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波に乗り遅れるな、移住促進のPR動画4選

波に乗り遅れるな、移住促進のPR動画4選

リモートワークの普及にともない都市から地方への移住を希望する人が増えています。

総務省は、10月末に東京の転出者が転入者の人数を三ヶ月連続で上回ると発表。2020年9月の移住先の人気第一位は、神奈川県で7389人、次いで埼玉、千葉、大阪、愛知の順で希望する人が多いそうです。

さながら各自治体間による移住者争奪戦の模様を呈していますが、注目したいのは都市部の転出希望者へ向けて積極アピールする動画もまた競争状態になっていること。

当サイトを運営するエレファントストーンでも、そうした地方自治体のプロモーション映像を制作したいというご依頼をいただくことがあります。

今回は、地方が制作する移住促進PR動画の中からおすすめの作品を4本ご紹介いたします。

ハチ公もリモート!?秋田県の移住PR動画

ニュース番組形式の映像でユニークな移住をアピールするのが秋田県が10月のに発表したPR動画です。

東京渋谷のシンボルのハチ公が、故郷の秋田に移住してまさかのリモートワーク。“犬語通訳者”の女性によると、ハチ公は「ご飯はおいしいし、温泉も最高。土地代が安いから白い家に住めちゃうかも」と移住先に秋田を選んだ理由を力説しています。

ハチ公と同じくリモートワークで都内の企業に勤めている秋田すみ夫さんも登場。広大な田んぼをオフイスがわりに、仕事の合間に農作業をこなすリモートライフを楽しんでいます。

オフタイムの魅力が盛り沢山な秋田県の魅力が伝わるユーモラスな一本です。

丁寧な暮らしを実践!焼き物の里のPR動画

9月の移住希望先では第6位と、安定した人気を得ている茨城県。東京まで電車一本で移動できる地の利もあってか、茨城の移住相談センターによると前年に比べて二倍以上の相談が寄せられているそうです。

水戸近隣に位置し、“都心からいちばん近い焼き物の里”として知られる笠間市では、日々の暮らしを市内に住む人の映像を通して紹介。

あくまでもシンプルな演出で素材の素晴らしさを最大限にひきだしており、美しい暮らしの映像に静謐な音楽が絶妙にマッチした良作です。のどかな田園風景と子供たちの弾ける笑顔、ラストシーンで空を舞う風船のカラフルな色彩がとても印象的。

どのカットもとても丁寧に撮られていて、その並べ方にもセンスを感じます。茨城では移住者に向けた手厚いサポート事業(単身で60万円、世帯で100万円)も行っているのでそちらもあわせて参考にしてみてください。

リアルな移住生活まるわかり!遊佐町の移住PR動画

移住促進のPR動画で一つの定番になっているのが、インタビュー映像で移住促進をPRするスタイルです。今年の6月に公開された山形県遊佐町のこちらの一本では、子育て世代がリアルな移住の体験談を実直に語っています。

やはりインタビュー形式のいちばんのメリットは、生活の実情が伝わりやすいこと。

漠然と移住を視野に入れている潜在的な層へ向けたPRというよりは、まさにいま現在移住を検討しているリアルタイムの希望者へ向けてPRを展開する際に非常に有効的な手法です。

折に触れ、体験談の合間に遊佐町の自然豊かな映像が流れる点も着目したいポイントです。

この遊佐町の事例のように、子育て世代移住奨励金、子育て支援、幼稚園の保育料免除、物件探しの支援等、移住者に対して多くのサポートを実施する自治体がここ最近増えてきているのは、選択肢が広がってとても喜ばしいことですよね。

スローライフもアーバンも!栃木県の最高ですみませんなPR動画

以前から首都圏へ向けて積極的に移住をPRしている栃木県。「10秒に一回すみませんを言う」と移住PR界でひそかにバズを呼んだのがこちらの動画です。

なぜに栃木県は謝り続けるのか?

東京まで1時間と言う便利なロケーション。自然あふれる里山でリモートワークのかたわらに営む農的生活。古い街並みと小粋カフェで過ごす優雅なティータイム。“こんなに素晴らしくてすみません“と言わんばかりに、ふるさと自慢をくりひろげながら軽快に謝り続けています。

都市部に近く、アーバンもスロライフも同時に楽しめるのは大きな魅力ですね。知られざる栃木の多彩な魅力をラップ調の斬新な演出で紹介した移住PR動画の傑作です。「距離が近すぎてもOK牧場!」と言える日がどうか1日でもはやく戻ってきますように。

まとめ

当サイトを運営するエレファントストーンでも、今回ご紹介した映像のように地方への移住を促す映像を制作しています。

無料相談から受け付けておりますので、移住促進のPR動画の制作をご検討の方はぜひお問い合わせください。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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