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Googleが教える動画SEOの基本
検索エンジンと一口に言っても公開先となるWebサイトだけでもたくさんのサイトがありますがやはりGoogleを抜きには語れません。2021年3月にGoogle側が動画を検索されやすくするために「動画SEOに関する新しいリソース」を更新しましたので紹介します。
ウェブ上に動画を公開する
当たり前ですが動画を公開しないことには検索されようがありません。この時に会員だけが閲覧できるとかではなく、「各動画は、robots.txtまたは noindexメタデータでブロックされていない公開ウェブページで公開する必要があります」としています。
VideoObjectマークアップを使用して構造化データを提供する
VideoObjectとは説明、サムネイルURL、アップロード日、再生時間などの情報を提供することです。Google側は自動で情報を取得しようと試みますが、VideoObjectを使用することで自ら正しい情報を提供できます。
動画の機能強化としてLIVE、主な出来事(動画の途中に何があるかを表示)なども設定できます。動画は、Google検索結果、動画検索結果、Google画像検索、Google Discoverに表示されます。
高画質のサムネイルを使用する
動画とはいえ検索されるためには高画質のサムネイル画像を「顔」として設定する必要があります。有効なサムネイル画像がないと、動画がインデックスに登録されない場合があるそうです。サイズは60×30ピクセル以上と決まりがあり、実際には最低でも200ピクセルはないとSEOには不利という意見もあります。Googleも大きいサイズが好ましいと補足をしています。
動画サイトマップを送信する
Googleの動画検索に掲載する手っ取り早い方法が動画サイトマップを送信することです。動画サイトマップとは、サイトマップの動画版です。そのページにxml情報で動画があることを指し示す必要があります。
手動で作るよりはシステム化することが多いのでWebサイト開発者に聞いてみましょう。
例えば
- 動画を掲載したページのURL(loc)
- 動画のタイトル(video:title)
- 動画の説明(video:description)
- サムネイル画像のURL(video:thumbnail_loc)
- 動画ファイルのURL(video:content_loc)、プレイヤーのURL(video:player_loc)
を設定することが多いです。
動画コンテンツファイルにアクセスしやすくする。
自動で取得されることもありますが、以下の方法で動画コンテンツがGoogleに認識され、動画プレビューや主な出来事などの機能を有効にできます。
- 構造化データを使用して、サポートされているファイル形式でcontentURL値を指定します。
- 動画のストリーミングファイルのバイトをGoogleが取得することをブロックしないでください。たとえば、動画コンテンツのURLやドメインを、noindexタグやrobots.txtファイルでブロックしないでください。
- 動画のホストページと実際に動画をストリーミングするサーバーにはクロール可能な帯域幅が必要です。たとえば、example.com/puppies.htmlというURLのランディングページに、somestreamingservice.comから配信される子犬の動画を埋め込んでいる場合、example.comと somestreamingservice.comの両方がGoogleからアクセス可能で、サーバーの読み込みが可能である必要があります。
- 動画ファイルは安定したURLでアクセスできる必要があります。
いかがだったでしょうか。Google公式のガイドラインにしたがって動画を検索エンジンに載せてみましょう!
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