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映像の世界にも学会がある。「日本映像学会」次回は6月に開催

映像の世界にも学会がある。「日本映像学会」次回は6月に開催

YouTubeを皮切りに一般の人々でも映像を撮影する・編集する・再生するといった機会が増えた昨今。映像といえばかつてはプロになるための登竜門が狭い世界もありました。そう、映像を学問的にとらえて研究発表をするための学会があるのをご存じでしょうか?

日本映像学会とは?

設立されたのは1974年、今よりも約半世紀前のことで事務局は日本大学芸術学部映像学科(通称:日芸)に置かれました。

設立の経緯は公式ホームページで以下のように掲載されています。

今日、私たちの生活に占める映画・テレビ・写真の役割は、ますます大きなものになりつつあります。それらは単に、情報伝達の媒体であるばかりでなく、私たちの意識に深く根をおろし、文化の本質まで形づくろうとしています。私たちはこの事実を認識し、写真・映画・テレビを、一つの映像という共通の視点からとり上げたいと思います。

1年に一度の学会以外にも映像表現研究会、アニメーション研究会といった部署ごとの研究会、関西、中部などの支部に分かれているなど大きな組織になっています。

日本映像学会、2021年度の大会は?

2021年6月5日(土)・6月6日(日)には愛知県立芸術大学で第47回大会が開かれる予定です。第46回大会は2020年9月にオンラインで開催されました。元々は5月に関西大学で開催される予定でしたが延期になっていました。このように芸大だけでなく普通の大学などでも開催され幅広く映画・テレビ・写真について捉える会になっているようです。

日本映像学会の会員になりたい

正会員は「映像について学問的ならびに創作的関心を持ち、これらの研究と業務に直接または間接に従事している個人。」で当会会員2名の推薦が必要だそうです。

また、賛助会員があります。「本会の目的に賛成し、本会の事業に協力する個人、法人、および団体。」で年間1口15,000円(2口以上)の会費がかかるものの正会員よりはなりやすいのかもしれません。会員を見ていると大学に残って(戻って)研究をしている教授・准教授といった方々が多そうなイメージでした。

どんな感じか覗いてみたい

実際の情報はほとんどありませんが、YouTubeにて2020年度 日本映像学会中部支部 第1回研究会の様子をフルで見ることができます。

VRと手指の感覚の連動といった最先端の研究から、人工衛星を使った地上絵の作成など映像といっても内容は多岐にわたります。想像力を掻き立てる内容も多く、映像というものを大きな目線でとらえるチャンスにもなりそうですよ。

少しでも興味を持った方は6月の大会に参加してみてはいかがでしょうか。

夕方からメディアを学ぶ、「東京大学大学院情報学環教育部」って知ってる?

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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