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「不毛の地」インターネットで頑張る3組のドキュメンタリーチャンネル

「不毛の地」インターネットで頑張る3組のドキュメンタリーチャンネル

映像、動画の世界は成長を続けています。特にインターネットの世界で気軽に動画が取り扱われるようになって以降、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video……と人々は動画プラットフォームに入り浸っています。しかし、唯一YouTube等で未だに取り扱いがほとんど行わていないジャンルがあります。ドキュメンタリーです。

テレビの世界では花形の一つであったドキュメンタリーですが、インターネットの世界ではほとんど見ることはありません。何かしらエンターテインメントの要素があるか、過激じゃないと受けないのでしょうか?今回は果敢にもネットの世界でドキュメンタリーを撮り続けている方々を紹介します。

ドキュ・メメント

最初に紹介するのは『ドキュ・メメント』より『”夜の街”に生きる コロナと風俗』(坂爪真吾(ホワイトハンズ)× 内山直樹制作)です。私自身、彼らの存在を知らず著名なテレビキャスターに教えていただいた経緯があります。

YouTubeの概要欄によりますと「社会問題の当事者が場の中心となり、ドキュメンタリーを通して他者の人生を経験する映像祭『ドキュ・メメント』」とあり2020年12月6日に公開されました。再生回数は5000回を超え他のドキュメンタリーよりも10倍近く再生されています。

後にNHKスペシャルで「“夜の街”で生きる〜歌舞伎町 試練の冬〜」として再編集されテレビで放映されたようです。

東京ブルーシート

ブルーシートと言う名前から想像できる通り、ホームレスを毎週取材して投稿しているチャンネルがあります。「これまでの人生をありのままでご紹介します。」としてホームレス1人1人に焦点をあてて取材をしています。

中でも88万回再生と話題になったのが「24歳 女性ホームレスの壮絶な人生。彼女に普通の生活を。」です。人間1人1人に多くの人生が詰まっていますが、それにしても壮絶……。動画にすることで支援を受けるための一歩となっており、単純な取材にとどまっていないのも魅力的ですね。

CBCドキュメンタリー

今では、テレビ局がYouTubeにチャンネルを持つことは珍しくありません。しかし、愛知、岐阜、三重を中心とするCBCテレビは公式チャンネルじたいがCBCドキュメンタリーと銘打ち「ドキュメンタリー」をアップロードし続けています。テレビ局という知名度もあってかすでに11万人のチャンネル登録者がおり、100万回を超える再生をされているドキュメンタリーもあります。

中でも170万回を超える再生をしたのは人間魚雷「回天」の生き残りを取材した作品です。「回天」は神風特攻隊と同じく出撃すれば必ず死ぬもので、「出口のない海」などいくつかの映画で題材になっています。生き残った人もすでに90歳を超え、今何を思うのかというドキュメンタリーになっています。

まとめ

このようにまだまだ数は少なく、再生数も“バズ”った動画よりも圧倒的に少ないものの、ドキュメンタリーを撮ろう、発表しようという方々はいます。しかし、多くはすでにテレビ業界で経験を積んだ人たちや地方のテレビ局だったりして、YouTuberのようにイチからドキュメンタリーを作っている方は少ないようです。海外では「映画を作ろう」と志すようにYouTubeでドキュメンタリーを公開をしている人がいます。日本でも同じようにドキュメンタリーの発表の場としてインターネットが機能するようになる未来を信じています。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊もコロナで自粛中。

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