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プロジェクションマッピングの魅力に迫る!!
エレファントストーン エディターの石田です。
皆様はプロジェクションマッピングというものをご存じでしょうか。
壁やオブジェクトにプロジェクターで映像を投影し、不思議な世界を作り上げるプロジェクションマッピング。今やイベントだけでなくアミューズメント施設やサイネージ等でも見られるようになりました。今回はその魅力と奥深さをご紹介したいと思います。
プロジェクションマッピングのここが面白い!
プロジェクションマッピングの最も大きな特徴とも言えるのが、スクリーンが平面ではないということです! 映画館で映画を見るのだって、プロジェクターから映像を投影しているので、仕組みとしては同じかもしれません。
しかしプロジェクションマッピングは、複雑な装飾がある壁面だったり、お城やお寺、実物の車など、投影の対象物を選ばないのです!
現実と映像のコラボレーションのようなイメージですね。
造形を活かした演出によって、より強く立体感を感じたり、そこにはあるはずのないものが、まるで本当にいるかのように錯覚させたり(ディズニーランドなどでありますよね……!)その可能性は無限大のように感じます!
個人的に好きな作品
僕の個人的に好きなプロジェクションマッピングをご紹介したいと思います。CGがすごいとか、作りこみがすごい、という映像はたくさんあると思うんですが、プロジェクションマッピングって、ただ映像を見るだけでなく、現実離れした感じ、みんなで見ている感じ、その場の一体感が非常に良いと思うんですよね。
こちらは、たまたまYouTubeで見つけた、中学校の卒業式でプロジェクションマッピングをしている様子なんですが、近年大々的に卒業式ができない中、せめて何か思い出に残ることがしたいという先生の想いから始まった企画だそうで、僕が良いと思ったところは、最初はスクリーンだけに映像を投影してから突如正面の壁全体に投影するという誰も予想しなかった展開に、学生たちの歓声が沸き起こるシーンです。(0:28)
非常に良い!初めてこれを見た時めちゃくちゃ鳥肌が立ちました!!
対象に縛りがないプロジェクションマッピングの楽しさってこういうことだ……と思いました。思い出に残ることをしたいという先生の優しさとそれに大きく応えてくれる生徒の歓声。この場に僕も居たかった、、、
アイデア次第で無限大!
現在のものでもこれだけの迫力・満足感があるのに、プロジェクションマッピングは日々、進化を遂げているようです。例えば、噴水に映像を投影しているもの。
こちらは技術というよりアイデアの勝利、といった感じでしょうか。不規則に動く水に投影することで、映像にもランダムな揺らぎやボケ具合が加わり、非常に良い味を出していると思います。
また、水や霧に投影しているということで、奥の景色が透けて見えているんですね。これによって「映像を見る」というより「浮いている」といった印象を与えているのではないでしょうか。何もない空間に映像を映し出す、ホログラフィック的なことが実現する日も近いかもしれません。
プロジェクションマッピングの魅力、感じていただけたでしょうか? 進化がとまらない映像の世界。その世界にいるだけでワクワクしてしまいます!自分は直接現場に、という機会は少ないのですが、卒業式のように、自分の制作した映像で直接感動を届けられる瞬間、感じてみたいです!
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