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世界の国からフリースタイル。
「TOKYO DRIFT FREESTYLE」が産む新たなカルチャー。

世界の国からフリースタイル。 「TOKYO DRIFT FREESTYLE」が産む新たなカルチャー。

こんにちは、エレファントストーンの鶴目です。

コロナ状況下で撮影体制においても制約が多く、新たな映像作品やミュージックビデオが激減している中、この状況を逆手にとって、既存楽曲を元にフリースタイルでラップをし、自宅で撮影した映像が話題になっています。

Tokyo Driftとは

Tokyo Driftとは、『TIME』誌の特集「アジアの英雄20人」にも選出されたファッションディレクターNIGOを中心にILMARI、RYO-Z、VERBAL、WISEで結成したTERIYAKI BOYZが映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』用に2006年に発表した楽曲。

この楽曲プロデュースは、2013年に世界的大ヒット曲「Happy」のファレル・ウィリアムスとチャドからなるスーパープロデューサーチームThe Neptunesが担当。

TERIYAKI BOYZは他にもJAY-Z、Kanye West、 Busta Rhymes、ADROCK(Beastie Boys)、Daft Punk、DJ SHADOWという超大物たちが楽曲を作っていて、いま考えると10年以上は早かった感が。さすが世界のNIGO。

そんなTokyo Driftのトラックを使ったフリースタイルのミュージックビデオが世界中のラッパーを始め、アイドルやタレント、YouTuberたちが次々と披露して話題になっています。

【インドネシア代表: Rich Brian】

今回のTokyo Drift Freestyleの発端となったのがインドネシアが誇る天才ラッパーRich Brianが2020年3月25日に突如公開した動画です。

ラップもかっこよく、映像も色んなエフェクトや手法が凝らされていて何度見ても飽きません。彼が所属している88risingはアジアの面白いアーティストが多く所属しているレーベルで、おすすめです。

【中国代表:HIGHER BROTHERS】

こちらも88rising所属の中国出身の4人組HIPHOPグループ、 HIGHER BROTHERS

あれ・・・? 全然、家にいなくね? 最初はソーシャルディスタンスを心がけてるかと思いきや、スタジオで蜜になっちゃってるし、マスクは外しちゃってるし(笑)

まあいいや。最近、本当にアジアの音楽が面白いですね。

【カナダ代表:bbno $】

Stay Home感と映像の絶妙さが抜群!! キッチンのシーンが個人的にツボです。

「リモート撮影」という言葉が出始めた時に、正直言って「どこまで出来るの?」と半信半疑だったのですが、この数年で撮影機材が格段に進歩して、まだまだ従来の撮影スタイルに戻るまで時間がかかるであろう中、新たな可能性を感じさせてくれた作品になりました。

【日本代表:重盛さと美 feat.友達】

AnarchyやJP the wavyなどの強豪を押さえて、日本代表はなんとタレントの重盛さと美の映像。現在、再生数はぶっちぎりの1,730万回再生!!!(2020年9月4日現在)

正直、「めちゃイケ」に出てた人って印象しかなく、ほとんど存じ上げてなかったのですが、いやー完全に舐めてました。まじで天才。「ラーメン辛い」は気づいたらついつい口ずさんじゃいます。

常に離脱と向き合うWebムービーにおいて「飽きさせない」映像というのが重要だということを改めて認識させられました。

コロナ状況下ってポジティブなことは多くないけど、楽器や機材の進歩や様々な制約の中でHIPHOPやテクノが生まれたように、こうやってカルチャーがどんどん変容して可能性が広がっていき、その歴史の真っ只中にいることをこの映像たちを観ていて改めて感じさせられました。

ぜひ、みなさんもお気に入りの「TOKYO DRIFT FREESTYLE」を探してみてください。

この記事を書いた人

鶴目和孝
エレファントストーンの代表取締役CEO Twitter:@tsuruphantstone

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