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新卒1年目。映画業界へ進むか、映像制作会社に進むか。就活期の葛藤と私の選択

新卒1年目。映画業界へ進むか、映像制作会社に進むか。就活期の葛藤と私の選択

こんにちは、エレファントストーン ディレクターの城山です!

映像を専門的に学んでいる学生の方は、映画業界に進むか、それとも映像制作に関わる仕事を選びながらプライベートで映画制作をするか、という選択に悩む方々が多いと思います。

私自身も就職活動を進める中で、そんな葛藤に直面しました。そこで今回は、そんな迷いを持っていた私が、なぜ映像制作会社であるエレファントストーンに入社し、映画業界に進まなかったのかをお話できればと思います。

映像メディア学科での4年間

私は映画が好きで、映画に関する学びを追求するため映像メディア学科のある大学に入学することを決意しました。映画の表現力に惹かれ、自分も将来は映画の世界に身を置きたいと思っていました。

実際に大学では学科名の通り映像メディアについて、広範囲に学ぶことができました。テレビ、インスタレーション、映画、写真、CG、アニメなど、さまざまな映像表現に触れることで、各分野の特徴や技術について学ぶことができ、映像の奥深さを実感しました。

学科の授業で広範囲を学んでいた分、何を専門的に学ぶかを決めるゼミの選択には迷いましたが、最終的に学科選択当初から学びたいと思っていた映画のゼミを選択。3年次はカメラマン、4年次は監督や脚本を担当する等、映画制作に全力を注いでいました。

ゼミに入った後は授業にとどまらず、撮影助手として映画のインターンシップに2度参加したり自主制作をしたりしていました。

映画制作の現場インターンシップでの学びと心境の変化

3〜4年次に参加した映画のインターンシップは、映画制作の現実を目の当たりにする貴重な経験となったと同時に、映画業界への進むことに対する恐れや疑問を抱くきっかけにもなりました。

長時間を要する労働、肉体労働、不規則な休日…厳しい現実を垣間見ました。また、メインのカメラマンとしてカメラを回すことができるようになるまでには何年もの助手としての期間が必要になることも身をもって学びました。

こうした実体験を通して就活を迎え、自分の中で「映画業界へ進むか、映像に関わる仕事をしながら自主制作でショートフィルムをつくるか」という2つの選択肢が見えてきました。

どちらの道にいくか考える中で、選んだのは「映像に関わる仕事をしながら自主制作でショートフィルムをつくり続ける道」。

大きな理由は「助手の経験は充実感ややりがいを与えてくれた一方で、その時々で制作したい作品を実現するためには、助手としての期間が長過ぎる」と感じていたところにありました。映画業界とは異なり、制約の少ない環境で自分自身のアイデアやメッセージを自由に表現する方が今の自分にとって良いと考えました。

また、自主制作であれば自分自身が企画から編集まで携わり、自由な発想や実験を重ねながら作品をつくり上げることができるという点に魅力も感じていました。加えて、インターンを通して映画制作においては長期的なキャリアパスの築き方や成功の尺度が明確ではないと感じたのもその道を進まなかったきっかけだったように思います。

こうして進むべき道を定めた中でも、卒業制作としての映画制作やYouTubeの映像編集を行い、自分は編集作業、撮影、照明、脚本づくりにも興味を抱いていることに気づきました。

つまり、自分が全ての指揮を握った状態で自分の作品をつくり続けられるようになりたいと思うようになったのです。だからこそ、企画、撮影、編集等の多岐にわたる業務に携わることのできるエレファントストーンに入社し、映像制作という自分の好きに繋がる仕事をしようと決意しました。

入社3ヶ月。現在の業務内容は?

入社して驚いたのは、1ヶ月も経たないうちに撮影、編集、そして企画立案といった業務に関与し、多くの仕事の機会を得ることができることです。入社直後から色々な案件に携わるという点に大変さを感じるものの、大学時代に取り組んできたことが直接的に役立っているなと実感しています。自分の情熱や興味を仕事に反映させることができるのがとても嬉しいです。

撮影では、カメラを手にして現場での映像制作に携わることができたり、編集では素材を一つずつ組み立ててストーリーをつくり上げることができたり。自分の視点や感性を活かしながら、映像を捉える瞬間を追い求めることができるので、とても楽しいです。

自主制作とは異なり、会社が制作する映像として企画を立てる際は特に、自分のやりたい企画をつくるのではなく、お客様の要望に応える企画をつくるという点が重要ですが、実際にそれを自分で実現し、アイデアを評価してもらえた時もすごく嬉しいです。

今、自分の好きなことを仕事にできたことは非常に幸運ですし、これからも映像制作の仕事に取り組む中で、さらに成長していきたいと思っています。

これからエレファントストーンで実現したいこと

学生時代に映画制作を学んだ経験を活かし、今後は特にストーリー性のある映像を制作したいと考えています。エレファントストーンでキャリアを積む過程では、ドラマ制作やストーリー性の高い映像作品を手がける機会が訪れる可能性があるため、そうした機会を掴めるように、一つひとつの案件を進行していきたいです。

また、エレファントストーンではクライアントワーク以外にもクリエイターが挑戦したい映像作品の制作を叶えるbacterという制度があります。自分でつくりたい映像の企画や提案を行い、採用されれば会社の力を借りて自分が制作したい映像作品を実現することも可能です。こうした面白い制度を活かしながら、自身のクリエイティビティを存分に発揮し、今後も成長していきたいです。

まとめ

いかがでしたか?
映画業界へ進むか、映像制作会社に進むか、迷っている方がご自身の道を決める際の参考にしていただけたら嬉しいです。

映画の制作現場で経験を積む、映像制作会社でキャリアを積む、フリーランスとしてクライアントワークをする、自主制作に特化する、等色々な選択肢があると思います。映画業界での経験を積みながら、自分自身の映画を制作する道だってあります。

たくさんの選択肢がある分、どの道を進むかを決める時は自分が本当にしたいことは何か、自分はどんな環境で活躍したいのか、をよく考えることが重要です。

私はそれを考えた結果、映像制作を仕事にしながら、プライベートでビデオグラファーとしてショートフィルムを世の中に発信する道を選びました。大切なのは、自分のペースで夢を追いかけることだと思います。自分の夢を叶える方法は人それぞれですが、その舞台は案外身近にあるかもしれません。


 

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この記事を書いた人

城山智輝
エレファントストーンのディレクター

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