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本質的な価値を映像で伝えた2022年上半期のPR動画4選〜三菱鉛筆株式会社ブランドムービーほか〜
企業や地方自治体による動画活用がごく一般的なものになっている昨今。
動画コンテンツのユースケースがあらゆる方面へと拡大し多様化する一方で、いざ制作をはじめてみると、どのようにしたら良いのか糸口が掴めないことも少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、2022年にYouTubeで公開された企業や自治体のブランディングムービーの中から、本質的な価値を伝えていると編集部が感じた事例を4本ピックアップしてご紹介します。映像を使った企業活動や地域振興の参考にぜひチェックしてみて下さいね。
①青森県 弘前市ブランディングムービー「冬があるから、」
青森県弘前市のブランディングムービーでは、冬があるからこそ輝く地域の魅力をのどかな音楽と美しい映像、落ち着いたナレーションでエモーショナルに伝えています。
自分たちのセールスポイントはいったい何なのか?それはどこから生まれてくるものなのか?
本動画が持つ説得力の強さは、プロモーションをする上でもっとも大切な問題と真摯に向き合ったからこそのもの。
「冬」に対する世間が抱くネガティブなイメージを、自分たちの強みとして捉え直したポジティブな姿勢はぜひ参考にしたいところです。
② 日光市PR動画「NEWDAY,NEWLIGHT.冬」
弘前市と同じように「あえて」の精神で新しい地域のイメージを浸透させることに成功した事例をもう1つご紹介します。
2022年1月に公開された日光市の観光PR動画では、冬の日光というこれまでとはちょっと異なる旅の魅力にフォーカス。
地方の新しい魅力を知って欲しいという思いが、「NEWDAY,NEWLIGHT.冬」というタイトルにも込められてます。
雪と光が織りなす自然の美しさをさまざまな視点からスケッチしたランドスケープ映像になっているため、意外性のあるテーマやコンセプトを設定しながらも、奇をてらったものにはならず、心に深く訴えかけるプロモーションとして見事に成立しています。
③ 三菱鉛筆株式会社ブランドムービー
続いてお届けするのは、筆記具メーカーから「表現革新カンパニー」へのリブランディングを鮮烈にアピールした三菱鉛筆株式会社のブランドムービーです。
本動画の素晴らしい点は、伝えたいメッセージが明確なだけでなく、その想いと映像表現がきちんとリンクしていることです。
ポートレート形式で展開するモダンな映像を見て、筆記具メーカーが手がけたPR作品であることを意外に思った方も多いのではないでしょうか?
リブランディングに込められた「世界中のあらゆる人々の個性と創造性を解き放つ」というコンセプトが、見事に映像に表現されています。
⑤ 【大塚家具】CM「本当に欲しいのは、いい心地」ソファとTV篇
家具や家電の世界もECサイトのネット販売が当たり前になっている中、リアル店舗の存在意義をわずか15秒で表現しでいるのがIDC大塚家具のCMです。
本動画の「うたた寝くらいならどうぞ」の一言にウィンドウショッピングの魅力の全てが集約されているといっても過言ではないように感じます。
高級感のある自社イメージを逆手にとり、刺さるナレーションとともに脱力感のあるイラスト映像を流すことで、本質的なイメージ転換を図ろうとするブランディング戦略は見事です。
本作はブランディングムービーとして制作された訳ではありませんが、大塚家具の店舗に足を運ぶことの価値を表現した動画になっています。
短時間で企業の価値を伝えたい方におすすめの事例です。
まとめ
ZOORELを運営するエレファントストーンでは、企業やサービスのブランドとは、宣伝によって生まれたイメージづくりのことだけではなく、それを推進していく社員の想いや共感があってこそのものだと考えています。
そのため、今回はYouTubeで2022年上半期に公開された企業や自治体のブランディング映像の中から、企業の本質的な価値を伝えていると感じた事例を4本ピックアップしてご紹介いたしました。
ブランディング映像の制作をお考えの方は、是非参考にしてみてくださいね。
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