SPECIAL
台風をリアルタイム映像で確認!?
「台風映像配信サイト」5選
大型で猛烈な勢力を持つ台風19号が今週末に関東地方を直撃するのではないか、と言われている。毎回土日に台風が直撃しているような気がして何とも憂鬱。
台風といえば、テレビなどでアナウンサーが強風にもめげず雨合羽を着て現場リポートする、というのが一般的だ。
だが、そんなやり方も今や古いのかもしれない。インターネット上で台風の「リアルタイム映像」がチェックできてしまうからだ。今回は台風の映像が確認できるサイトを紹介しよう。
ひまわり8号リアルタイムWeb
人工衛星ひまわり8号の高解像度可視画像を表示するWebアプリ「ひまわりリアルタイムWeb」では宇宙から見た台風の様子をリアルタイムにチェックすることができる。
千葉大学環境リモートセンシング研究センターの協力の元データが公開されている。
ちょっと使い方が難しいのだが、例えば「台風の右上にある再生マーク」を押すと12秒間の動画が流れる。台風が動いている様子はおどろおどろしくその規模感がわかる。
また、動画のフィルムのようなボタンを押すと最新の人工衛星の様子が映像で流れる。
具体的には「ヘルプ」を参考にしていただきたい。慣れれば直感的な操作が可能だ。
ウェザーニュース
前回、台風15号の脅威を独自に解析して伝えていたのがウェザーニュースだ。
ウェザーニュースはライブカメラをインターネット上で提供しており(今や珍しいFLASH形式!)、定点観測での天気の情報をインターネットを通じてみることができる。ミクロの視点での分析ができているからこそ台風の脅威をより正確に当てることができたのかもしれない。
上記のように録画されたデータは後にYouTubeにアップされることもある。
JAXA/EORC台風速報
JAXAも「JAXA/EORC台風速報」というWebサイトで台風についてさまざまな角度から得られたデータを提供している。
未だにCGIを使ったシステムというのが驚きだが、その情報量は他の追随を許さない。
例えば、「台風19号」をクリックすると、人工衛星ごとに「観測範囲」、「3D動画(DPR+GMI)」、「 降水量(DPR(KuPR)) 」、「降水量(GMI/AMSR2)」、「全天候海上風速(AMSR2)」、「観測情報」とデータが見られる。
試しに衛星名GPMの「3D動画(DPR+GMI)」をクリックすると、台風を立体でとらえての映像が流れ、降雨量を見ることができる。
デジタル台風
最後にお届けするのはまるで20世紀のインターネットのようなシンプルな作りに脅威の情報が詰まった「デジタル台風」というサイトだ。
国立情報学研究所で准教授を務める北本 朝展氏のサイトで、こちらではGoogle マップを使った進路予想のアニメーションをはじめ過去35年間の台風情報が蓄積されている。
過去の情報が全てデータベースとして検索が可能でアメダスの動画もアーカイブされている。
恐るべき情報量で映像は動画フォーマットも豊富。日本らしい職人芸的なサイトだといえよう。
Windy
アプリもあり近代的なITを活用したサイトが「Windy」だ。
直感的なUIに再生ボタンを押すだけで、今後の台風の進路や状況がわかるインタラクティブなつくりとなっている。
例えば土曜日の12-20時まで早送りをすると、台風19号は愛知県の渥美半島の南部にいることがわかるほか、左上のポップアップでは「EXTREME WARNING」と最大限の警戒を呼び掛けている。
日本列島に接近中の台風19号。みなさま、くれぐれもお気をつけください。
映像制作のエレファントストーンが運営する本メディアZOORELは、映像やクリエイティブにまつわるトレンドやノウハウを発信しています。最新情報は以下のメールマガジンにて更新中。お気軽にご登録ください!