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トヨタが無償で映像素材を提供する「YARIS DIRECTORSCUT」って知ってる?

トヨタが無償で映像素材を提供する「YARIS DIRECTORSCUT」って知ってる?

画像参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000113580.html

世界でも指折りの自動車メーカーであるトヨタ自動車株式会社が映像素材を無料で提供している今話題のプロジェクト「YARIS DIRECTORSCUT」をご存じでしょうか?

YARIS DIRECTORSCUTとは?

画像参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000113580.html

YARIS DIRECTORSCUT」と名付けられた本プロジェクトは、車の映像を映像クリエイターの創作の“素材”として使ってもらい、自由に創作した映像を世界に公開していくというもの。映像素材279カットに加えてサカナクションが手掛ける楽曲“エウリュノメー”のトラックデータ21素材、映像素材40カットが使い放題で、制作された映像はトヨタからCMやWeb、SNSで公開・発信されるそうです。

ちなみにYARISとはトヨタ自動車のヤリスという車の車種のことで、ヤリスには3車種「ヤリス」「ヤリスクロス」「GRヤリス」があります。

提供素材一覧

<車両映像>
ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスの国内外で撮影した映像やCG素材など、合計279素材を提供

<サカナクション映像>
サカナクションのメンバーが演奏している映像を、合計40素材提供

<音楽>
サカナクションの楽曲「エウリュノメー」のトラックデータ合計21素材を提供

映像制作ルール

・ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスのいずれかの映像素材を入れること
・車両映像は、提供されたもののみの使用に限ること(独自で撮影することは禁止)
・提供する「YARIS DIRECTORSCUT」のロゴを映像のどこかに入れること
・制作した映像作品は、Webサイトにアップロードすること(Webサイトでの公開をもって、ヤリスオフィシャルムービーとします)

また、制作された映像がCMになる可能性を考慮し、映像制作にあたって注意すべきルールも複数存在します。特定のキャラクターが映っている、第三者が顔の認識できる状態で映っているなどはNGです。とはいえ、そうしたCM的なルールを守れば基本的に自由に制作することが可能なようです。

どんな作品があるの?

8月31日に応募開始後、約1カ月が経過した10月5日現在公開されている映像は全部で28本あります。いくつか見ていきましょう。

こちらはuruwashiさんの作品。約2,000回ほどと、多くの再生回数を集めています。1分ほどの中で車とサカナクションの映像をスムーズに繋いでいます。

こちらは宮城孝広さんの作品。同じ素材を使っていても「アップにするか」「画面を分割するか」「画面にエフェクトをかけるか」などで印象が全く変わりますね。

こちらは田中裕介さんの作品。実際にサカナクションのMVを手掛けている方ですが、公式に「作ってみた」をやったらどうなったのかというユニークな作品です。すでに1.1万回再生を記録しており、同チャンネルでは最も注目を集めています。サカナクションの世界観の中のアクセントとしてトヨタのヤリスという車を効果的に使用している印象です。

まとめ

「YARIS DIRECTORSCUT」という大胆な企画、YouTube公式チャンネル登録者数440人(2023年10月5日現在)というスタートしたばかりのチャンネルですが、すでに1万を超える再生回数のものもあり、今後もどのような展開になるのか楽しみですね。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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