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マッドマックスを彷彿!?「砂漠」や「荒野」を舞台にしたプロモーション映像

マッドマックスを彷彿!?「砂漠」や「荒野」を舞台にしたプロモーション映像

こんにちは、映像制作のエレファントストーンが運営するオウンドメディア「ZOOREL」です。5月に日本で公開した映画『マッドマックス:フュリオサ』が大きな反響を巻き起こし、ロングランが続いています。広大な砂漠が地球を覆いつくす、ポスト・アポカリプス的な世界観が印象的な同シリーズ。

こうした映画だけでなく、プロモーション映像においても作品の舞台となるロケーションは、イメージを決定づける重要な構成要素です。今回は、マッドマックスシリーズを彷彿させる「砂漠」や「荒野」を舞台にした日本企業のプロモーション映像をご紹介します!

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砂漠や荒野を舞台にしたCM 事例紹介

1. 東京ガス

脱炭素社会実現に向けた取り組みをシリーズ化して紹介している東京ガス。俳優の町田啓太さんを起用し好評を博した新プロモーションでは、マッドマックス的な世界観もSNSを中心に大きな話題となりました。

ある日突然、主人公が異世界の「温暖化で砂漠化した街」で目を覚ます設定が独創的な本作。温暖化という社会問題を抱える現代人を暑さに困る砂漠の民に置き換え、硬い印象になりがちな社会的メッセージを楽しく伝えることに成功しています。

地球温暖化防止に一役買う、CO2をリサイクルしてつくる未来の都市ガス「e – メタン」をダンスとともに伝える演出もユニークです。

4月に公開されたソリューション事業ブランド「IGNITURE」の最新CMでも砂漠が登場します。荒野にめげず、未来に向かって前進する人々の前に半透明の巨大な壁が出現。

本作のテーマにもなっている「課題解決」を「砂漠と壁」(=課題)で表現し、目の前にある課題だけでなく、まだ見えない未来の課題も掘り起こし、解決策を提供することで豊かな未来へ導いていく企業姿勢をうまく視聴者に伝えています。

2. ユニクロ

今年で創業40周年を迎えたユニクロ。空気のような着心地の良さを追求するライフウェア「AIRism(エアリズム)」シリーズの最新CMでは、スペシャルアンバサダーに綾瀬はるかさん、松下洸平さんが出演し大きな反響を呼んでいます。

本作で誰もが目を奪われるのが、ブラジルのレンソイスを思わせる一面真っ白の大砂漠。同じ砂漠が舞台でも、マッドマックス的な世紀末荒野とはうって変わって、爽やかで幻想的な世界が画面いっぱいに伸展。「気持ちよさ」を柔らかな砂で表現する着眼点や発想が素晴らしい1本になっています。

メイキング映像も公開され、CMの舞台となっている白く輝く大砂丘がどのようなセットでつくられているのかを知ることができます。「砂漠」というとロケ地のハードルが高いイメージがありますが、スタジオでも実現可能なんですね。

3. IHI

江戸時代に誕生した造船所からはじまり、数多くの社会インフラを手がけてきた総合重工業グループIHI。創業170周年を迎えた昨年、アニバーサリーイヤーを記念したスペシャルムービーが公開され大きな反響を呼んでいます。

青空のもと、1匹のカメが果てしない砂漠の中を黙々と歩いていく様子をひたすら映した本プロモーション。どこまでも続く砂漠に足をとられ、砂塵にまみれさせながらも、ゆっくりと着実に進んでいくカメに、創業当初の激動の時代から今日まで、果てしない道のりを歩んできた同社の軌跡を重ねたCMとなっています。

派手さはありませんが、壮大な世界観を感じさせる砂漠の光景をうまく活かしていますよね。サイモン&ガーファンクルの名曲とも予期せぬ化学反応を起こし、インパクト抜群の斬新な1本に仕上げています。

まとめ

『マッドマックス』の映画さながら、砂漠や荒野をテーマにしたCMは意外にも多くあります。今回紹介した最新のCM以外でもシャンプー、飲料水、不動産など幅広いジャンルで砂漠を利用したプロモーション映像がつくられてきました。私たちは異世界の一つの形として砂漠や荒野に惹かれてしまうのかもしれませんね。


 

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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