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いま話題の東京オリンピック関連ムービーを厳選紹介
東京オリンピック2020が開催を迎えています。
トップアスリートたちの華々しい活躍とともに、選手村の様子を撮影した動画がまたたく間に世界を駆け巡るなど、動画コンテンツの影響力が際立つ大会になっていますよね。メダルラッシュに沸いた柔道の選手たちも、それぞれの選手のストーリーを意識した4分間の「モチベーションビデオ」を作成し、試合前に活用していたそうです。
そこで今回は、いま話題を呼んでいるユニークなオリンピック関連動画を厳選してご紹介します!
異次元のセンス!OMEGAのムービー
誰もが憧れるスイスの高級時計ブランド「OMEGA」。なぜ、その動画がオリンピックと関連するのか?
実は、採点や時間計測、会場の結果表示システムなど、今回で29回目のオリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務めているのが「OMEGA」なんです。
日本の伝統文化とオリンピックの競技を融合させた、異次元の映像センスがSNSを通じて世界的なバズになっている本動画です。庭園、五重塔、書道、富士山、舞妓といった日本を象徴する風景・芸能とアスリートたちの勇姿を2画面でコラージュ。
冒頭では日の丸と、末尾では竹林と流れるように重なり合う腕時計の輝きが眩く、ブランディングムービーとしてもパーフェクトな一本です。
30秒で号泣。TVで話題の感動CM
家庭用洗剤ジョイや紙おむつパンパースなど、暮らしに役立つ世界的な消費財メーカー「P&Gジャパン」。本大会では、IOC(オリンピック委員会)のパートナー企業として、「よりよい世界の実現のため、行動を起こすこと」をテーマにスペシャルムービーを公開し、大きな注目を集めています。
アスリートたちの勇姿をエモーショナルに描いた作品は、現在TVCMでも流れているので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
我が子を誇りに思う親の視点で語られるナレーションが感動的な本作のタイトルは、「Your Goodness Is Greatness(あなたの善さが、あなたの良さ)」。この作品の並々ならぬエモさの秘訣は、おそらく2人称の「あなた」という語りかけにあります。
まるで自分が両親から賞賛されているような気がしてきませんか? どことなく新海誠監督や細田守監督の作品を彷彿させるような音声効果もまた、見過せないバズポイントの一つです。
放送禁止スレスレ!世界一尖ったパラリンピックCM
イギリスでは、若者やマイノリティ、知識人たちに向けた“アバンギャルドな放送局”としてよく知られる「Channnel 4」。本国で開催された2012年のパラリンピックの放映権を獲得してからというもの、パラリンピック向けのスペシャルムービーを大会ごとに公開。
前回のリオデジャネイロ大会用に制作された「We’re The Superhumans」は、世界でもっともシェアされたオリンピックCMとして大きな話題を呼びました。
足の指にスティックを挟んで演奏されるジャズドラムの音色……。
超人がテーマの作品に相応しいオープニング映像が特大のインパクトを放っていますよね。今回の東京パラリンピック向けのCMも負けてません。すごいことになっています。
いやー、攻めてます。
超人的なパラリンピックアスリートたちの能力をユーモアたっぷりに描いているのですが、映像センスが尖りに尖っていますよね。たぶん、日本だったら放送出来てません。3年後のパリ大会では、いったいどんな作品をぶっ放してくれるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。