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映像初心者必見!私が映像制作会社に入社するまでに歩んだ道
【映像制作をはじめよう】
みなさん、初めまして!
エレファントストーンのディレクター福原です。
「映像を作りたいけど何から始めたら…」
そんな方に向けて、商学部出身の私がディレクターになるまでに取り組んできたことについてお話したいと思います。独学が苦手な人も挑戦できる内容になっておりますので、少しでも参考になったら嬉しいです。
ステップ1. 映像業界の登竜門「結婚式のエンドロールを編集しよう」
私が映像制作を始めるきっかけとなったエンドロールエディターについてご紹介していきます。
エンドロールエディターとは?
エンドロールエディターは、結婚式中にカメラマンが撮影したデータを「式前・式後・乾杯後・お色直しのタイミング」に受け取り、披露宴最後のエンドロール上映までに裏で編集・書き出し作業を行う仕事です。
私が感じたメリットを3つご紹介します。
① 学生・初心者でも挑戦できる
映像制作の仕事(アルバイト)は、実際、経験者しか応募できないものが多いため、初心者にはかなり始めのハードルが高い業界だと思います。
一方でブライダル業界は、初心者や映像に全く触れたことがない学生でも応募することができ、独学での勉強を不安に感じる方におすすめです。私の場合は、3ヶ月間の研修で映像編集の基礎知識を身につけ、現場デビューを果たしました!
② 業務委託で学業やプライベートと両立
エンドロールエディターとカメラマンは、アルバイトではなく業務委託という雇用形態がほとんどです。そのため、給与も時給換算ではなく担当する挙式の数で計算されます。忙しい週は件数を少なくするなどの柔軟な働き方も可能!
土日と祝日のみの出勤なので、私の場合は平日は学校に通っていて、学業と両立して働いていました!
③ 撮って出し編集で、1件の単価が高い
撮って出し編集とは、撮影された映像をその日中に編集することです。この編集方法は、通常の編集よりもスピードが求められるため、時間に対し1件あたりの単価が高くなります。
プランによって編集時間は異なりますが、3〜5時間で式前から披露宴後半までの映像を編集します。1件あたりの単価が高いので、1日に2件の編集を担当することで学業や私生活と両立させながらカメラなどの機材を揃えていくことができました!
エンドロールエディターを経て感じたこと
始めた当初から非常に丁寧な研修を受けることができたので、未経験でも安心して業務に取り組むことができたように思います。また、エンドロールエディターを経験したことで編集スピードの速さやBGMに合わせた演出などのスキルを身につけることができたので、自主制作を始めるきっかけにも繋がっています。
ステップ2.長期のインターンシップで実際の業務に携わる
エンドロールエディターで映像編集の基礎知識を得たら、実際の業務に携わり、経験値を上げていきます。ここでは、長期インターンシップに参加するメリットを3つご紹介していきます
①自分の得意が見つかる
学生の方や映像初心者の方の中には、なんとなく映像が作りたいけれど「どのような職種があるのか」「どのような職種が自分に向いているのか」など、分からない方もいらっしゃると思います。
そこで長期インターンシップに参加することが、実際の業務を見て自分の将来のビジョンをイメージし、やりたいことを具現化していくことに繋がります。また、業務の中で自分自身の得意・不得意が明確になるため、就職活動にも大きく影響してくるのではないかと思います。
②業界研究に役立てる
私の場合、2社の映像制作会社で長期インターンを経験しました。その中で、会社ごとに以下のような違いがありました。
・経営方針
・職場の雰囲気
・映像のジャンル
・働き方の違い(リモートor出社など)
・職種と役割の範囲
・インターン生が携われる仕事の幅
就職活動を始めるにあたり、業界研究は欠かせない要素となります。複数の会社で実際の業務に携わることにより、自分が企業を選ぶ上で重要な要素が明確になり就職活動にも活かすことが可能です。
③直接採用につながる!
実際に働いてみて「この会社に就職したい!」そう感じた場合、社員登用制度を導入している企業であれば直接採用に繋げることもできます。映像の経験値が少ない方でもインターンを通して社風に合った知識やスキルを身につける事ができるので、近道になりやすいです。
長期インターンシップに参加して感じたこと
私の場合は、長期インターンシップに参加することで映像への関わり方をはっきりさせることができました。自分が「何に向いていて、何をやりたいのか」ずっと悩んでいましたが、実際に業務を進める中で楽しいと思うことや向いていないと感じることを1つずつ見極め、目標を定めていけました。
ステップ3.“持っているものだけ”を使って自主制作に挑戦!
仕事やインターンシップで映像制作の全体像を把握したら、早速自主制作に挑戦します! せっかく映像という道を選択したので、自分が持っているものだけを活用して作りたい映像を形にしていきます。私の場合は、大学4年間を通して少しずつ機材を集めていきました。ただ、集めた機材だけでなくスマートフォンでの撮影も行っていました。
また、自主制作に取り組む上では、上記でご紹介した編集や長期インターンで学んだことを即座にアウトプットすることを意識していました。例えば、業務を通じて編集スキルを身につけたら、自宅でも無料版ソフトを使用し編集を行ったり、コンテの書き方を学んだら早速自主制作でも反映していったりということをしていました。
そんな中で私が実際に趣味として制作した映像のジャンルと機材をご紹介していきます。
①Vlog(=video blog)
【使用機材】
カメラ:DJI OSMO POCKET
編集ソフト:DaVinci Resolve無料版
②MV
【使用機材】
カメラ:Canon EOS Kiss X9、DJI OSMO POCKET
編集ソフト:Adobe Premiere Pro、Adobe After Effects
三脚
③自主制作映画
【使用機材】
カメラ:SONY α7s、iPhone13 Pro
撮影アプリ:FiLMiC Pro
編集ソフト:Adobe Premiere Pro
ジンバル:DJI RSC 2、DJI OSMO Mobile3
三脚
マイク
・初心者におすすめ機材
カメラ:iPhone13 Pro
撮影アプリ:FiLMiC Pro
編集ソフト:DaVinci Resolve無料版
ジンバル:DJI OSMO Mobile3
映像制作初めての方には、iPhoneを使用した撮影がおすすめです! 有料アプリケーションとスマートフォン用のジンバルを使用して、コストをかけず簡単に映像制作に挑戦する事ができます。有料アプリや無料版編集ソフトで、手軽にマニュアル撮影・グレーディングなどの編集をすることも可能です。
まとめ
以上、映像制作会社に入社するまでのステップをご紹介しました! いかがでしたか?
今回は、独学での映像制作が苦手な方に向けて、個人の経験を基に映像制作の始め方についてご説明させていただきました。少しでも参考になりましたら幸いです。
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