SPECIAL

【採用活動で動画を使うメリットは?】動画を採用で再利用しよう

【採用活動で動画を使うメリットは?】動画を採用で再利用しよう

こんにちは、エレファントストーン プロデューサーの木村です!

近年よく耳にするリクルート動画。しかし、実際にリクルート動画を使うことでどんなメリットがあるのか理解している人は多くないのではないでしょうか。また一から動画を制作するほどの採用コストは確保できないというご担当者様もいらっしゃると思います。
今回はそんなお悩みに答えるべく、リクルート動画のメリットと既存動画の再利用法について考えていきたいと思います。

近年の就職活動の変化

近年の学生はどのように就活に関する情報を手にしているのでしょうか?

株式会社EXIDEAと株式会社Cheerが合同で2021年に就職活動生を対象に行った調査によると、「3割の就活生がSNSや動画配信媒体で情報収集している」という結果に。就職活動のオンライン化が進んだ現在、就活生の情報収集の手段も、訪問でのOB訪問や合同説明会などから変化しつつあることが伺えます。


引用:採用動画で7割が志望度アップ。就活生の生の声からわかった、コロナ禍で求められる採用現場の対応。

確かに私もエントリーする企業のSNSは、リクルートサイトなどよりも雰囲気がつかめる気がして面接前に確認してました。最近ではTikTokで発信する企業様も増えた印象があります。

また「企業を調べる際にもっと知りたいと思った情報は?」という質問項目では、「社員の人柄」、「社風」と回答した学生が全体の6割を占めたようです。

引用:採用動画で7割が志望度アップ。就活生の生の声からわかった、コロナ禍で求められる採用現場の対応。

以前はオフィスに訪問し、OB訪問なども気軽にできましたが、インターンや面接もオンラインになり、会社に訪問できず社員との交流が減ったことが原因で、就活生にはなかなか社風や社員の人柄がイメージしきれない現状があるようです。働く上でその会社が自分に本当にあっているのか、どんな人が働いているのか、は入社前に深く知りたいですよね。

リクルート動画の効果は?

そんな会社や社員のことを理解しづらいといった就活生が抱える悩みに対して、リクルート動画は本当に有効なのか、いくつかのデータをリサーチしました。

レバレジーズ株式会社と株式会社プルークスが合同で、就職活動生を対象として行った「就職活動におけるスマートフォンの活用と採用動画視聴に関するアンケート調査」によると、約8割以上の就活生が、採用動画視聴で「志望度が上がった」と回答。「採用動画があったほうが良い」と、回答した就活生は9割近くにのぼったようです。

引用:約6割の学生が「YouTube」で採用動画を視聴、就活時の採用動画視聴で8割が志望度アップ

また株式会社i-plugが2020年に行った「企業の魅力と働き方」に関する意識調査によると、「どのような企業に魅力を感じるか」という質問に対して、最も多かった回答は「社内の雰囲気が良い」になっています。


引用:就活生の「企業の魅力と働き方」に関する意識調査アンケート【2021年卒版】

約8割以上の就活生が、採用動画視聴で「志望度が上がった」という調査結果は、静止画にはない、細かな表情や声のトーンなど定性的な情報を伝えられる、という動画ならではの効果によって、魅力を感じる判断軸となる社内の雰囲気などが、動画で伝わったためだと言えるのではないでしょうか。

それ以外にも企業の事業内容や考え方をわかりやすく可視化して伝えられるので、志望者の企業理解を深めたり、入社後のギャップを解消できる、といった効果もあるかと思います。

採用動画として再利用が可能な動画と活用方法

動画は採用活動に有効ということはご理解いただけたかと思います。ただ一から動画を作るとなると、やはりそれなりに予算がかかってしまいます。過去に「社内で何かしらの動画を作ったことがある」という方は、その動画を会社説明会やリクルートサイト、SNSなどで再利用することをおすすめいたします。

会社紹介動画

私が再利用におすすめしたいのが、会社紹介動画です。

会社紹介動画は、企業の理念や歴史、事業内容などを、わかりやすく伝えているものが多いです。 目に見えにくい企業の雰囲気や作業現場、 言葉だけでは伝わりにくい事業内容や理念などをわかりやすく表現するため、学生の企業理解を促すことができます。SNSでは就活生に向けたハッシュタグを用いて発信することで新たな接点になるでしょうし、企業理解を深めることでエントリーを後押しする仕組みづくりも可能になるかと思います。

会社紹介動画はあるけれど学生向けの内容じゃないという場合、インタビュー動画を採用向けに撮影することで、より採用者へのニーズに沿った動画を制作することできます。求める人材や志願者へのメッセージを入れることで、その動画を自分ごととして捉えることを促し、ミスマッチを防ぎ、志望度向上にも寄与しそうです。

商品・サービス紹介動画

商品やサービス紹介動画も採用に有効に活用できるかと思います。会社説明会の一部にこのような動画を用いることで、企業が展開する商品やサービスについてわかりやすく伝えることができます。

また、説明する人のトークスキルによる説明内容のバラつきを防ぐことも可能です。担当者は説明にかかる労力を減らせるので、学生とのコミュニケーションに集中することができるでしょう。そうすることで、商品やサービスの理解に止まらず、実際の業務ではどんなサービスに関わるのか、業務理解まで促すことができます。

ブランディング映像

ブランディング映像も採用活動での活用をおすすめします。ブランディング映像は、制作過程で企業の魅力や価値観を見つけ出し、 映像というかたちに落とし込んでいます。

そのため、ブランディング映像を活用することで、企業に対するより詳細なイメージを掴んでもらうことができます。企業の世界観や価値観に共感を持ってもらうことができれば、親近感が湧き、志望度を高めるきっかけにもなるでしょう。会社説明会に活用する場合、冒頭に流せば期待感を高めることができますし、最後に流せば言葉での説明を補足しながら強い印象を残すことにもつながります。

エレファントストーンの採用活動における動画の再利用

実はzoorelを運営するエレファントストーンでも採用活動で既存動画を再利用しています。会社紹介の際に以下のコーポレートムービーを志願者の方にはご覧いただきます。

この動画は、フィロソフィー(スローガン、ミッション・バリュー・ビジョン)のさらなる社内浸透を目指して、インナーブランディングの一環として制作しました。

創業当初から受け継がれてきた価値観を大切にしつつも、これまで時間をかけて作り上げてきたエレファントストーンのフィロソフィーを表現すべく、若手メンバーも含めた会社全体でこのムービーについて考えていきたい!ということから、全社員を6班に分けて企画を考案しプレゼン。それぞれのメンバーの想いやアイデアや力が合わさり出来上がったのが本コーポレートムービーです。

私も一次面接の際にこの動画を拝見したのですが、エレファントストーンが大事にしているスローガンや行動指針について、言葉よりも理解しやすく、自分の考えと合っているかもと思えたことを覚えています。また、個人的には面接冒頭にこの動画を見る時間があったことで、少し緊張した気持ちを落ち着かせることもできた気もします。

エレファントストーンは新卒採用にあたり、フィロソフィーへの共感を大切にしています。そのため、フィロソフィーをわかりやすく表現したこの動画を使うことで、ミスマッチを防げているのではないかと思います。

このようなコーポレートムービーは、企業の姿勢を伝えられるため、ミスマッチを防ぐだけでなく、入社後の帰属意識やロイヤリティーの向上、また既存の社員に向けたインナーブランディングにも活用できます。

まとめ

動画は、少しの追加や修正で、当初とは異なる用途にも何度も再利用出来るとてもコスパの良いメディ アともいえます。ぜひ多様な用途で動画をご活用いただければと思います。

どう再利用すれば良いかわからない……などご不明点などありましたら、いつでもご相談ください!

この記事を書いた人

木村綾乃
エレファントストーンのプロデューサー

木村綾乃の書いた記事一覧へ

タグ

RELATED ARTICLES 関連記事