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オンライン開催で代替!
映像で魅せる『札幌雪まつり2021』

オンライン開催で代替! 映像で魅せる『札幌雪まつり2021』

以前の記事で初音ミクとの斬新なコラボレーションをご紹介した、世界最大級の雪と氷の祭典「札幌雪まつり」。

今年は残念ながら開催が見送られてしまいましたが、すべてのイベントをオンラインで代替する「オンライン札幌雪まつり2021」が2月28日まで行われています。もちろん史上初となる試みですが、果たしてどんな内容になっているのか? 今回は、雪ミクの作り方や雪まつりの歴史をまとめた映像を配信するなど、動画コンテンツが充実したその詳細をお届けします。

スマホやVRでいつどこからでも「バーチャル雪まつり」

オンライン開催となったイベントの魅力をスペシャルゲストたちが、たっぷり解説してくれている動画がこちらです。

ピンチをチャンスに変えるさまざまな取り組みがなされているのが分かって、感心することしきりです。

動画からもうかがえますが、今回の「オンライン札幌雪まつり」の大きな特徴は、札幌に来れない人でもスマホやVRで24時間いつ何処からでも入場可能な「バーチャル雪まつり」があわせて開催されている点にあります。その開会式の様子もライブ公開されています。

バーチャル美少女たちが開会式を賑やかに盛り上げる素敵なイベントになっていますよね。

この「バーチャル雪まつり」で注目したいポイントが、VRやテクノロジーが大好きな中高生や大学生が札幌を拠点に活動するクリエイター集団『VR∞M』がイベントを企画運営している点です。

バレンタインに行われた3人の女性バレエユニットによるスペシャルイベントの模様。バレエと歌と物語とテクノロジーを掛け合わせたこれまでにないエンターテイメントの形が追求されています。

2月25日に行われたバーチャル雪まつりとぱんだ歌劇団のコラボによる奇跡のバーチャルエンターテイメント「シンデレラ」。

最先端のテクノロジーや文化的リソースを駆使し、世の中を楽しく豊かに変えるアクションをしている若い世代の台頭は非常に心強いものがありよね。

バーチャル雪まつりツアーも絶賛開催中です。ぜひ、参加してみてくださいね。

おうちで雪ミクも!? 雪像の作り方をレクチャー

フェスティバルを応援するキャラクターとして、札幌雪まつりを象徴する存在ともいえる「雪ミク」(真っ白い「初音ミク」の雪像)。

北海道の雪をイメージした“イルミネーション”をテーマに制作された2021年度の「雪ミク」ですが、オンライン開催となった今年は大胆にもその詳しい作り方が公開されています。

スノーフェスティバルのアイコンともいえる華やかな「雪ミク」が、丁寧な手作業で綿密に制作されていく様子を包み隠さずオープン。その「雪ミク」が幻想的なライトアップによって彩られた姿がこちらです。

思わず息を呑む美しさですよね。初音ミク自身が歌うテーマソング「Fondant Step」も素敵です。

あわせて「おうちで出来る雪像作り」も動画でレクチャー。

今年は比較的暖冬のウインターシーズンとなり、雪遊びを堪能出来なかった方も多かったのではないでしょうか。来シーズンこそは、動画を参考に雪像作りにチャレンジしてみたいものです。

貴重映像満載!動画で楽しむ雪まつりの歴史

1950年に地元の中高生が六つの雪像を大通公園に展示したことをきっかけにスタートした「札幌雪まつり」。

歳月を重ねるごとにスケールの大きなものとなり、今年で72年目を迎え世界最大級のスノーフェスティバルとして愛されるようになった雪まつりの歴史が動画で公開しています。

札幌駅前通り水たまりの中をパレードが行進するシーンや「ガリバー旅行記」を表現した大雪像、東京オリンピックの年に開催された式典の様子など、印象的なシーンが盛り沢山な1960年代の「札幌雪まつり」。

逆境にも負けずイベントを積み重ねてきた長い歴史が貴重な白黒のフィルム映像とともに伝わってきて、非常に感慨深いものがあります。

こちらは、昨年のお祭りで大通のHTB広場に展示されたプロジェクトマッピング『ウポポイ』。厳しい自然を「カムイ(神)」として敬うアイヌ民族の信仰を民族共生の象徴として幻想的に映像化。好評を博しました。

こうしたお祭りの映像によるアーカイブ化は、他のイベントのプロモーションや地域の町おこしにもうってつけの動画コンテンツですよね。28日まで毎日新しいYouTube動画が公開されてるので、ぜひチェックしてみてください!

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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