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VRで「他人の」世界を知る、「映画の」世界を見る

VRで「他人の」世界を知る、「映画の」世界を見る

映像の最先端技術の中でVR・AR・MRと言った単語は当たり前の様に使われ研究されています。一方で、未来像としてではなくお茶の間でヘッドマウントディスプレイをつけてVRを楽しむことが一般的かと言われるとまだまだこれからと言わざるを得ません。

それでも少しずつ良質なコンテンツが生まれているように思えます。今回はVRを使った映像の新しいアイデアを紹介します。

川崎フロンターレ

弊社エレファントストーンもスポンサードさせていただいている川崎フロンターレのケースです。2020年5月に投稿されると“サッカーの動画ではない”のに500万回再生され、本業のサッカー動画よりもバズったのがVRによる感覚過敏のある子供の世界を見てみようという動画です。

この動画では感覚過敏の特性のある子どもの立場で学校生活を疑似体験できるVR動画になっています。校門の前や図画工作の授業中の実際の様子とその対処法や配慮が動画を通して知れるという点です。

鈍い人から見ると何故こんなことで?と思うかもしれませんし、一方でこの動画を見て自分にもあてはまる!と思う人もいると思います。大事なことは発達障害や感覚過敏のある子どもたちの世界をVR映像を通じて体感できるという点です。

発達障害の子どもたちへの理解や認知を高めるためのプロジェクトの一環で実際に川崎市立の小学校で撮影したと言います。

当時、公式発表では

『発達障がい』は見た目では分かりにくく、「しつけがなっていない」や「ワガママだ」と勘違いされがちです。
そこでこれらに対して周囲の理解、認知を深めるため、特に感覚過敏のある当事者の「見え方、聞こえ方、感じ方」の体感が出来る映像をお借りしました。映像では、当事者はどの様な状況や環境がつらく、パニックになりかけるかを体感し、その状態から「どの様にしたら落ち着きを取り戻せるか」と「どの様にしたらできなかったことでもできるようになるか」について、具体的な方法や接し方などの「合理的配慮」を学べる構成になっています。ぜひご覧ください。

とコメントしていました。

VRで千と千尋の神隠しを再現?

VRを通じてアニメ映画の世界を再現しているYouTubeがあります。午後の工作さんです。

自らが千尋になった気分で海原鉄道にのって車窓からの風景や車内の様子を楽しむことができます。まるでアニメ映画の世界を旅しているみたい!

他にも『君の名は。』や『天気の子』といった名作映画の世界を体験できます。

アクシデントの体験もVRで

2017年と言う早い段階で公開され800万回以上再生されているのが水没車両からの脱出体験の動画です。「水没車両からの脱出」はゲリラ豪雨によって冠水した道路に車が入り込んでしまい水没。車内に閉じ込められた状態から脱出するという動画です。

事故のVTRといえば運転免許の更新などでおなじみですが多くは第三者視点です。VRを使い自らが疑似体験できることはその危険性を身近に知ることができます。

コメントの中には「危機感がもてる」といったものもあり、思わずうんうんと頷いていしまいました。

まとめ

このようにVRというと最先端の技術ということから「その技術をどう生かそうか?」「どれだけすごいのか」という新しいことへの挑戦という視点になりがちです。その中でこの3つの動画は技術的ではなく、他人の世界や架空の人物の世界を知るというアイデアの新しさがあります。

共通しているのは自分が他人になってその世界を体験するというものです。下を向くと自分のアバター(顔はない)が見れたりするんですよね。アイデアの広がりこそVRを普及させていく上で大事だと思います。今後も面白い情報がたまり次第紹介していきますね。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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