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バイラル動画の活用方法と事例、制作時のポイント5つをご紹介

バイラル動画の活用方法と事例、制作時のポイント5つをご紹介

SNSに多くのコンテンツが溢れる昨今において、制作するプロモーション動画が多くの人の心を動かし、拡散されるかどうかがより重要になっています。視聴した人が拡散してくれる動画であれば、莫大な広告費を割かなくても多くの人に動画を見てもらえ、商品・サービスの認知を広げられることでしょう。もちろん、売上にも寄与してくれます。

しかし、そのような「バイラル動画」は狙ったら必ず拡散されるものではありません。ただし、バイラル動画を狙う上で押さえておくべきポイントがあるのも確かです。

そこで、この記事ではバイラル動画の概要や事例、実際に制作する際に押さえるべきポイントをご紹介します。プロモーション手段としてバイラル動画をご検討の方は是非参考にしてみてください。

バイラル動画とは?

バイラル(Viral)とは、直訳すると「ウイルス性のある」という意味です。従って、バイラル動画とは「ウィルス性のある動画」つまり、人から人へとクチコミやSNSを通じて拡散されていく動画を指します。いわゆる「バズ動画」と同義と考えて良いでしょう。

SNSのタイムライン上にはたくさんのコンテンツで溢れていますが、その中でもついじっくり見てしまうような動画や、ついフォロワー・友人にシェアしたくなるような動画。もしくは、テーマに沿った投稿をしたくなるような動画もバイラル動画の一種と言えます。

バイラル動画のメリット

それでは、バイラル動画を制作するメリットを見ていきましょう。

メリット1. かけたコスト以上に、動画の視聴者増加を期待できる

バイラル動画の最たるメリットとして、一般の人々によって動画が拡散されていくことにより、かけたコスト以上に認知拡大を狙えることが挙げられます。

自社のTwitterアカウントやYouTubeチャンネルで投稿し、それが拡散されることにより、該当の動画が多くの人々に認知されていきます。また、自社アカウントそのものの宣伝にもなるので、その他の投稿を見てもらえるきっかけにも繋がります。

なお、フォロワーが少なく、拡散してくれるユーザーへのリーチが見込めないという場合はSNS広告も併用して回すのも一つの手です。特にTwitter広告であれば、広告そのものがリツイートされて表示される分には、課金の対象とならないため、バイラル動画との相性が良いです。

メリット2. 抵抗感を和らげて動画を視聴してもらいやすい

バイラル動画は抵抗感を和らげて、動画を視聴してもらいやすいのもメリットの一つです。

バイラル動画は友人や有名人から拡散されて目にするケースがほとんどです。そのため、企業アカウントが発信している動画をそのまま見るよりも、知っている人からの口コミで紹介されてから目にする方が、抵抗感なく視聴してもらいやすいです。

ただし、そもそも拡散したいと思うような内容である必要があるため、商品や企業の宣伝はあまり目立たせなかったり、紹介するにしても何かしら面白い・感動するような表現が求められます。

メリット3. 企業ブランディングに繋がる

バイラル動画を通して、企業のスタンス・大事にしている想いを伝えることができれば、企業ブランディングにも繋がることでしょう。

「面白い!」「かっこいい!」「感動した!」こういった感情のもと、人々は動画を拡散してくれ、そのような感情は拡散先の人にも伝染していくものです。ひいては、その動画の商品・企業へのイメージを良くするブランディングの効果も期待できます。

バイラル動画の注意点やデメリット

一方で、バイラル動画のデメリットとして、以下が挙げられます。

デメリット1. 炎上しないように気をつける必要がある

バイラル動画は炎上する可能性も孕んでいます。強いメッセージ性のある内容や、面白がられると思って作ったものが非難を招いてしまい、炎上してしまったバイラル動画がいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。

メリットの部分で先述した通り、企業のイメージに直結してしまうため、炎上してしまうとマイナスイメージを与えることに繋がり兼ねません。

このような炎上のリスクを避けるには、動画が誰かを不快にさせる内容になっていないか、誤解を与えるような表現になっていないか、企画の段階で抜かりなく確認する必要があります。

デメリット2. 緻密な企画のもと作成しないと、拡散されずに終わってしまうことも

バイラル動画制作の際に押さえるべきポイント(詳しくは後述しております)を外してしまうと、拡散されることなく終わってしまう可能性もあります。

どこかで見たことのあるような内容だったり、宣伝色を感じさせてしまうような内容になっていたりすると、一般ユーザーによる拡散が思ったように拡がりにくいです。拡散されずにプロジェクトが終わってしまわないよう、緻密な企画が必要となります。

バイラル動画の活用事例紹介

それでは、企業が制作したバイラル動画の活用事例を見ていきましょう。

1. 辛い(からい)商品にちなんで辛い(つらい)あるあるを

日清食品株式会社の「アクマのキムラー」という辛いチキンラーメンのプロモーションを兼ねた本作。辛いチキンラーメンにちなんで、生活や社会で起きうる辛い「あるある」を詰め込んであります。5秒毎に1つのあるあるが表示されるテンポの良さに、つい最後まで見てしまいたくなる動画です。

社会への辛いあるあるは、時に強いメッセージとなってしまい思わぬ火種となってしまうことも考えられます。しかし本作では、コミカルなアニメーション動画のおかげでマイルドに仕上がっています。さらに、普段かわいいチキンラーメンの「ひよこちゃん」が劇画タッチに描かれている衝撃も、動画が拡散される要因の一つになったことでしょう。

2. 誰もが共感できる「小学生あるあるネタ」で、つい見てしまう動画に

キリン株式会社による「プラズマ乳酸菌」シリーズ商品紹介として制作された動画です。「あるあるネタ」で共感を呼び、拡散され、再生回数が1,000万回を超えたバイラル動画のお手本のような事例です。小学生あるあるネタという、誰もが馴染みあるテーマに即した動画ですが、演技派な子役に再現させることによって、つい見てしまう内容になっています。

企業側として肝心の商品紹介のシーンも、同じトーンで自然に仕上がっています。

3. Twitterでのリツイートキャンペーンを用いて、拡散を促す

株式会社 明治による「47都道府県きのこたけのこ愛のお返しキャンペーン」と題した動画です。商品のプロモーションはもちろん、「きのこたけのこ国民大調査」が行われていたことの認知拡大のために制作されています。

ユーザー自身が「きのこ派」か「たけのこ派」かを発信できるチャンスでもあり、さらにリツイートした人に対しては抽選でプレゼントがもらえることもあって、数万のリツイートがされています。

なお、動画の下半分では画像を固定表示しています。そうすることにより、動画を視聴したタイミングがいつでもキャンペーン内容が常に確認できるようになっています。

4. ゲームアプリの想定ユーザーが興味を持ちそうな内容でプロモーション

株式会社ネクソンによる「EA SPORTS™ FIFA MOBILE」というサッカーのゲームアプリのWebCMプロモーション動画です。元サッカー日本代表の中村憲剛選手が、高校生の練習にサプライズで混じるという内容です。

ピッチ上での活躍はよく知られている中村憲剛選手ですが、普段の練習への取り組み方や高校生への指導の仕方を見ることができるのは新鮮なものであり、大きな反響を呼びました。

ゲームアプリの内容を紹介するのではなく、サッカーゲームが好きな人が興味を持って見てくれそうな動画を制作することで、間接的にゲームアプリや企業のブランディングに繋げています。

バイラル動画の作成方法【自作/制作会社へ依頼】

バイラル動画の作成方法について見ていきましょう。

バイラル動画を自作するには?

バイラル動画は自作することも可能ですが、基本的にはハードルが高いと言えます。

企業のブランディングにも関わってくるため、クオリティの低い動画を作ってしまうと企業イメージにも影響を及ぼし兼ねません。よって、社内に映像クリエイターを抱えていないのであれば映像制作会社に依頼するのがおすすめです。

しかし、敢えて一般の人が作ったような映像にしたい場合は、自作で制作することも可能です。

例えばYouTuberのように商品の紹介をしたり、一般ユーザーがSNSに載せるような動画をモチーフにして宣伝に繋げたり。敢えて一般の人が作ったようなテイストにすることで、親しみやすいバイラル動画を目指すのも一つの手です。

その際、iPhone(X以降)があれば撮影器具としては十分です。また、凝った編集を行うのであれば、Adobe Premiere Proというプロユースの編集ソフト(有料)がおすすめですが、あくまで「敢えて一般の人が作ったような映像」を目指すのであれば、スマホで編集した方がテイストとしては望ましいかもしれません。

そのため、自作する場合でも特殊な機材や編集ソフトは必要なく、スマホ1台でも十分に制作することは可能です。

【関連記事】

バイラル動画を外部の制作会社に依頼する場合

バイラル動画を外部の制作会社に依頼する場合

以下、エレファントストーンの例にはなりますが、バイラル動画を制作する場合以下のような手順で進んでいきます(※弊社の場合「広告運用代行」は任意のオプションとなります。)。

1. お打ち合わせ

初回のお打ち合わせ時、エレファントストーンでは以下の項目をお客様にヒアリングしています(一部を抜粋しています)。

  • ​​最も伝えるべきメッセージ
  • ターゲット層
  • 映像を配信する媒体・シーン
  • みてもらった人にどのような変化を期待するのか
  • トーン&マナー(=映像の見た目の方向性や雰囲気のこと)

初回ヒアリングの時点で、上記のような点で認識の齟齬があると制作段階でお互いに迷いが生じてしまい、映像のクオリティにも直結してきてしまいます。初めにこういった点のすり合わせを行うことは非常に重要です。

2. 企画/絵コンテ作成

制作する動画の方向性が見えてきたら、企画を詰めていきます。動画を通して、何を訴求するのか、視聴者にどのように感じ取ってほしいのか。どのような心情で一般の人々が二次拡散をしてくれると見込めるのか。こういった部分を企画し、提案します。

また、実際にどのようなシーンを撮影するのか、1カットごとの映像イメージをイラストに落とし込んだ「絵コンテ」を作成するケースもあります。言葉だけでは完成イメージは共有しにくいですが、絵コンテを通して、お客様と制作会社の鮮明なイメージ共有を図ります。

3. 撮影

企画が固まったら、撮影を行います。3秒ほどのカットを撮影するのにも、10分、15分をかけて細部にまでこだわり抜きます。

特にバイラル動画はSNSで拡散されるケースが多く、SNSユーザーが目を留めて見る動画には、目が離せないテンポやクオリティが求められます。そのため、1カットごとにキャストの表情や、小道具の位置など細部にまでこだわり抜いて撮影を行います。

4. 映像編集

撮影素材や、お客様からいただいていた素材(画像や企業ロゴ、キャラクターなど)を組み合わせて編集し、完成イメージに近づけていきます。なお、弊社ではお客様のイメージに柔軟に対応できる制作体制のため、修正回数に制限を設けていません。

5. 納品(ケースによってはその後広告運用代行も)

編集した映像にご納得いただいた段階にて、ご納品となります。ちなみにエレファントストーンでは、納品した映像を用いてYouTubeやSNS上で広告運用代行を行うことも可能です。映像を作って終わりではなく、使い方までご提案できます。

ご予算について

あくまで目安ですが、バイラル動画を弊社で制作する場合は50万円前後で請けるケースが多いです。

先述の通り、素材を全て支給されていれば50万円以内に収めることは難しくありませんが、一からイラストを制作したり、キャストに有名人を起用する場合には、それ以上の見積額となることでしょう。

なお、映像制作にまつわる費用について気になる方は「動画制作や映像制作の費用相場について」という記事も併せてチェックしてみてください。

バイラル動画制作時のポイント

バイラル動画を自作する際はもちろん、制作会社に依頼する際にも以下のポイントを押さえた上で制作することが重要です。

効果を保証するものではございませんが、バイラル動画は以下のポイントを満たしているものが多いです。

1. 共感を呼び、シェアしたくなる内容である

バイラル動画は見ていて面白い、楽しい、もしくは考えさせられるような内容である必要があります。動画をついシェアしてしまう時というのは、その人の心が揺さぶられたときです。

共感を呼ぶような内容になっているかどうか、最初の企画の段階でしっかりと吟味しましょう。

2. 短時間にまとまっている

多くのバイラル動画は1分以内に収まっています。主にSNSを通してバイラル動画は拡がっていきます。その動画を見る時間はせいぜい長くても2〜3分がいいところでしょう。

3. 宣伝の要素は控えめである

バイラル動画においては、宣伝要素は控えめにしておくのが鉄則です。企業アカウントが発信するとなると、誰しもが基本的には宣伝だと思って見ますし、実際に商品の機能などを紹介するような内容がメインになると、よほど目を見張る機能でない限り、拡散は見込めません。

4. ストーリー性がある

バイラル動画にはストーリー性がある内容が多いです。面白い系、感動系、ジャンルは問わず、ストーリー性のある動画というのは、ついその先が気になって見てしまうものです。心を揺さぶるストーリーで視聴者を惹きつけ、最後の数秒のみに商品や企業ロゴを出すことで、「宣伝されている感」をほとんど感じさせることなく企業ブランディングに伝えることができます。

「3. 宣伝の要素は控えめである」とも付随して、ストーリ性のある動画にするのも、拡散を見込むために重要なポイントです。

5. オリジナリティがあり、初めて見るものである

動画にオリジナリティがあり、見た人に「初めて見た!」と思わせられる内容に仕上がっているかも大事なポイント。どこかで見たことのあるような動画ですと、わざわざ拡散しようとは思われにくいです。「こんな動画、初めて見た」と思わせるほどのオリジナリティがあるかどうか、この点も押さえた上で企画を練りましょう。

まとめ

冒頭でもお伝えしたように、バイラル動画は狙って作ったからといって想定通りに拡散されるとは限りません。しかし、成功事例を見て拡散された理由を分析したり、ご紹介したようなポイントをしっかりと押さえていれば拡散されやすいバイラル動画に繋がってくるものです。

しかしそれでも、実際に企画を綿密に仕上げていくのは簡単ではありません。そんな際には、私たちエレファントストーンのような映像制作会社に依頼するのがおすすめです。

私たちは映像に関する知識はもちろん、「ただ拡散されるだけ」の映像ではなく、しっかりとお客様の想いも伝わるようなバイラル動画を制作できるように、考え抜いて企画、撮影、編集を行って参ります。

また、発信する媒体のフォロワーが少ないというお客様でもご安心ください。エレファントストーンでは、納品した映像を用いてSNSやYouTube上で広告配信の運用までサポートすることができます。最初に見てもらう人を増やすためのお手伝いまで、ご提案いたします。

「バイラル動画を作ってみたいけれど、何から考えれば良いか分からない……」という方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。少しでも拡散されやすい動画が企画できるよう、一緒になって楽しみながら映像制作に当たらせていただきます。

この記事を書いた人

登陽一朗
エレファントストーン経営戦略室企画課所属

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