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初心者におすすめのAfter Effectsチュートリアル動画5選!

初心者におすすめのAfter Effectsチュートリアル動画5選!

こんにちは。エレファントストーン、エディターの松田です。

「動画編集をやってみたい」と思ったら、多くの方がAfter Effectsを使用するのではないでしょうか?
After Effectsとは、アドビ社から提供されているソフトです。3Dの映像やモーショングラフィックスなどを得意としています。細やかな編集を行うことができるため、弊社のような法人向けの映像を多く手掛ける会社や、CMや映画の制作を専門とする会社などで幅広く使われています。

クオリティの高い映像が作れますが、その分扱いが難しいソフトです。「After Effectsを使っているけどもっと上達したい!」そんな方に向けて、私が実際に試して上達に繋がったチュートリアル動画をご紹介します。

意外と知らない「シェイプレイヤーを手なずける」

「シェイプレイヤーが思い通りに動かない」「リピーターがずれる」など、After Effectsユーザーならこんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

この動画では、シェイプレイヤーの構造や意図しない挙動の原因を解説しています。シェイプレイヤーはAfter Effectsの基本機能ですが、単純なようで意外と複雑です。After Effects初心者の頃は混乱したのを覚えています。

グループやトランスフォームをなんとなく使っていませんか?
自分は大丈夫と思っている人でも、シェイプレイヤーについて意外な落とし穴があるかもしれません。実際に私もこの動画を見るまではシェイプレイヤーをなんとなく使っていました。普段なかなか注目されることのないマニアックな部分ですが、シェイプレイヤーは頻繁に使うのでとても重要な内容です。ぜひこちらのチュートリアル動画を参考にしてみてください。

王道プラグイン「砂のように消える文字!Trapcode Particular」

Particularを活用していますか? Particularとはparticle(粒子)を操ることのできるエフェクトプラグインで、活躍する場面がとても多いです。キラキラした粒子で高級感を演出したり、花火を打ち上げたり、水中の泡を表現したりと用途は様々です。とても有名なプラグインのため、多くのAfter Effectsユーザーが知っているプラグインかと思います。

この動画では、Particularを使った「砂のように消える文字」の作り方を学ぶことができます。かっこいい作例を作りながらParticularの使い方を丁寧に解説してくれているため、Particularの使い方を学ぶのに最適な動画です。Particularを使いこなせるようになれば表現の幅がとても広がります。

しかし、パラメータの数がとても多く全て英語で書かれているため、初めは混乱しやすいです。初めから全てのパラメータを把握するのではなく、作例を真似て作り、重要なパラメータを徐々に覚えていく勉強法がおすすめです。Particularは有料のプラグインですが、学生の方は学生料金で使える場合があるので、学生のうちに購入しておくと良いでしょう。

ハイクオリティな雨粒表現!「Realistic Rain Drop FX Tutorial! 100% After Effects!」

「After Effectsの勉強もいいけど、そろそろかっこいい作品を作りたい!」など実践で学ぶタイプの人にぴったりの動画をご紹介します。

この動画では、窓ガラスに垂れる雨粒をAfter Effectsの標準機能のみで作りあげます。トラックマットや標準エフェクトをうまく使い、美しいルックに仕上げていきます。難易度が高いチュートリアル動画のため、やりきるのにとても時間がかかると思います。After Effects初心者だった私は1日で終わりませんでした。

しかし、それだけ内容が濃いので、「こんなエフェクトがあるのか」「こんな事ができるのか」と新しい発見がいくつもありました! 完成した時にはAfter Effectsのレベルが確実にアップしていると思います。また、英語のチュートリアル動画のため、After Effectsのエフェクト名を日本語と英語で対応させてくれているサイトを見ながら進めるのがおすすめです。

合成の基礎知識!「そのモーショングラフィックス、実写に合成してみん?」

この動画では、主にトラッキングとカラーマッチテクニックについて学ぶことができます。どちらも実写映像を扱う際によく使う実用的なテクニックです。私が特におすすめしたいのは動画後半のカラーマッチテクニックです。このテクニックは、輝度や色を合わせる、ノイズ感を足す、ライトラップでなじませるなど、何かを合成する際に重要なテクニックになっていきます。

After Effectsに限らず、映像を制作する上でとても重要な知識です。この知識を知っていれば、自然な合成ができるようになります。他のソフトを使う際も基本的な考え方は変わらないので、身に着けておいて損はありません。合成のカラーマッチは動画で紹介されている以外にも様々な方法があるので、自分に合った方法を見つけましょう。個人的には Lumetri スコープを使う方法がおすすめです。

効率化の第一歩!「4つだけ覚えればエクスプレッションマスター!」

「After Effectsに慣れてきたけれど、もっと効率的に作業したい…」など、単純な作業の繰り返しは退屈に感じる方もいらっしゃるでしょう。もしかしたらその作業、エクスプレッションを使えばあっという間に終わるかもしれません。

こちらは、よく使うエクスプレッションについて解説している動画です。エクスプレッションはアニメーションなどを言語で制御することができます。例えば、物が振動するような演出を行う場合、キーフレームをひとつひとつ打つのは大変ですが、エクスプレッションを使えば一瞬でアニメーションを作る事が可能です。簡単なものであれば、コピー&ペーストで使えるようになるため、知っているだけで時短に繋がります。

また、エクスプレッションは修正に強いというのが大きな利点です。「10個の同じようなオブジェクトのアニメーションを後から変えたくなった」「シェイプレイヤーの色を一括で変えたい」など、まさにエクスプレッションの得意分野です。動画で解説されているエクスプレッションは、それ単体で使える便利なものです。ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

以上、5つの動画を紹介させていただきました。どれも重要な知識を提供してくれる動画ですが、無理に全てをこなす必要はないと思います。チュートリアル動画をこなすのはとても大変です。自分が興味を持った、ワクワクしたものをこなすだけで十分に力になりますし、モチベーションも保てると思います。

本記事で紹介した動画をきっかけにAfter Effectsが上達したという方がいたら嬉しいです。ぜひチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人

松田夏紀
エレファントストーンのエディターです。

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