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事例から学ぶ、視覚的に表現する「インフォグラフィック」とは
「インフォグラフィック(infographics)」という言葉をご存じでしょうか。簡単にいうと、データや情報を視覚的に整理して見栄えの良いものを作るのがインフォグラフィックです。
身近なところで見かけるインフォグラフィックといえば、「電車の路線図」「地図」「年表」などです。子どもの頃、完成度の高い電車の路線図に憧れて、毎日眺めては色鉛筆片手に作ったことがあります。情報量が多くわちゃわちゃしがちなものを、すっきりとした「路線図」にするのは至難の業で子ども心に“すごい!”と思ったものです。
無料素材よりインフォグラフィック用パーツ
実際に路線図を作った人もいます、すごいですね!!
そんなインフォグラフィックは、現在では一部のWebメディアの記事やアンケート結果などに使われるなど、Webの成長と共に再び脚光を浴びています。2019年ここから伸びてきそうなのが、静止画ではなく「動画」「映像」を活用したインフォグラフィックの活用です。
早速、動画の事例をいくつか紹介してみましょう。
外国人が選んだ日本の観光名所トップ10
文字通り外国人が選んだ日本の観光名所トップ10です。この動画のうまいところは、ただ観光名所のランキングを発表するのではなく、説明など文字量が多いのをすっきりと見せているところですね。
写真素材が少なくてもインフォグラフィックが凝るだけでこんなに軽快に見せられるのかと思うと同時に、名所それぞれをグラフィック化しているあたり、かなり手が混んでいると思われます。
What if You Stop Eating?
海外のインフォグラシック専門のYouTubeチャンネルです。それだけでもすごいのですが、内容が毎回とてもユニーク。
例えば「How Rich Was Hitler(どのようにヒットラーはお金持ちになったのか)」「Australia’s Most Notorious Outlaw – Ned Kelly(オーストラリアに実在したリアル・アイアンマン)」など、タイトルだけで飛びつきそうなセンスはYouTuberっぽいですね。
私が特に目を引いたのは「What if You Stop Eating?(もしあなたがご飯を食べないとどうなるのか?)」という動画です。静止画やスライドショーではなくて「アニメ風」に仕上がっているのも特徴で、ナレーターの独特の声と共に動画は進みます。
少し広告が多めですが、リアルでは実現できないことや、ハードな描写もインフォグラフィックならポップに仕上がるのでとっつきやすいかもしれませんね。
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