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スペシャル感満載!100周年を迎えた各社の周年記念映像をご紹介
こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。企業イベントの中でも、特別な意味を持つ周年記念イベント。本記事では周年記念イベントにあたる映像活用のメリットを解説しつつ、100周年を迎えた企業の最新周年記念映像の事例をお届けしていきます!
周年記念映像の三つのメリット
周年記念イベントにあたって映像コンテンツを展開することには、下記のような大きなメリットがあります。
1. 周年記念を関連企業に広くアピール
周年記念映像は、ステークホルダーや関連企業等に向けて重要な節目の出来事を幅広く周知することに効果的です。記念の機会を利用して、企業のビジョンや達成目標などを強くアピールすることにも繋がるでしょう。一度映像をつくれば、YouTubeやSNSにとどまらず、社外イベントで活用することができるため、企業の節目をより広範囲に周知可能です。
2. 特別な盛り上がりを社内でシェア
周年記念イベントは、創業から現在に至るまでの大きな時間の流れを実感できる機会として重要な役割を果たします。そうした歴史の中で生まれたドラマを映像化すれば、社員が企業と共に歩んだ歴史を振り返ることができるだけでなく、感情を揺さぶることにも繋がります。
アニバーサリーイヤーという一つの物語を全員で共有することは、社内の一体感や帰属意識の向上にもつながるため、周年記念映像の制作は、組織マネージメントの一つとしても重要な意味を担っています。
3. マーケティング外の新規層を開拓
話題性の高い周年記念映像はSNSでシェアされやすく、多方面へ拡散されやすいという特徴をもっています。また、プレスリリースやYouTubeへ埋め込んで活用することも可能です。そのため、普段のプロモーション活動ではカバーできない顧客層にまでリーチすることが期待できます。
周年記念映像の事例4選
1. 阪神甲子園球場
今年の8月1日に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。
2022年8月1日より「阪神甲子園球場100周年記念事業」が始動しており、本事業の一環としてさまざまな企画を実現。甲子園にゆかりのある名作野球マンガとコラボレーションしたスペシャルムービーを展開しています。
2024年1月には、第5弾スペシャルムービーとして「ドカベン」篇を新規公開。出版社の垣根を超え、夢のタッグを実現させた全9作品が一つのオリジナル映像として一堂に集結しています。節目の瞬間を迎える8月まで随時新作映像が公開される予定で、今後の動向を追いかけたくなりますね。
2. ディズニー
昨年、創立100周年という大きな節目の年を迎えたディズニー。現在に至るまで様々なアニバーサリー企画を実施しており、その一環としてディズニープラスでは、100周年をお祝いすべくオリジナル短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ』を制作しています。
記念の集合写真を撮影するために85以上の長編映画と短編映画から543人の人気キャラクターが集結し、楽しくも感動的な再会を果たすオールスター・アンサンブルを楽しめる映像に。自社の文化的リソースを最大限に活用し、優れたストーリテーリングによってイベントを盛り上げるアイデアは、ブランディング映像や商品PR映像など様々なシーンでお手本にしたいところです。
3. 立飛グループ
地域の人から愛される施設の開発、プロスポーツやエンターテイメントはじめとした多様なイベントを数多く招致している立飛グループ。長きにわたって東京都立川市に拠点を置く地域密着型の企業は、今年の11月1日に創立100周年を迎えます。
周年記念映像では、これまで企業の歩んできた長い道のりをドラマティックに紹介。かつて飛行機政策を通じて国策に寄与していた企業理念を引き継ぎ、不動産開発という新しい方法で企業ブランドや存在意義を確立していったその沿革は、まるでドキュメンタリー映画のよう。
不動産事業の枠を超え、文化・芸術・スポーツを通じて、 地域社会の発展に寄与しようという未来のビジョンを視聴者に訴えることに成功しています。
4. コニカミノルタ
1873年の創業から培ってきた多彩な技術を活用し、複合機やプリンター事業を中心に様々な分野で事業を展開しているコニカミノルタ株式会社。プラネタリウム関連機器や映像ソフトの製作も行っており、複合型映像施設「コニカミノルタ プラネタリアTOKYO」や九州最大規模のドームシアター「Gemini Star Σ Fukuoka」等、同社の運営する映像施設では、新しい視覚体験を楽しむことが出来ます。
創業150周年を迎えた2023年の4月には、イメージムービー「We are 150 years」を公開。これまでの歴史を振り返り、現在、そして未来に向かっていくコニカミノルタの姿を多くの人に伝えています。
昨年はプラネタリウムが世界に誕生してから100年という節目も重なり、今後のプラネタリウムのビジョンを表すメッセージ映像も制作。イマジネーションに富んだ美しい映像と共に、人々の「みたい」という想いに応え、新しい価値を創造するコニカミノルタの企業フィロソフィーを視聴者へ語りかけています。
どちらの周年記念映像も社外向けのブランディング映像としての要素を兼ね備えており、「星空を作っている会社」のキャッチコピーや、インパクトのある映像表現を用いることで企業イメージを強く印象付けることに成功しています。
まとめ
今回ご紹介した周年記念映像は、どれもその歴史に対する熱が伝わってくるものばかりでした。その熱を社内、社外に伝播させられることこそが、周年記念映像をつくる意味になっているのかもしれません。
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