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Instagramをビジネス活用する際のポイントは?動画でも世界観を意識
写真や動画をシェアできるSNSとして幅広い世代から支持されているInstagram。2018年6月には全世界での月間アクティブユーザーが10億人を突破しました。最近は24時間で投稿が消えるストーリーズが人気です。タイムライン投稿およびストーリーズに表示される商品にタグ付けをして、商品詳細ページへ誘導できる「ショッピング機能」の提供も開始され、ますます用途が広がっています。
多くの企業がSNSマーケティングに乗り出しているなか、Instagramも積極的に活用していきたいツールのひとつといえるでしょう。
まずはビジネスアカウント設定を
Instagramをビジネスで活用する場合は、まずは無料のビジネスアカウントへの移行をしましょう。そうするとインサイトの確認やプロフィールへの連絡先や住所の掲載など、使用できる機能が増えます。
- プロフィールに移動し、右上のメニューバーをタップします。
- [設定]をタップします。
- [アカウント]をタップします。
- [ビジネスアカウントに切り替える]をタップします。
- ビジネスアカウントを、ビジネスに関連付けられたFacebookページにリンクすることをおすすめします。こうすることで、ビジネス用のすべての機能を簡単に利用できるようになります。現時点では、ビジネスアカウントにリンクできるFacebookページは1つだけです。
- ビジネスまたはアカウントのカテゴリ、連絡先情報などの詳細を追加します。
- [完了]をタップします。
——Instagramヘルプセンター>Instagramでビジネスアカウントを設定する
アカウント運営のポイント4つ
1.プロフィールページにこだわる
ユーザーの多くは新しくフォローをするかどうかを、プロフィールページを見て瞬時に判断しています。ビジネスユースであれば、プロフィールページを開いて最初に目に入るプロフィール文と最新の画像9枚は特に意識したいところです。
ブランドロゴやコーポレートカラーを意識するなど、統一感のあるページにしましょう。また、公式HPなどのリンクも必ず掲載してください。
2.世界観を表現する
Instagram運用でキーワードとなるのは文章よりも「画像」。静止画でも動画でも、投稿する際のビジュアルにはこだわりたいものです。というのも、ビジュアルが世界観をつくり、その世界観にユーザーは興味を持つからです。
トンマナ(トーン&マナー)のルールを設け、投稿によってアカウントのイメージがブレないようにするのもいいでしょう。また、タイムラインにアップロードできる動画の尺は3秒から60秒と限定されています。この限られた時間で、どのように世界観を詰め込むかもカギです。
3.ハッシュタグをつける
InstagramはTwitterやFacebookとは異なり拡散性がありません。タイムラインに流れてくるのは、自分がフォローしている人の投稿のみです。そのため見たい画像や動画がある場合は、ハッシュタグ検索をするのが基本。
ハッシュタグは一投稿に30個まで付けられます。投稿内容にマッチしたハッシュタグを積極的に取り入れてみましょう。逆にいうと、ハッシュタグを付けなければ、フォロワー以外の人に投稿を見てもらうのは困難です。
4. 継続的な運用を心がける
基本的なようで難しいのですが、「継続は力なり」です。場当たり的に投稿するのではなく、日々根気強くコツコツと画像や動画を運用していくこと。そして、何かイベントがあるときは戦略的に投稿していくことが大切です。
動画を使った国内企業アカウント
Instagram公式サイトでは、いま人気を集めているアカウントをチェックできます(Instagram 人気ランキング)。例えば、2019年10月現在、「国内ユーザー」カテゴリの人気アカウントナンバーワンは、お笑いタレントの渡辺直美さん。
そして、グルメ動画のTasty Japan、モデルのROLAさん、タレントでモデルの木下優樹菜さんと続きます。
このように芸能人やモデルが積極的に使っている印象の強いInstagramですが、意外にも多くのフォロワーを集めている人気の企業アカウントもたくさんあります。
ここでは、動画を使っているアカウントの事例を見ていきましょう。
MUJI無印良品
無印良品のアカウントは白を基調としており、全体的に統一感があります。無印良品というブランドがもつシンプルさと品質の良さを感じさせる写真や動画がアップロードされており、動画の場合はより商品の使い心地や質感、魅力視覚的に伝わりやすく表現されています。
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スターバックス
スターバックスは、Instagramで動画共有機能がリリースされるやいなや使いだした企業アカウントのひとつです。
スターバックスといえば期間限定の新作メニュー。商品の季節感をいかしたカラフルな色使いをしながらも、世界観が作り込まれておりアカウント全体に統一感があります。動画であろうと静止画であろうと、企業やブランドがもつイメージをきちんと体現したものを制作していくという好例です。
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まとめ
Instagramのアカウントをビジネスユースで運営する場合、今回ご紹介したポイントを押さえたほうが効果は見込めるはずです。さまざまな言葉で訴えるよりも、1枚の画像、1本の動画のほうがより多くの人々の心を惹きつけることがあります。
画像や動画に特化したSNSという特長を活かし、Instagramで新しいアプローチを進めてみましょう。
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