジャッキー・チェンです。

冴羽獠役の鈴木亮平さんは、元々『シティーハンター』の大ファン。この映画のために肉体改造を行い、さらに銃の扱いを習得するためにモデルガンを購入しノールックで銃を操れるよう、徹底的に練習を重ねたそうです。役者魂が随所に感じられます。見どころは、アクションシーン。スピーディーなガンアクションや格闘シーンがリアルに再現されており、迫力満点です。続編は確実にやるでしょうね。

この作品は、相棒の死をきっかけに冴羽獠と槇村香がバディを組むまでの物語を描いており、最初は衝突しながらも次第に息の合ったコンビになっていきます。

初めてのコンビでマネジメント、まるでシティーハンター?

私は2024年10月から、新卒1年目社員とコンビを組んで仕事をしています。ある意味、今回のシティーハンターの冴羽獠&槇村香と似たような状況かもしれません。これまで、ほぼ個人事業主のような動きで、プレイヤーとして1人であらゆる業務をこなしてきた私にとって、初めて部下を持ち、育成(マネジメント)を担うという重要な役割を任されました。しかし、私はこれまでマネジメントを受けた経験がほぼなく、「先輩の仕事を見て覚える」というスタイルで仕事をしてきました。

そのため、正直なところ、「まず何を教えればいいのか?何を指示すればいいのか?」すら分からず、最初は通り一辺倒のことしかできず、さらに日々の業務に追われる中で、部下としっかり向き合う余裕も持てませんでした。結果として、部下をかなり不安にさせてしまっていたのではないかと思いましたし、雰囲気からも察知しました。

そこで、ふと立ち止まり、自分の無知や忙しさを言い訳にはしたくない、「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」と碇シンジ風に自分に言い聞かせ、断固たる決意=覚悟を決めて真剣に向き合うことを決意しました。若手社員がこの先どういうキャリアを描き、どのように成長するかは自分の関わり方次第です。だからこそ、ただ指導するのではなく、共に成長できる関係を築いていきたいと思いました。

やるからには全力でのめり込まないと気が済まない性格なので、まずは、業務時間外や週末はマネジメントに関するビジネス本を読み漁ったり、YouTubeの動画で知識を吸収し、そこから自分なりに試行錯誤しながら実践し、どうすればより良い関係を築けるのかを考え続けました。

その結果、私が辿り着いた結論は 2つあります。

①部下と接するにあたり、人間関係を深めるための“7つの習慣”を意識しながら行動することを心掛け、自分の業務がどんなに忙しくも、できる限り寄り添うことに徹底する

反対に信頼を損ね、関係を悪化させ人間関係を壊す致命的な7つの習慣はやらない。

言われてみれば当たり前のことかもしれません。特に身につけたい“7つの習慣”は、最初は照れくさかったり、意識しないとつい忘れてしまうものです。だからこそ、日々の積み重ねの中で習慣化することが大切です。

②部下を支援するリードマネジメント。人を外部からの刺激で変えることはできないが、人は自ら変わることができる。そのためにはいかにして本人が内発的に変化し、目標や目的を持って行動できるように働きかけるかサポートをする。マネジメントの役割は、単なる指示ではなく、自ら成長しようとする意欲を引き出す支援にある

私は上司と部下の関係とはいえ、一方的に指示を出すのではなく、あくまでも対等な関係(パートナー)として接するように心がけています。

“上司だから言いづらい、部下が上司の言いなりになる”そんな関係ではなく、互いに意見を言い合い、自主性を重んじ自分の考えややりたいことをのびのびと実践できる環境こそが、上司、部下ともに成長につながるのではと思います。

まずは、上司と部下の間にある壁を取り払い、できる限り多くコミュニケーションを取るようにしました。仕事以外のちょっとした雑談をすることも必要ですし、どんなに忙しくても話しかけづらい雰囲気は作らないようにする、例えば険しい顔をしないとか、リモートや外出が多くて不在がちにしないとか、部下が気軽に相談できるようなスペースを作ることを心がけています。

また毎週必ず対面で1on1を実施し、部下の成長を支援する場として活用しつつ、今後は上司への“壁打ちの場”として、より機能させ、最終的には部下の迷いをなくし、自ら考え、行動できるように導けるようにすることを目指しています。

試行錯誤を経て、コンビ関係の変化

コンビを組んで約5ヶ月(記事執筆時)。今思い返すと、最初の1-2ヶ月間はかなり遠慮している感がありましたが、今では「私はこうした方がいいと思います」「こうやりたいです」と受け身ではなく、まずは自分で考え積極的に主張してきます。また、自分に対しても、気づいたことがあれば忖度なく言ってきます。

実際この歳になると、身内でもない限り率直に意見を言ってくれる人は本当に少ないので、ある意味、嬉しいです。なぜなら、自分自身の気づきにもなり、そこを改善することで、さらに自己成長にもつながるからです。ポテンシャルの高さ、伸び代は感じていますが、まだまだ荒削りな部分もあったり、業務の進め方など改善すべき点もあるので、非常に育成(マネジメント)のしがいがあります。

ここ数ヶ月間でコンビとしての成長スピードをかなり実感しているので、これからどうなっていくのか、ますます楽しみで仕方ありません。今の立ち位置をシティハンターに例えると、多少理想像ではありますが、こんな感じでしょうか。

冴羽獠(上司) → 最前線で戦うフロント営業担当
・直接クライアントと接し、問題を解決する
・多少強引な面もあるが、圧倒的な実力で結果を出す
・香の暴走を抑え、現実的な判断を下す。

槇村香(部下) → 戦略を立てる企画・サポート担当
・リサーチや分析を行い、営業が動きやすい環境を整える
・営業の動きを支える裏方として、企画、戦略を考える
・獠が暴走しそうなときは、冷静にブレーキをかける

 

 名コンビが活躍する映画『バック・インアクション』(2025年1月配信)

あらすじ

家庭を築くため、15年前にCIAとの関係を絶った元敏腕エージェントのマットとエミリー。だが、生きていることがバレてしまい、2人はスパイの世界へと引き戻されてしまう。キャメロン・ディアスが約10年ぶりに映画界へ復帰した作品。ジェイミー・フォックスとは3度目の共演で、アクション映画でありながらコメディ要素も満載です。最近の傾向としてアクション+コメディ要素も入れるのが主流かもしれません。

スパイ映画の代表と言えば、トム・クルーズの『ミッション:インポッシブル』をイメージされますが、これは完全なガチアクション映画です。対して、『バック・インアクション』はブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー主演の『Mr.&Mrs. スミス』とアーノルド・シュワルツェネッガー&ジェイミー・リー・カーティス主演の『トゥルーライズ』を掛け合わせたような映画です。

ハリウッドらしい王道のド派手なアクション(カーチェイス、銃撃、爆破)はもちろん見どころですが、やはり『チャーリーズ・エンジェル』シリーズで見せた、キャメロン・ディアスのアクションはブランクを感じさせない演技です。

映画のようにここまで完成されたコンビになると、ビジネスの世界においては究極の理想像です。何事にも阿吽の呼吸で対応し、各々の果たすべき役割をこなす、まさに完璧なコンビネーションプレーです。

「やらずの後悔」はさせない。マネジメントにおける行動指針

私はコンビで組む上で、お互いの強みを最大限に活かすために、各々の役割分担を明確化しました。

私のマネジメントにおける行動方針は、「やりたいことにはどんどんチャレンジしよう!」 です。

私自身も若い頃にさまざまなことに挑戦し、成功もあれば、たくさんの失敗も経験しました。しかし、たとえ失敗しても、そこで得られる学びはたくさんあり今に至っています。会社一の『ONE PIECE』好きと言っても過言ではない私が、漫画の中で特に印象に残っているセリフがあります。それは、「海賊王の右腕」冥王シルバーズ・レイリーの言葉。

『若い芽を摘むんじゃない、これから始まるのだよ!!彼らの時代は•••!』

上の世代は下の世代の成長を温かく見守ることが重要です。力を振るって若い世代を潰すのではなく、育てていく姿勢が理想のあり方です。私は部下にやらずの後悔はさせたくないので「工数が見合わないからやっちゃダメ」「これはまだ早いからやらない方がいい」といった業務の制限はあえて設けず、あくまでも本人の意志を尊重し、実践を通じて経験を積ませることにしています。

会社としてはすぐに成果が出る方が望ましいかもしれませんが、長期的な視点で考えれば、若いうちに多くの経験を積むことが将来的に大きな価値につながります。

現在のエレファントストーンでは、特定の職種に限定せず、さまざまな業務に携われる“オープンポジション”での新卒採用を行っています。そのため、プロデューサー、コピーライター、プランナー、ディレクター、エディターなど、幅広い役割を経験しながら、自分が本当にやりたいことを見つけてほしいと考えています。

ただし、決して上司は何もせず放任するわけではありません。重要なのは委任することです。本人からの報告をきちんと受けながら、上司が適切に管理し(報連相の徹底など)し、うまくいっていない場合は、お節介なぐらいアドバイスをしながらサポートするのです。チャレンジの機会を与え、本人を信じて任せることで成長につなげる。そして、業務が完了するまでの責任は上司が持つ。それが、私の目指すマネジメント像です。

最終的にベテラン“知識&経験”と若手“チャレンジ精神&発想力”がうまく融合することで、まるでドラゴンボールの“フュージョン”のように、相乗効果を生み戦力が大幅にアップ、新たな価値を創り出すことができ、結果として最大の成果を生み出すことができると思います。

 

ライバルであり、唯一無二のパートナー『極悪女王』(2024年9月配信)

あらすじ

女子プロレス界を席巻した“極悪”ヒール、ダンプ松本。ライバル・長与千種との壮絶な戦い、極悪同盟の結成、そして悪役としての苦悩と覚悟。全国民の敵と呼ばれた最恐ヒールの知られざる物語。タッグといえば、まずイメージするのはプロレスです。

1980年代はアントニオ猪木率いる新日本プロレス、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスに加え、女子プロレスブームが凄まじい盛り上がりでした。今では考えられないかもしれませんが、全日本女子プロレス中継がゴールデンタイムに放送され、地元でプロレス興行があると街全体が大騒ぎになるほどの熱狂ぶりでした。

当時のことを思い出すと、ダンプ松本の存在感は圧倒的でしたね。プロレスだけに留まらずバラエティやドラマ『毎度おさわがせします』(今では絶対に放送できない伝説的なドラマ)にも出演していたのを覚えています。最近では、ドラマ『不適切にもほどがある』でも昭和ワードとしてちらっと登場していましたね。

再現度が高すぎる-映像プロデューサーおすすめのシーン

私がおすすめしたいシーンはズバリ2つです。

まずは、第3話の“松本香”(本名)から“ダンプ松本”に変貌するシーン。ヒールレスラーとして生きる覚悟を決める瞬間は、まさに圧巻。ダンプ松本役のゆりやんレトリィバァが見事に演じ切っています。

もう一つが第5話のダンプ松本の引退試合。“ダンプ松本”から“松本香”(本名)に戻るシーン。ドラマでも忠実に試合が再現されており、この場面を撮影するためだけに4日間かけたそうです。Netflixのこだわりの凄さはやはり期待を裏切りません。当時の引退試合が公式チャンネルに上がっていますので、是非ドラマと見比べてください。(特にダンプ松本のマイクパフォーマンスシーン)

同期入門のダンプ松本と長与千種は、宿命のライバルでありながら、互いを高め合う唯一無二のパートナーでした。この2人の関係のように“本気でぶつかり合える関係”を築くことで、より強い信頼が生まれ、最強のコンビへと成長していくのではないでしょうか。

こいつら全員 土地(トチ)狂ってる『地面師たち』(2024年7月配信)

あらすじ

東京を舞台に、土地を巡る巧妙な詐欺を働く「地面師」たちの姿を描く犯罪ドラマ。巨額の不動産取引を狙い、詐欺師たちは偽造書類や巧みな話術を駆使し、ターゲットを騙していく。欲望と裏切りが交錯する緊迫のサスペンス物語。

2024年、最も話題になったドラマといえば、間違いなく 『地面師たち』 でしょう。全7話で息をつかせぬ展開で一気見した作品です。このドラマは、実際に日本で起きた地面師詐欺事件を題材にしており、その巧妙な手口や人間ドラマがリアルに描かれているのが特徴です。

さらに、Netflixではお馴染みの法律屋役を演じた ピエール瀧の『もうええでしょう』というセリフは、2024年の流行語大賞トップ10 にも選出され、大きな話題になりました。

本作の見所シーン

なんと言っても見所は第1話の本人確認のシーン。地面師たちの絶妙なチームプレーが垣間見えるシーン、そして、このドラマに出演したことで一躍話題になった、なりすまし老人役の五頭岳夫さんの演技ではないでしょうか。特に印象的なのは、お茶をこぼされる場面。

このとき彼が着用していたズボンは、本人が40年間愛用している私物。衣装合わせの際に 『シミがよく見える』 という理由で採用され、メーカーから同じズボンを2本取り寄せたという、細部までこだわり抜かれたシーンです。

さらに、このドラマで脚光を浴びたのが、ブルース・ウィリス主演の名作『ダイ・ハード』ではないでしょうか。

大物地面師・ハリソン山中(豊川悦司)が「追い詰められた時の人間の表情は素晴らしい」と語り始め、『ダイ・ハード』のラストで、悪役ハンス・グルーバーがビルから落下するシーンについて熱弁。この名シーンがなぜリアルに見えるのか、どのようにして本物の恐怖を引き出したのかを語り尽くします。自分もこのエピソードは知りませんでした。

私自身もこのシーンを見た後、思わず『ダイ・ハード』のラストを見返したので、きっと、多くの人が同じように再視聴したことでしょう。さらに、このシーンは後に描かれる展開の伏線になっており、まさに“衝撃の伏線回収”でしたね。

豊川悦司演じる首謀者、綾野剛演じる交渉役を始め、情報屋、法律屋、ニンベン師(偽造屋)手配師とそれぞれの専門性を活かした役割分担を適材適所に配置することで、約100億円という大きなヤマを落としてチームとしての成功を収めました。

地面師チームの役割分担を映像制作のビジネスに置き換えると?

地面師チームの役割分担をビジネスに置き換えると、この図に当てはまるかもしれません。例えば、私のチームでも映像制作の新規企画提案やコンペに臨む機会が多々あります。

では、チームとしてどう取り組めばいいのか?を考えてみました。新規企画提案やコンペで成功するための鍵は、事前準備と戦略立案、チームワーク。これを徹底することで、勝率を大きく高めることができます。

♦︎事前準備の徹底
・ヒアリング時の案件初期対応や提案前に、クライアントのニーズを徹底分析をする
・営業担当が顧客のキーマンに対して積極的にアプローチをして信頼関係を築く
・工数赤字にならないようにリスクマネジメントを考慮した提案金額の設定
・提案前にリハーサルを実施して、流れや時間配分を確認する
・プロジェクトに1番最適なメンバーのアサイン

どれほど魅力的な提案でも、クライアントの本質的な課題を理解していなければ受注にはつながりません。そのため、事前の情報収集と戦略的に提案に見合った金額設定、最適なメンバーのアサインが不可欠です。

♦︎柔軟な対応力
・提案が思い通りに進まない場合を想定し、複数の提案パターンの準備
・クライアントの反応を見ながら、提案の方向性をその場で柔軟に調整

参加メンバーはその場の状況を的確に判断し、臨機応変に対応できるかが勝負の分かれ目になります。正確性と迅速性、顧客ニーズへの柔軟な対応が提案成功の鍵です。

♦︎チームワークの重要性
・ チームのコミュニケーションを強化し、各々のメンバーの業務役割分担
・ 誰かがミスをしても、フォローし合いながら対応できる体制の強化
・マネージャーが適切な指示を出し、メンバーが迷わず動ける環境を整える

どんなに優れた能力を持ったメンバーが揃っていても、チームワークがなければ、最高の力を出せず、結果的に成功にはつながりません。相互信頼があってこそ、強い組織が生まれます。新規提案・コンペで勝ち抜くためには、事前準備 × 柔軟な対応 × 強固なチームワークが不可欠なのです!

共通の目標を持ち、一丸となるチームへ

前期、私が所属するチームは、発足当初はチームとしてうまく機能しておらず各々が個々に動いていた感がありました。しかし、コンペを通じてチームで協力して、案件を続々と勝ち取るようになったことでチームの結束力が高まり、徐々に機能し始めました。その結果、最終的にはチームの数字目標を達成することができ、更にチームメンバーの皆さんのご協力のおかげで、私自身も会社のMVPを獲得することができました。

今期からは、ベテラン&若手の2人1組で業務を進める「タッグ制」を導入し、3つのタッグで目標達成に向けて取り組んでいます。しかし、タッグ同士の連携はスムーズになり始めていますが、各タッグ間の連携が今後の課題です。

まずは、密なコミュニケーションを通じて連携を強化し、全員が共通の目標を持つことが重要です。チーム全体が一丸となり、同じ方向を向いて進むことこそが、目標達成に向けての成功につながるのではと考えています。

まとめ

何度も言いますが、決して私はNetflixの回し者ではありません(笑)。ただのNetflixが大好きな昭和生まれのアラフィフプロデューサーです。今回、いつものようにNetflixのおすすめ作品について、ゆるーい感想を書くつもりでした。

しかし、ZOORELの編集担当から「ヒロさんが今取り組んでいるマネジメントを絡めた内容にしてほしい」 というオーダーを受け、約5ヶ月間取り組んできたことについて自分なりの考えを執筆しました。正直、執筆前はここまで長文になるとは思いもしませんでした。それだけ今回は、いつも以上に気合いを入れた内容で、“今、自分が本当に伝えたい想い”を記事に込めたつもりです。

マネジメントを始めてまだ5ヶ月。まだまだ勉強中の身です。私のマネジメント方針は、おそらく他のマネージャーの方針とはやり方が大きく異なる部分もあると思います。部下にとっても、私のやり方が合う人もいれば、上司の方針に従うのがやりやすいという方には合わないでしょう。

正直「あくまでも本人の自主性に任せる」という考え方は、「そんなの綺麗事だ」「甘やかしているのでは」と思われるかもしれません。しかし、他人からどう思われようが私の基本方針はブレることなく、日々の業務の中で試行錯誤を重ねながら、常にアップデートし続けていきます。世間では「マネジメントは苦しい、やりたくない」と言われることが多いですが、私も実際に経験するまでは、プレイヤーの方が断然楽だと思っていました。しかし、いざマネジメントを始めてみると、プレイヤーとは違う楽しさや喜びがあることに気づきました。

確かに、通常の業務と目標数字を意識しながら、常に部下のことも考えなければいけないので、マネジメントをすることの負担は増えました。ですが自分が目標を達成した喜びよりも、部下が成長し、成果を出したときの喜びの方が何倍も達成感が大きいと感じましたし、部下を育成する過程で上司自身も成長できます。なのでマネジメントを楽しむことにしていますし、今が1番充実しているかもしれないです。この経験が、部下やチームのマネジメントに悩んでいる人にとって、少しでもヒントや気づきになれば嬉しいです。

この記事を書いた人

高澤寛人
エレファントストーン プロデューサー

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