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パラリンピック開幕!力作揃いのPRムービーを紹介!
オリンピックに次ぎ、東京パラリンピック2020が開幕を迎えます。以前の記事でオリンピック関連のPR動画をいくつかご紹介しましたが、4年に一度(今回は5年ですが)のビッグイベントだけに他の作品も力作揃いで、まだまだ面白い作品がたくさんあります。
そこで今回は、パラリンピック関連でおすすめの作品を厳選ピックアップ。プロモーションムービーと併せてミュージックビデオも取り上げています。どの動画もセンスあふれるものばかりなので、ぜひ一度その目でチェックして見てください!
シンプルで力強い!公式ライセンス商品の紹介動画
東京2020の公式ライセンス商品を紹介するPRムービーがこちらです。
作品のメッセージは「きっと一生モノが手に入る」。
本作の注目ポイントは、無駄を削ぎ落とした構成と音声の使い方です。音声を使わず、テロップとBGMだけで映像が展開していく分、最後のナレーションが力強く胸に響きます。余計な商品説明をせずラストのカット一枚で全アイテムを見せる潔さも素敵。
素朴な茶室のような質実剛健な作りが光る一本です。
切り絵でヒストリー!斬新な品川区の海苔PRムービー
切り絵とナレーションで見せる新しいスタイルのPRムービーがこちらです。
品川区公式チャンネルによる「品川海苔PR動画」は、江戸時代から海苔づくりの町として栄えていた品川の町の歴史をPRする作品です。
1964年の東京オリンピックを翌年に控えた1963年に200年の歴史にそっと幕を閉じた品川の海苔づくり。そんな一度は消えてしまった庶民の味「品川海苔」の新しいスタートを最後のシーンで見事に表現していますよね。「歴史と文化」という切り口で挑んだプロモーション動画の力作。ぜひご賞味下さい!
CMソングの天才とコラボ!メッセージが光るブリヂストンのPRムービー
オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナーであるブリヂストンのPRムービーがこちらです。
企業フィロソフィーでもある「人々を支える」というメッセージが全編から発信されたドラマティックな作品になっています。
テーマ音楽は、今年5月に惜しくも旅立たれた小林亜星さん作詞作曲の「どこまでも行こう」(1966年)。ほんの一瞬聞いただけで、メロディと歌詞が心に深く刻まれますよね。
大手タイヤメーカーであるブリヂストンのために書き下ろした名曲は、世紀のコピーライターとしての一面も如才なく発揮されており、CMのメッセージにもぴったりマッチしています。
パナソニックの感動的なミュージックライブラリー
オリンピック・パラリンピックを目指す日本全国のアスリートたちを応援する「ビューティフルジャパン」のミュージックライブラリーがこちらです。
本作『Effulgence -光の軌跡-』を公開したのは、国内で知らない人はいないであろう大手電機メーカーのパナソニック。オリンピック・パラリンピックのパートナー企業でもあることは、意外と知られていないかもしれません。
47都道府県を旅した綾瀬はるかさんのメモリアル映像とともに流れる美しい楽曲は、日本のエレクトロニカシーンを代表するアーティストであるmatryoshka。記事のテーマとは無関係ですが、大ファンなので一曲だけご紹介することをお許しください。
どの楽曲もメロディーが夢見るように美しく、エレクトロニカファンはもちろん、シガーロスなどのポストロックが好きな方にも大変おすすめです。ダークで幻想的なMVのアニメーションも忘れがたいものがありまよね。
matryoshkaは前衛的な映像作家さんとコラボレーションすることが多く、ほかのMVでも見たことがないような独創的な世界が表現されています。気になった方は、ぜひチェックしてみてください!