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バズを見える化
「バズウォッチ」をご存じですか?

バズを見える化 「バズウォッチ」をご存じですか?

忘年会や新年会などのイベントに参加すると、1年を振り返ってさまざまな話題が飛び交いますよね。関心事は千差万別ですし、同じ出来事でも人によって受け取り方はまるで異なります。だからこそ会話の中で新しい発見があるわけですが、ともすれば仲間内だけの話題や大雑把なパブリックイメージとして着地しがちなバズを客観的に分析するツールが登場していたことをご存知でしょうか?

今回は、バズをマーケティング的な観点から相対化するのに最適な解析ツール「バズウォッチ」についてご紹介します!

バズウォッチってなに?

バズウォッチは、インターネットの世界で起こっているバズをさまざま角度から丸裸にするサービスです。バズを定義する客観的な数値やデータがどこにも存在していないことに気づいた電通が、デジタルマーケティングの最新ツールとして2020年に開発(初期モデルは2016年頃)。ツイートを詳細解析することで、テレビ番組やテレビCMにとどまらず、様々なトレンドの実態を客観的なデータで紐解きます。

世の中の流行やトレンド、ムーブメントを解析するソーシャル・リスニングツールならこれまでも存在したのでは? そう疑問に思う方もいらっしゃることと思います。そうした先行サービスとバズウォッチの違いはどこにあるのか。ここでは、以下の4つの相違点について解説しながら、恐ろしいほど世界が見えてしまうバズウォッチの革新性についてお伝えします。

① バズの全体像を俯瞰で見れる

バズウォッチでは、ツイート解析によって以下の4項目で日毎、週毎にバズランキングを発表しています。

・CMランキング
・テレビ番組ランキング
・トレンドツイートランキング(拡散されたツイートのランキング)
・トレンドワードランキング(拡散された言葉に関するランキング)

ランキングは企業・ブランド・タレント・一般人・Twitter公式のカテゴリ分けもなされ、その日その週になにがバズっているのかを簡単にチェックすることができます。従来のマーケティングツールの多くは個別のトピックの解析に特化していましたが、バズウォッチならば一つひとつのトピックに対する解像度の高さを保持しつつ、世の中で起こっている全体像についての多角的なデータ分析も可能です。

② 性別年齢分布から感情分析までバズの詳細分析も見れる

バズウォッチでは、従来のソーシャルリスニングツールの強みであった個別のトピックに対する詳細なデータ分析もチェックすることができます。

・バズっている層の性別や年齢の分布データ
・バズられている出来事へのポジティブ/ネガティブな反応度

バズの面白いところは、ファンの声援だけでなく、生理的な拒絶反応の声もひっくるめて一つのムーブメントを形成することです。その象徴的な現象が“炎上バズ”です。好感度とは異なり、バズとは好感や嫌悪が生まれる前段階「気になる度」の表れといっても良いかもしれません。

そのため、企業イメージの向上や効果的なブランディングにつながるバズを生み出すためには、バズウォッチからポジティブネガティブの割合を正確に把握しておくことが重要です。

③持続する好感度/瞬間風速としてのバズ

テレビCMの費用対効果やそれに対する視聴者のリアルな声を見える化するツールとしては、CM総合研究所の「CM好感度調査」がありました。わたしたちがメディアを通して見聞きする「CM好感度ランキング」などもこれを元に作成されています。

しかしながら、こうした「好感度」的なマーケティングは、どれも純粋想起(その広告を思い出す頻度)、定点観測、全量調査といったある程度持続する主観的な感情やイメージを対象としたものです。

一方でバズとは、脊髄反射ともいえるSNS上の反応によって生み出された即時的な「気になる度」の総体です。この瞬間最大風速のような現象は、従来のマーケティングツールでは解析が難しく、バズウォッチのような独自の解析システムの登場が待たれていました。

④ 誰でもスピーディかつ手軽にビジネス利用できる

オリコンチャートのようなエンターテイメント性を備えたバズウォッチは、操作が簡単でパワーポイントへの出力機能も搭載されています。既存のシーシャルリスニングツールで必要とされる専門性がなくても、分析データをビジネス利用することが可能です。

「新規層・リピート層の構成比」「ファン・エンゲージメント度(支持比率)」「意味的クラスター分析(グループ分け機能)」といった各種データの自動抽出が、素早い資料作成や機動力の高いプレゼンテーションを心強くアシストしてくれます。

まとめ

今回は、これまでブラックボックスだったバズを見える化する最先端ツール「バズウォッチ」についてお届けしました。ユーザー登録することで誰でも利用可能なバズウォッチですが、オフィス利用を想定しているためコストは1ヶ月10万円(20人同時利用可、無料トライアルあり)〜に設定されています。

世相や消費者の心理をリアルタイムで反映しており、正確かつ有益なフィードバックを得ることができるバズウォッチの価値は折り紙付き。開発者サイドは、世の中の事象すべてをバズ解析できるようにしたいと今後の展望について語っているので、近い将来「バズウォッチがバズランキング入り」なんて可能性も期待できますよね。

バズを生み出すプロモーションを仕掛けたい場合は、ぜひ一度チェックしてみて下さいね。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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