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ビジネス×クリエイターの視点。お客様と制作過程から楽しむための秘訣とは【社員インタビュー#17】

ビジネス×クリエイターの視点。お客様と制作過程から楽しむための秘訣とは【社員インタビュー#17】

こんにちは、エレファントストーンの大江です!

3月に入っても肌寒い日々が続いておりますが、体調に気をつけて今月も頑張っていきましょう!

さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューも第17弾。今回は、ディレクターの大金さんにインタビューしました。
大金さんがクライアントワークで大切にしている想い、こだわり、前職からの経験をご紹介します。

【ディレクター/大金 紗由美 プロフィール】
大学では、デザインを学び、6年ほどデザイナーとしてカタログ制作、Webデザイン、映像制作に携わる。幅広いクリエイティブに関わる中で、今後は映像をメインに働いていきたいと決心し、エレファントストーンに入社。

自分のクリエイティブに固執しすぎない、でも遊び心は入れる

ーー映像ディレクターとして活躍されている大金さんですが、現在はどのような業務をしているのか教えてください!

大金「お客様の成し遂げたい目的や課題解決に合わせて、映像全体の構成や映像のディレクションを行っていますね。具体的な業務内容としては、お客様へのヒアリングから企画提案、撮影、オフライン編集を一貫して担っています。

現在は、航空業界の新オフィス紹介映像や、鉄工業界の採用映像などを担当しています。これまでだと採用映像や事業紹介映像、商品PR映像など幅広いジャンルに携わってきました!」

 

ーージャンルを問わず、幅広い制作を担当しているんですね!大金さんは、クリエイティブのクオリティにこだわるだけではなく、お客様のご要望に沿って制作されている印象があります。

大金「自分がつくりたいクリエイティブをこだわり抜くというよりかは、お客様がつくりたいものに全力で寄り添い、つくりあげるというイメージですね。ただそれだけだとお客様の期待を超える作品にならないので、プロとして自分の持ち味を隠し味で入れています。

料理に例えると、家庭料理とプロの料理の差みたいな感じですかね。プロの技術と適切な味付けで同じ料理でも美味しさの質を変えているイメージです。自分も楽しんで制作したいので必ず遊び心は入れるように意識しています」

ーー遊び心を入れるという考え方、大金さんらしいです!これまで担当した映像プロジェクトの中で遊び心を取り入れられたと感じるケースを一つ教えてください

大金「ドライブレコーダーのコンペ案件を担当した時に、色々な要素を織り交ぜた企画をいくつか提案したことが印象に残っています!ユーザーとなりうる方への商品の認知獲得を目的に、ドラレコというと走行中の記録のイメージが強いアイテムの“駐車中の監視もできる”という機能を伝えたいとご要望をいただきました。

また、SNSなどで話題になりそうな映像を希望されていたので、興味がない人にもみてもらえるようにオーソドックスな企画と少し攻めた企画を複数提案しました。この時は認知獲得のための最初の映像施策だったため、当初は攻めすぎていない企画が採用されたのですが、お客様の元々の企画アイディアから『登場する子供のセリフを関西弁にして見た目と声のギャップを狙っていきませんか』と提案しました。

お客様が提示していた要件にしっかり即した企画以外にも、もう少し攻めたものもご提案させていただいたことで、お客様から『面白いアイディアですね!』と前向きに検討いただけました」

 

ーー大金さんご自身が“お客様が本当につくりたい映像に対して自分の引き出しを最大限に活かそう”という考え方になったきっかけはあったのでしょうか。

大金「前職のデザイナーの時も、グラフィックデザインの仕事がやりたかったわけではなく、“お客さんの想いをかたちにしたい”という想いが強かったことですかね。元々、大学生時代にデザインの勉強をしていたのですが、周りの同級生と比べてデザインのことを一途に愛せないな、勝てないなと自覚する瞬間がありました。

なので、自分はデザイン一本で勝負していくよりも、色々な知識を蓄えて自分の市場価値を総合的に高めていく要素を増やそうと思い、写真や3DCG、プロダクトデザインの授業も受けたりしていたんですよね。

その経験から、いい意味で自分のクリエイティブに固執しすぎないようにするというか、“お客様にとっていい映像=映像作品として美しいもの、クオリティが高いもの”がゴールではなく、お客様が本当につくりたい映像のために自分には何ができるのか、どうスキルを活かせるのかという考えを大切にするようになりましたね」

お客様にとって100点の作品ではなく、120点の作品をつくる

ーー社内からは、大金さんは楽しみながら映像を制作している印象があるとお伺いしたのですが、何か制作過程で大切にされていることはあるんですか?

大金「お客様にとって100点ではなく、120点の作品をつくるために制作過程も含めてお客様の思い出に残る作品にすることを大切にしています!

仕事として映像を制作しているので100点を取るのは当たり前。でも、それだけではお客様に“喜んでいただく”レベルまでいけないと考えています。なので120点を取るために、プラスαの提案をしたり、お客様の商品などを1から10まで調べ尽くして同じ目線で話せるようになったり、付加価値をつけられるように意識しています。

その上で次また、『エレファントストーンと映像をつくりたい、大金さんと制作したい』と思ってもらうためにも最初から最後までお客様と楽しむことを大切にしています」

 

ーー制作過程からお客様と楽しむことを大切にされているんですね!大金さんがこれまで楽しむために働きかけた映像プロジェクトを教えてください。

大金「施設管理・運営をやっている企業のブランディングムービーと採用映像のプロジェクトです。そのプロジェクトでは、映像制作のために様々な部署の方が10名ほど集まれていました。10名の皆さん全員に制作に関わっていただくと伺った際に、『せっかく時間をとって映像制作にチャレンジしていただくのであれば、制作フローを楽しんでもらいたい』と思い、楽しんでもらうための働きかけをしました。

具体的には、普段のフローで制作を進めていくとメインの担当者の方の関わりが大きく、他の方とはあまりタッチポイントがとれないと感じていたので、全員に映像をつくる過程を楽しんでもらうにはどうすれば良いか考えました。

実際には、10名のみなさんにご参加いただくかたちで最初にワークショップを実施することにしたんですよ。“どういうところに会社の魅力があるのか” “どういう未来を目指したいのか”を一緒に考えて議論しました。その過程で、目に見えなかった価値観を発掘し、それを元に映像のコンセプトを立てて全員が目指すべき方向を固めました。

お客様全員に制作過程から携わっていただいたことで、互いに意見を出し合いブラッシュアップして、納得したコンセプトを見つけ出すことができ、結果的に良い作品を生み出すことにも繋げられたと感じています」

 

ーー制作過程からお客様を巻き込んだことで、思い出に残る作品をつくられてたのですね!素敵です。

常に多角的な視点から、3歩先を考える

ーーここまでのお話から映像制作を楽しむ意識やこだわりを感じましたが、大金さんがエレファントストーンに入社してから壁にぶつかることはありましたか?

大金「エレファントストーンに入社してからは、壁にぶつかる前に先回りしてリスクヘッジをするようにしているので大きな壁にぶつかったことはないですね。

例えば、アイディアに詰まった時は自分で考え込みすぎずまわりの人に聞いたり、お客様とこの先認識のズレが発生しそうな場合は先にコミュニケーションをとって擦り合わせておいたり。トラブルが起きないように意識しながら仕事を進めています」

 

ーー先回りして、行動されているのですね!視野を広げて先回りする意識を持ったきっかけはあったのでしょうか。

大金「前職での経験ですかね。インテリア商材のカタログを200〜300ページ制作していたんですが、誤字一つでお客様の損失につながるため、ミスが発生しないようにマニュアルがありました。入社した当初はそれを表面的に捉えてしまい、想定外のことが起こった時に対応できなかったり、事前のリスクヘッジのレベルが低かったりしました。数学で言うと基礎問題はできるけど、文章問題や応用問題ができないイメージです。

その際に、『なぜ、こういうフローを踏んでいるのか』の意味を理解する必要があることに気づき、そこから逆算して自分の業務の川上から川下まで視野を広げるようになったのがきっかけです。この前職の経験を踏まえ、先手で物事を考え、リスクヘッジすることを心がけるようになりました」

“映像をつくるのが楽しい”と思えるチームをつくる

ーーこれから大金さんは、どのようなことにチャレンジしていきたいですか。

大金「社内的にはなってしまうのですが、自分のチームをつくっていきたいですね!元々人材育成やマネジメントするのは好きなので、“映像をつくるのが楽しい”と思ってもらえるメンバーを増やして、お客様と一緒に楽しみながら制作をするチームをつくっていきたいです。

そのためにも、日頃からお客様と一緒に最初から最後までワクワクする映像制作を誰よりも心がけていきたいですね」

まとめ

今回のインタビューでは、大金さんのクライアントワークで大切にしている想い、こだわりをお伝えしました。

大金さんの「お客様にとって100点ではなく120点の作品をつくるために、制作過程も含めてお客様の思い出に残る作品にする」という言葉が印象的でした。

“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!

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この記事を書いた人

大江美羽
エレファントストーンの経営戦略室ブランドマネジメント課所属

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