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体育会系プロデューサーが語る。サッカーと映像プロデューサーの共通点

体育会系プロデューサーが語る。サッカーと映像プロデューサーの共通点

こんにちは、映像プロデューサーの廣田です。

あたたかくなってきて、気持ちのいい澄んだ空気を感じる日々です。

映像制作会社のエレファントストーンが運営する当メディアは社員が記事を執筆しているのが特徴ですが、映像情報を発信しているだけではありません。過去にはサウナとプロデューサー、自転車とクリエイティブの共通点を語る記事が公開されていて、誰得なのかと思うこともしばしばあります。

映像プロデューサーとサウナの共通点を考える。
自転車の話とクリエイティブの話。自転車とクリエイティブってちょっと似ている。

ですが、これらは結構人気記事なので、今回はそんなサウナと自転車に対抗するべく、体育会サッカー部出身の僕がサッカーとプロデューサーの共通点を語らせていただきます。

①過激な攻守の攻防。まるでJ1。DOGSO常連になるな!

サッカーは「攻撃しているから今は安心!」という気持ちで試合したり観戦したりできるスポーツではないですよね。さっきまで自チームのビッグチャンスだったのに、もう自陣のゴール前まで相手が来ているなんて状況が日常茶飯事。

そして、その激しい攻防の中で生まれるのがいわゆるDOGSO※1。
「自分のチャンス!」→「と思ったら相手に取られた」→「一気にカウンター」→「抜かれたらGKしかいない状況に」→「ファウルで阻止」→「レッドカードで退場」…

ビッグチャンスからの数的不利…まさに急転直下…これってまさにプロデューサーなんですよ。

スムーズにプロジェクトを進行できているからといって油断すると、大問題が発生する可能性が高まります。また、上手くいっているから、ずっと仕事しているお客様だから、と慢心するのも危険。

上手く攻撃できている時こそ、クオリティアップのために表現手法を追及したり、お客様の課題を解決するために何ができるか追加提案したり、常にレベルアップしていくことが重要です。

映像制作でのDOGSOは僕が防ぎます…

※1 DOGSOとは「Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity」の略語で「決定的な得点の機会を阻止する」ファウルに適用されます

②突然のチャンスのために準備&冷静さを忘れない。まるでプラティニのように

突然自分の足元に得点チャンスが舞い込んで来るのがサッカーの常。練習試合では全然得点できないのに、全国大会で千載一遇のチャンスに恵まれ“GOOOOOAL!”なんてことも(これは僕の高校3年時の実体験です)。

ただ、このチャンスを掴むためには常にピッチ全体の状況を把握して、いつどんなボールが来ても良いように準備万端かつ冷静にプレーする必要があります。そう、あのプラティニのように。そして、これもまさにプロデューサーなんですよ。

プロデューサーはお客様との窓口の役割を果たします。そのため、お客様がどんな要望や課題をもってくださっているのかを見極め、応えられるよう準備して試合(打ち合わせ)する必要があるのです。打ち合わせの時間をいただけるだけで得点チャンスをもらったようなものだから…

とはいえ、完璧な準備をしても100%シュートが入る(ご依頼いただける)なんてことはないので、そこは冷静に。ロナウドやメッシだってシュートを外すことはありますし。突然生まれる大チャンス(受注チャンス)に対応できるようにしておきたいですね。

③グアルディオラから学べ!戦術次第で戦闘力は激変。

サッカーは戦術の宝庫。これまで弱かったチームでも監督が変われば大躍進しますし、昨日まで強かったチームがフォーメーションを変えたら急激に弱くなるなんてことはよくあります。「勝っているチームはいじるな」そんなことまで言われているくらい戦術は大事です。

ただ、その戦術が活きるには、選手の強みと監督の戦術がマッチしていることが重要です。そのマッチングがうまくいかないと、いくら強い選手が揃っていても勝利が遠くなります。まさにプロデューサーですね。

プロデューサーもお客様と自分のスタイルがマッチした時に初めて本領を発揮できます。実際、先輩プロデューサーのすごいところを盗んで、いざお客様に対峙しても期待していたような反応が得られない…先輩は盛り上がっていたのに…なんてことはザラ。

なぜそうなってしまうのか…?というと、それは先輩と比較して能力が足りず真似しきれていないということもありますが、“先輩にピッタリの営業スタイルが必ずしも自分に合うわけではない=戦術が自分と合わない”という理由もあると思います。4部のBチームにいたセルヒオ・ブスケツが、グアルディオラが就任してからいきなりAチームのスタメンに大抜擢されて活躍したように(監督以外の理由もあるかとは思いますが)。

だからこそ、自分らしい営業スタイル(戦術)を見つけることは重要です。何より、自分らしいスタイルを確立できれば、お客様と自信を持って接することができるようになります。そして、それが結果的にお客様からの信頼に繋がり、ご相談が増えたり大事なプロジェクトを任せてもらえたりするきっかけにもなっていきます。

先輩を真似るのは成長していくために大切ですが、真似るだけにとどまらずに自分の強みに還元し、自分流の戦術を見つける。そうすることが、勝つプロデューサーになる近道なのです!!

そういう意味で、自分はポリバレント※2なナチョ・フェルナンデスのようなプロデューサーを目指したいですね。

※2 ポリバレントとは、複数のポジションをフレキシブルにこなせる能力のある選手を意味します。あのオシム監督が使っていた言葉です

まとめ

こうして書いてからサウナの記事を振り返ると、むしろサッカーとサウナが似ているのでは?と思わなくもないですが…

ここまで、川崎フロンターレ様やSHIBUYA CITY FC様とパートナー契約を結び、サッカーファンも多いエレファントストーン史上初のサッカー採用(?)と社内で噂されている廣田が、プロデューサーとサッカーの共通点をご紹介しました。

僕がプレーしていたDFのポジションで上手くなるには「沢山経験を積むこと」が必要だと言われていましたが、これはDF(サッカー)だけに言えることでなく、プロデューサー、はたまたどんな職種で働く上でも重要なことだと思います。

僕はちょうど社会人歴3年目に入ったところなので、まだまだたくさん経験を積んで、今後エレファントストーンのサッカー採用が継続されるよう(?)、活躍していきます。

※サッカーに限らず、何かに夢中になった経験のある方大歓迎!ご応募お待ちしております!

 
この記事を書いた廣田が登壇する学生向け就活・キャリアトークイベントを4/25(木)に開催する予定です!下記ページをご覧いただき、気になる方はぜひお気軽にご応募ください。

この記事を書いた人

廣田一磨
エレファントストーンのプロデューサー

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