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【毎週更新】今週の注目映像!~キリン一番搾り生ビールCM「笑っちゃうほど篇」ほか〜
大小問わず様々な企業が企業PRや採用などで映像を活用している昨今。「今週注目の映像」では、最近公開された映像の中で、特に注目したい映像をZOORELライターがピックアップして紹介していきます。
今回は、ビールのプロモーションです。少しずつ秋の訪れも感じつつある今日この頃、休日や仕事終わりのビールを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。最新のビールのCMは、幅広いターゲットに対してのアプローチが見られるようになりました。ぜひご覧ください。
①アサヒスーパードライ
ビール業界でキリンを超えて出荷量・売り上げともに業界1位を獲得。 2018年のビール類課税出荷量のうち、37.4%を占めておりとても人気なのがアサヒビールです。
35年前に発売されたアサヒスーパードライは「辛口・生」として主力製品です。
今回35年の歴史の中で初めてリニューアルを施しプロモーション面でも気合が入っていることがわかります。「辛口カーブ」という飲みごたえと時間経過をグラフ化、そのイメージを伝えるイメージキャラクターには元・プロ野球選手のイチローを起用し、クールに爽やかさをアピールしています。
CMではビールらしいみずみずしいイメージ、最速で10億本売れたという数字をアピールする王道のつくりです。
それ以外にも新商品をアピールするためにいろんな芸能人を起用しています。
こちらは元・乃木坂46の白石麻衣篇。西野七瀬さんとの共演で、自宅で生ビールを楽しむ様子を表現しています。
このように、老若男女様々な方を起用することで、幅広い層に商品をアピールしているのがアサヒスーパードライの特徴です。
②キリン一番搾り
浜辺で釣りを楽しむシーンからキリン一番搾りのCMは始まります。
浜辺でのんびりビールを飲みながら、釣りを楽しむ堤真一さん。ベランダから花火を見ながら友人とビールを楽しむ石田ゆり子さん。自然の中のバーベキューで気心知れた友人と、お肉とビールで盛り上がる鈴木亮平さん。祖母の家で夏祭りのあと、縁側で祖母と一緒にビールを楽しむ満島ひかりさん。
と説明欄にある通り、1分ほどのCM(30秒バージョンもあります)の中に配役を変えて4つのシーンが登場しています。
どのシーンも実際にありそうで、そしてビールが飲みたくなる瞬間。その瞬間を切り取るのがうまいですよね。
③サントリー
プレミアムモルツで有名なサントリーからは企業広告をお届けします。
サントリーグループのCMは39歳になった男性が縁側でビールを飲むというもの。
CMなのに、引きのシーンはもちろんアップのシーンでもビールの銘柄は映らないようにカットされていて商品名は一切でてきません。シンプルさを徹底することでサントリーらしい爽やかなイメージ、すっきりとしたイメージの企業ブランディングを伝えることに成功しています。
では、プレミアムモルツのCMはどうでしょうか?
こちらは以前ZOORELでも紹介した「上京エール」と題して、川口春奈 さん 、山田裕貴 さんを起用した豪華なCMとなっています。
「エールを贈ろう。いっしょに前を向くために。」をテーマに「2022年、3月。上京して就職することを決めた、香。地元に残る道を選んだ、薫。」というストーリーが展開されています。現在、全4話がYouTubeにて公開中です。他のCMが幅広い層を狙うのとは対照的に若い世代を中心にビールをアピールする狙いがあるのではないかと思います。
一方で特別編では“おやじ”も登場し、親世代の共感を呼ぶ内容にもなっています。
まとめ
現在のビールのCMは、様々な人物が登場し、幅広い年齢層をターゲットとしているような印象があります。また、家の内外でビールを楽しむ様々シーンが登場しています。その結果、どんな年代や境遇の人にも共感を持てるものになっています。
ビールを飲みたくなる瞬間を切り取っているようなそんなCMばかりで、暑い毎日を過ごす中ついついビールに手が伸びてしまいました。
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