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2024年に「100周年記念」を迎えた企業CM

2024年に「100周年記念」を迎えた企業CM

画像引用:https://youtu.be/eQ_JZ68bKXA?si=7Nn34uGE5eONA9rR

こんにちは。ZOORELを運営する映像制作会社エレファントストーンです。

2024年が早くも終わろうとしています。今年もパリ五輪や衆議院選挙など印象的な出来事がありましたが、2024年に100周年を迎えた企業が多く存在しています。そこで今回は、100周年を迎えた企業の記念CMをお届けします。

2024年に100周年を迎えた企業CM

株式会社ブルボン「ブルボンの挑戦」篇

大手菓子メーカーのブルボンは、「ブルボンの挑戦」と題して、100周年記念CMを公開。2024年10月1日に公開された本作は、200万以上の再生数を記録しています。

縁側でお菓子を食べながら、地球環境の変化や1000年先のお菓子の未来を考えるというストーリー展開は、関東大震災をきっかけに創業し、100年間の社会や環境の変化の中で成長し続けてきたブルボンだからこそできる表現だと言えるでしょう。CGをたくさん使い縁側から世界が広がっていく壮大なSFロマンのようなCMになっています。

100周年を記念した特設サイトもオープンしています。

株式会社本山製作所 100周年アニメーションCM

本山製作所は、100周年記念に合わせて2本のアニメーションを公開。

『歴史につながる』篇は、本山製作所で働く主人公が工場内で不思議な生き物に遭遇する。その正体を探っていくと、彼らが100年の時をかけて生まれた付喪神だとわかるが……。というストーリーに。

『未来につながる』篇は、海辺の工場夜景を眺める主人公が、自分と同じ技術者だった祖父との思い出に浸る。あの時、祖父がこぼした言葉の意味が、今ならわかる――。というストーリーになっています。

『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』などの作品を送り出したアニメーションスタジオ「コミックス・ウェーブ・フィルム」が制作を担当。監督は『君に届け』『GREAT PRETENDER』などを手掛けた鏑木ひろ。シンガーソングライターの由薫がさらにイメージソングをオリジナルで歌っています。

「100年、つづく。」モノづくりに励む社員たちの情熱を描いた2本のCMは、本山製作所のこだわり、情熱が伝わるメッセージビデオにもなっています。

同社は、2023年6月には、100周年を前に東北楽天ゴールデンイーグルス vs 埼玉西武ライオンズの試合で「もうすぐ 100 周年!本山製作所デー」を開催するなど、100周年を向けて力をいれてきました。その集大成となるCMは、アニメとしても超本格的と言えるでしょう。

西日本鉄道株式会社 ガタンコ・ゴトンコ100周年篇

2024年夏に公開され90万回再生されたのが西日本鉄道株式会社の『ガタンコ・ゴトンコ100周年篇』です。

福岡を代表する鉄道会社で「西鉄」の愛称で知られる同社。映像では車内の家族連れ、学生、会社員が次々と登場し、さまざまな年代の生活と共にある西鉄の様子を表現しています。脇を添えるのは「ガタンコ」「ゴトンコ」という西鉄の公式キャラクター。電車の吊り革をモチーフにした双子のキャラクターで、西鉄天神大牟田線と西鉄貝塚線の100周年を記念して作られました。

映像の他にも、100周年の歩みを紹介する特別コンテンツやラッピング電車なども公開されています。

 

阪神甲子園球場 100周年記念マンガコラボムービー

最後を飾るのは阪神甲子園球場です。

「阪神甲子園球場100周年記念マンガコラボムービー」と題した本作は、出版社の垣根を超えて、阪神甲子園球場にゆかりのある名作野球マンガで描かれてきた甲子園の名シーンが盛り込まれた、まさに夢のコラボ。『ドカベン』『巨人の星』『タッチ』『H2』『MIX』『ダイヤのA』 『ダイヤのA actⅡ』『プレイボール』『ROOKIES』の全9作品が登場しています。

第一弾「聖地・甲子園」篇は、100周年を前に阪神甲子園球場100周年記念事業が始動する2022年8月1日に公開され、2年間で13万回が再生されました。なんと、協力作品の単行本は全部で269巻。その中から厳選された、阪神甲子園球場にまつわる名シーン・名セリフで構成され、高校野球の臨場感や、甲子園さながらの熱気を伝えています。

現在までに2年間で合計7本の映像を公開。2024年8月に公開された「奇跡」篇では、特に漫画の中で白熱したシーンが描かれています。コメント欄には「『いいね』一億回くらい押したいです。感動!」「これ今日現地で見て冗談抜きで涙出た」など、甲子園ファンからの好意的な声が寄せられています。

実際に、阪神甲子園球場では本作が放映されており、試合の合間にも気持ちが盛り上がりますよね。

まとめ

いかがでしたか?記念すべき100周年を表現する映像のため、どの企業もこれまでの歴史やこれからの未来、顧客へのメッセージを丁寧に描いています。ブランディングなどを考える上で、ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/黄鳥木竜
慶應義塾大学経済学部、東京大学大学院情報学環教育部で学ぶ。複数のサイトを運営しZOORELでも編集及び寄稿。引きこもりに対して「開けこもり」を自称。毎日、知的好奇心をくすぐる何かを求めて街を徘徊するも現在は自粛中。

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