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auは「三太郎」だけじゃない!編集部おすすめの「意識高すぎ!高杉くん」シリーズ

画像引用:https://www.au.com/cm/takasugikun/
こんにちは!ZOORELを運営する映像制作会社エレファントストーンです。
昨今、ドラマのようなショートストーリーを活用することで、視聴者との距離を縮めたプロモーションが注目を集めています。登場人物たちの自然なやりとりは、共感や感動を呼び起こしやすく、好感度を高める効果を期待することができます。
そこで本記事では、ショートストーリーが魅力の最新プロモーション映像としてKDDIの人気CM「意識高すぎ!高杉くん」シリーズをご紹介します!
「意識高すぎ!高杉くん」シリーズって?
auの「意識高すぎ!高杉くん」は、2018年にスタートしたテレビCMシリーズです。俳優の神木 隆之介さんが演じる“意識が高すぎる”高校生・高杉くんを中心にユーモラスな会話劇が展開。高校生活を舞台に、auのサービスやキャンペーンを親しみやすく紹介し、幅広い層から人気を集めています。
以下では、三つの特徴を交えながら具体的にシリーズの魅力を紹介していきます!
1. 「三太郎」シリーズと差別化
auのCMというと「三太郎」シリーズが有名ですが、「意識高すぎ!高杉くん」シリーズも7年のロングランを誇る人気の広告キャンペーンです。
「三太郎」シリーズが幅広い視聴層をターゲットにしているのに対し、「意識高すぎ!高杉くん」シリーズは、auの学割CMとして定着しており、伝えるメッセージのスタイルにも大きな違いがあります。
連続ドラマのようにストーリーが展開していく「三太郎」シリーズに対し、「意識高すぎ!高杉くん」シリーズは一話完結型。舞台は学校、登場人物は高校生という設定で、高杉くんが友達感覚でサービスを教えてくれるのが特徴です。
会話劇を中心にテンポよく展開し、短い尺でも内容が理解しやすい構成になっているのも、ショートストーリーを好むZ世代を意識したコンテンツづくりだと想像します。
2. 視聴者を意識したキャラクター設定と関係性
今年2月公開の最新CM「貯杉先生と甥っ子」篇では、新たに若手俳優・齋藤 潤さんが貯杉先生(西野 七瀬さんが演じる、貯蓄や節約に関する知識が豊富な先生)の甥っ子役として登場。
高杉くんとクールで物知りな甥っ子とのやり取りが、ユーモアを交えて描かれています。
次々と魅力的なキャラクターが登場し、高校生の高杉くんとその友人たちが新サービスを紹介していくという手法は、ユーザーの注意を引きつけ続け、視聴者をファンへと引き上げるうえで非常に効果的です。
さらに、キャラクターを「わからない側」と「わかっている側」の2タイプに分けて掛け合いをさせることで、ユーザーがサービスを自然に理解できる構造になっています。
テクノロジーに詳しい高校生キャラクターが“自前のチャンネル”で解説するという設定も、Z世代の視聴者が共感しやすい要素の一つです。
こうしたキャラクター設計とその関係性は、「CMっぽい押し売り感」をなくし、「自然な情報提供」を実現するためのモデルケースともいえるでしょう。
3. 軽妙なトークでサービスを直球アピール
本シリーズでぜひ注目したいのは、会話のなかでサービスの魅力をストレートに伝えている点です。
例えば「お得な還元篇」では、編集のカット割りがまるでYouTuberの動画のようになっており、高杉くんの軽妙な1人語りをたっぷり楽しめる構成になっています。
どの回も、「リアルな悩み」と「コミカルな語り」が絶妙なバランスで共存していて、見ていて飽きさせないのが魅力ですよね。
今年で7年目を迎えるロングランシリーズでありながら、視聴者から愛され続けている理由は、シリーズ特有のユーモアやテンポを活かしつつ、「お得さ」をしっかりと伝える構成にあります。
登場人物たちの会話を通してユーザーの悩みを解決しながら、スマートフォンの新機種や料金プラン、au PAYなどの最新情報を、その都度楽しくアピールしているのもポイントです。
好感度アップにもつながるセリフ回しの工夫は、「語り」に重心を置いたプロモーションを考えるうえで、とても参考になる要素ですね。
まとめ
「意識高すぎ!高杉くん」はこのようにauが発信しているCMシリーズの一つです。三太郎シリーズよりも、学園ものであり若い世代に向けて親しみやすくつくられているのがわかりますね。
2018年の第1弾発表時には、「中高生向けサービスで同世代から共感を得やすいように、高校生を主人公にした新シリーズを追加した」と説明されていて、その狙いが見事にハマり、7年にわたってシリーズが続いています。