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監視カメラ+ビデオカメラ?
キヤノンが遠隔操作できるビデオカメラを発売へ
キヤノンは18日、遠隔操作のできるカメラ「CR-N500」「CR-N300」「CR-X500」、カメラ制御システム「PC-IP100」の4商品を5月下旬から順次発売すると発表した。
キヤノンはこれまでも遠隔操作の技術についてリリースを多く発表している。1月には医療機関向け遠隔モニタリングパッケージを発売、また、店舗や建設現場、介護などの現場で使える遠隔モニタリングを実現するクラウド型録画サービスを無償で提供を開始した。
2020年にも遠隔操作可能なカメラシステムを発表
2020年にも「ロボティックカメラシステム CR-S700R」を発売している。これは、遠隔でカメラの向きやズームを操作して静止画を撮影できるカメラシステムで東京オリンピックでの需要増を見越して価格385万円前後で販売された。
画像引用元:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2020/2020-01/pr-remote-control
だが、同システムは別に同社の一眼レフカメラが必要で、価格も高額だった。それゆえ報道のシーンで使われることを想定されていた。
リモート撮影は主流になるのか?
今回のプレスリリースでは静止画ではなく「映像」に着目。「ビデオカメラ」と「監視カメラ」の技術を組み合わせた。
画像引用元:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2021/2021-03/pr-remotecam
画像引用元:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2021/2021-03/pr-remotecam
監視カメラは映像の質が悪いが「4K」の撮影が可能。これまでのビデオカメラ感覚で遠隔操作できるようだ。
キヤノンは自社のリリースで
新型コロナウイルス感染症の影響でリモートによる映像づくりやオンラインによる映像配信が加速しており、例えば教育分野における授業映像の配信、ビジネス分野におけるセミナー映像の配信などが様々な現場で普及しています。
また、放送分野では、放送局・プロダクションがリモートカメラを用いた番組制作環境を構築しつつあります。このように、制作現場ではリモートによる低コスト化・省人化を実現する製品やソリューションに対するニーズが高まっています。(キヤノン調べ)
引用元:https://canon.jp/corporate/newsrelease/2021/2021-03/pr-remotecam
と、リモートによる映像づくり、オンラインによる映像配信に合わせた製品であることを述べている。
ZOORELでも昨年取り上げたように映像づくりがリモート撮影で行われたり、学校の授業や会社の打ち合わせがオンライン化したり、この1年間で映像は注目を浴びた一方で、密だった制作現場もニューノーマルに対応するために工夫が必要でした。
このような遠隔操作できるカメラがあれば、撮影をする側とされる側で顔を合わせることなく映像制作が可能になる。無償で提供されるPC用ソフトウェア「リモートカメラコントロールアプリ」では最大9台を制御、5月下旬発売のコントローラー「RC-IP100」ではなんと100台のリモートコントロールが可能になる。
プロの現場で求められる複数カメラによる遠隔操作がより手軽にできる格好だ。高画質の監視カメラとして、音楽のライブの撮影、ビジネスシーンでのセミナー配信など多様な用途での活用が期待できる。なお、価格はオープン価格とのこと。
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