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ディレクターになるとは?〜新卒1年目を終えて〜
【入社エントリー】

ディレクターになるとは?〜新卒1年目を終えて〜 【入社エントリー】

こんにちは。エレファントストーン、ディレクターの飯田惟央希です。

突然ですがみなさん! 就活って大変ですよね。自己分析や企業選び、面接など……。わかります。

今だから言えますが、正直私は就職活動うまくいっていませんでした。そんな僕ですが、今は一人のディレクターとして働いています。

本記事では、就活時からエレファントストーンに入社するまで、入社後に成長できた点、実際の業務などについてお話ししていきます。現在就職活動されている方や、就職活動に悩まれている方の参考になればと思います。

逃げまくった学生時代と就活

学生時代


私は2021年の3月までCGの専門学校に通っていました。

周りの人たちが就職活動に勤しむ中、私はディレクターとして働きたいとは思っていたのですが、卒業制作や自主制作などをしていて就職活動をあまりしていませんでした。そうして気がつけば、そのまま卒業してフリーターになっていました。
(学生時代ってあっという間ですよね……)

当時を振り返ると、時勢もあり行動が制限されていたので、「まだ色々なことを経験したい、自由に映像を制作していたい、遊んでいたい」など、未練があったと思います。自分が働くことへの意義や意味が漠然としていて、「卒業制作や自主制作に集中していたから就職活動ができなかった」と口実をつくり、本当は就職活動を考えないようにしていたのかもしれません。

こうしてフリーターになった私ですが、新卒で働き始めた友達の話を聞いたり、活躍している姿をみたりして内心は焦っていました。そんな中で、「自分もすごい映像を作りたい」と思い、就職活動を始めることにしました。

ゾウと石?

こうしてフリーターとして春を迎えた私は、就職サイトや学校にある就職支援センターで「かっこいい映像を制作している」「オフィスが東京にある」といった部分は見ていましたが、他は特に拘らずに制作会社を探していました。

色々と会社を探していた中で、株式会社エレファントストーンを見つけました。

エレファントストーン? ゾウと石?

はじめに社名が気になったのを覚えています。(弊社代表の鶴目が無類の音楽好きで、イギリスのロックバンド「THE STONE ROSES」の曲名から名付けたらしいです。)

オフィスが渋谷にあったということもあり、実際に制作している映像などが気になり調べてみて、はじめに驚いたのはエレファントストーンのスローガンと企業理念でした。

「象る、磨く、輝かせる。」

これだけでは、何を?となりますが、調べていくと“お客様の形にならない想いや魅力を映像を通して形にする。”お客様それぞれの想いを映像だけでなく、制作過程や、納品後のフォローで最適な形で創り上げていく、「本当に創りたいのは、映像ではなく、誇り。」とのこと。

当時は、他の制作会社の理念とは違い、視聴者にフォーカスを当てているのではなく、映像を作りたいお客様にフォーカスしていて、何よりもお客様1人1人に対する近さや深さを感じる理念に共感し、感銘を受けました。

視聴者に感動を届けたいとずっと思っていたのですが、エレファントストーンの理念を見て、映像の作り手として、お客様に向き合うことは最初になくてはならないことで、そして今の自分に必要なことだと思いました。

他にも、“※bacter”という、社員の自主制作をサポートする制度や自己啓発支援など、会社自体がクリエイターのことを考えていると感じたので、すぐにエントリーしました。

また、選考中も相談にのっていただき、皆さんに温かく接してもらったことを覚えています。社員の人柄も含め、内定をいただけたら必ず働きたいという気持ちが強くなりました。実際に内定をいただいた時は本当に嬉しかったです。

※bacter:自主制作作品を掲載しているアウターブランディングメディアです。クライアントワーク以外での映像制作をでき、挑戦的な映像や表現を試す場でもあります。映像のLabとしての役割もになっています。

入社してから現在までの業務

入社してからすぐに色々な案件に携わらせていただき多くの発見がありました。ここから少し具体的な業務の話になりますが、働き始めてから一番に感じたことは「撮影までの準備の多さ」です。

現場をスムーズに進行するために、ロケハンや条件に適した機材の手配など、事前準備では細かなことも意識する。今となっては、当たり前のことなのですが、入社当初は全然できず、先輩方にたくさんフォローしていただいている状態でした。自分の不甲斐なさと、技量の低さによく落ち込んでいました。

以前先輩に『撮影現場でイメージ以上の撮影はできない』と伺ったことがあります。その言葉が今でも印象的で、準備はすごく大切なことと思ってはいたのですが、その意識がより強固なものとなりました。撮影前にどれだけ準備できるかで、作品のクオリティが変わってきます。

案件に携わるたびにその大切さがわかりますし、撮影だけでなく、全ての業務でも事前準備を意識して行動できるようになりました。

上記を意識する中で最近特に気をつけていたことが2つあります。

1つ目は、スケジュールより早く仕上げることです。普段プロジェクトを進める際は、まずスケジュールから制作しそれに沿って進めていくのですが、自分は予定より早く制作物や資料を制作して、先輩にチェックしていただくようにしました。そこでアドバイスをいただいたり、修正点を見ていただいたりして、お客様に少しでも満足していただけるよう行動しています。

そして2つ目は、わからないことや不安なことはそのまま進めるのではなく、すぐに先輩に相談することです。自分が一番ダメだと思っているのが、わからないことをそのままにしてお客様に迷惑をかけたり、クオリティを下げてしまったりすることです。当時は初めてのディレションだったので、自分で調べてもわからないことはすぐに聞くようにしてました。

色々書かせていただきましたが、その中でもやはり一番楽しいと感じるのは“様々な業種の方とお仕事できること”です。

これまで不動産や、アパレル、ITなど、業界業種も違うお客様と一緒に映像を制作させていただきました。お客様やサービスを理解し、お客様の立場になって考えられるようになるまでは大変なことも多いです。ですが、その制作過程でお客さまのことを深く知れたり、新たな発見があったりすることが楽しいです。多くの方々の想いを一緒に形にしていき、お客様にお褒めの言葉をいただけると嬉しいですし、それがやりがいにも繋がっています。

荒野を歩いた1年間

1年を振り返るとものすごく、濃い時間を過ごせました。ディレクターとして入社して早くも1年になりますが、1番変化を感じたのは、初めてメイン担当の案件をいただいた時です。ぶっちゃけ、すごく緊張しました。

アシスタントはディレクターのサポートが主な仕事ですが、​ディレクターはその制作物に責任とクオリティが求められます。その分制作において、自分の考えを落とし込める自由度は高いですが、特にその自由度に責任を感じました。

この時からより一層お客様の気持ちや立場を理解しようと強く考えるようになりました。打ち合わせや撮影などの事前準備においては、これまで見落としてしまっていた部分にも気がつけるようになりましたし、以前よりもお客様を不安にさせないように向き合えているのではないかと思います。先輩方にサポートしていただきながらですが、ディレクターとして精神的にも成長できて、自分の自信につながっています。

振り返ると、「えっ!もう?」と思うくらいのスピードで色々なことにチャレンジさせていただいた一年でした。ですが、まだまだ成長していきたいので、これからもいっぱい吸収していきたいと思っています。

現在の課題は、文章力と言語化能力の向上です。頑張るぞーーーー!

課外活動

最後に、就活生から結構質問がある「業務以外に自分のやりたいことってできるの?」についてお話しさせていただければと思います。結論から申し上げますと、できます。

制作業界は土日もずっと仕事しているというイメージがあるかもしれませんが、弊社は土日は休みなので、しっかり自分の時間を確保することができます。ディレクターは、自分でも作品を作りたいですよね! 私もそうでした。

実際に、以前休みの日を利用して短編映画を制作しました。映画となると制作にも時間がかかりますし、仕事の後に制作を進めるのも大変でしたが、知人にも協力してもらいながら無事完成させることができました。

何より、「作りたい!」という気持ちがあればなんでもトライできるという体験でもありました。

エレファントストーンでは、月に1回社員全員で行うES会議があるのですが、チームごとのプレゼンの後に個人発表の時間もあるので、自ら手を挙げれば自主制作映像を発表する機会を設けてもらえます。自分も自主制作について発表させてもらいました。

作って終わり・やって終わりではなく、自主活動だったり、成長したことだったりを発表できる場があるのが個人的にすごく良いなと思っています。こういう機会に新しい強みや武器をアピールできたり、周囲の感想や先輩からのアドバイスもいただけたりしますし、聞く側も他のメンバーがどんな活動をしていて強みを持っているのかを知ることができます。発表する側も聞いている側もWinWinだなと思っています。

まとめ

最後まで読んでいただいてありがとうございました。少しでも、就職活動中の方や、これから働かれる方の参考になればうれしいです。エレファントストーン ディレクター 飯田惟央希でした。ありがとうございました。

この記事を書いた人

飯田惟央希
エレファントストーンのディレクター。

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