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ディズニーの動画配信「Disney+」2020年内にも日本上陸
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ディズニー(Disney)が2020年後半にも動画配信サービス「Disney+」を日本で展開すると発表した。
2019年11月に北米でスタートした同サービスはアメリカ、カナダ、オランダを皮切りに欧州へ順次展開され、2月3日時点で有料会員2860万人、4月8日には5,000万人に到達したという。
アジアでは4月3日にインドで配信が始まったばかり。それでも既存サービスHotstarと組み合わせた提供ということもあり、すでに5,000万人の有料会員のうち800万人はインドの会員だという。日本で展開したあとはアジア各国での配信開始を目指すとのこと。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、20世紀スタジオなどの映画、ドラマ、オリジナルコンテンツを見ることができる。すでに『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ『MANDALORIAN(マンダロリアン)』が好調でシーズン2の作成が決定している。なお、日本では「Disney DELUXE(ディズニーデラックス)」で独占配信をしている。それ以外にもドラマ版『モンスターズ・インク』、『ハイスクール・ミュージカル』などの作品がオリジナルとして配信中だ。
ディズニーの最高経営責任者のボブ・イガーとディズニーのD2Cおよび国際ビジネス担当チェアマンのケヴィン・メイヤーが主導して、ディズニーは2006年から現在に至るまで約1000億ドル(約11兆円)もの資金を投入してピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、21世紀FOXといった会社を買収してきたストリーミング事業に備えてきた。
なお、それだけにアメリカではメイヤーがディズニーを継ぐのではないかという期待も大きかったが、イガーは2021年末でディズニーを去り、ボブ・チャペックが次期CEOになることが決まっている。
メイヤーは「素晴らしいストーリーテリングは刺激になりますし、高揚もします。私たちは、Disney +の喜びにあふれ楽しい幅広いエンターテイメントを提供できるという幸運な立場にいます」とコメントしている。
気になる価格と開始時期だが現在は未定とのこと。なお、アメリカでは月額6.99ドル(約800円)、同社が手掛けるHuluとESPN+のセットで月額12.99ドル(約1400円)、年額69.99ドル(約8000円)の料金プランがある。