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お客様への共感から引き出した魅力を映像に。寄り添ったコミュニケーションで信頼を勝ち取る。【社員インタビュー#7】
こんにちは、エレファントストーンの渋井です!
みなさまの12月はいかがでしたか?
もうすっかり寒くなりましたね。1年間お疲れさまです。来年もエレファントストーンをよろしくお願いいたします!
さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビュー第七弾として、2022年最後はディレクターの真木にインタビューしました。
お客様との制作でこだわっていることやディレクターとして大切にしている価値観をご紹介します。
【ディレクター/真木 千鶴 プロフィール】
まき ちづ 山形県出身。東北芸術工科大学映像学科卒業 3歳の時に鑑賞したミュージカルで号泣したのを皮切りに、映画、漫画、アニメ、舞台といった物語の世界にのめり込み、映像の世界に。採用コンテンツの制作会社を経て2022年3月よりエレファントストーンに入社。情報を整理し、言葉と映像でわかりやすく伝えること、図解することが得意。 自分の好きなものをプレゼンすることが好き。趣味で等々力陸上競技場の観戦ガイドを描いた経験あり。
「お客様と一緒に映像をつくる」が体現された制作体制に惹かれて入社
ーーまず初めに、真木さんは昨年3月に中途として入社されたと思うのですが、他の映像制作会社と比較してエレファントストーンの魅力はどこにあったのでしょうか。
真木「“お客様に寄り添う姿勢”が制作の軸としてある会社というところに惹かれました。
前職では採用映像を中心にイベント記録映像、教材映像などの制作を担当していたのですが、そこで働く中で、お客様と一緒に考えて意見を出し合って映像をつくっていくと、お客様も自分も満足できる良い映像ができるなと気づきました。
なので、より幅広いジャンルの映像に携わりたいと思うようになって転職活動を始めた際も、“お客様に寄り添う姿勢を大切にしている企業”という点を転職先を決める時の基準にしていました。
そんな中でエレファントストーンに出会って、自分が理想としていたお客様や制作に対する向き合い方がフィロソフィーとして掲げられているなと感じて、そこが魅力的でした。」
ーー実際に周りのディレクターなどを見てお客様に寄り添って制作する姿勢が体現されていると感じる瞬間はありますか。
真木「もちろんです。“お客様にとってより良い映像を届けるためにはどう関係を構築するべきか?”を考えてコミュニケーションをとっているメンバーが多いなと思います。
お客様が求めていることに合わせてやり取りの方法や頻度、距離感を変えながらある意味戦略的に制作を進めているのをよく見ますね。
自分は逆に、“誰とでも仲良くなりたい!”と感覚的にコミュニケーションを図るタイプで、誰に対しても“衝突せずに関係性を築くにはどうすれば良いんだろう?”と考えながら接している節があります。
なので、感覚ではなく戦略的にコミュニケーション方法を変えることができる人はすごいなと感じています。」
ーーどちらのスタンスも素敵ですね。
お客様はその道のプロだからこそ、映像のプロとして一方的にならず一緒により良いかたちを目指したい
ーー真木さんはどんな人に対しても丁寧に関わっている印象ですが、特にお客様とコミュニケーションをとる上で意識していることはありますか?
真木「“自分達は映像のプロで、お客様はその分野のプロだ”という意識を持つことです。自分が映像制作に対してのプライドを持っているので、それと同じように、お客様も各専門分野に対してのプライドを持っていることは念頭に置いておきたいと思っています。
なので、お客様とのコミュニケーションの際は、もちろん映像の表現については自分で考えた最善策を提案していきますが、前提として“私はあなたを理解している”(だから任せてください!)というスタンスよりも“勉強してきたけれど認識に間違いはないでしょうか?”というスタンスをとっていますね。」
ーーそこにこだわるようになったきっかけはあるのでしょうか?
真木「前職の影響かなと思っています。
前職ではインタビューなどを含む採用映像を制作することが多かったのですが、採用映像って企業や働く人を知って、魅力を引き出すことがすごく求められるんですよね。
なので、まずはお客様を深く知っていくところからスタートするのですが、お客様を知れば知るほど自分がお客様の専門分野に対して無知だなと自覚してきて。
自分が扱うことができない領域を専門的に扱っているのがお客様なんだなということを制作を通して体感してきたので、自然と“お客様はその道のプロフェッショナルなんだ”と意識するようになりました。」
ーー関わる人へのリスペクトを感じます! その分野のプロであるお客様から信頼を勝ち取るために真木さんご自身が大切にしていることはありますか?
真木「常に“聞く姿勢”でいることです。
昔から人が好きでどんな人生を送ってきたのかに興味があって、つい色々聞いてしまうインタビュー癖があるのですが、制作でもその姿勢は活かされているような気がしていて。
お客様のことを知りたいと思ってたくさん質問してしまうのですが、それが結果的にそれまで気づけていなかったお客様の魅力を引き出すきっかけになっているなと思います。
企画を考える時も、事前にお客様からたくさんの情報を吸収しているとその分具体的な改善策が思いついたり、お客様のイメージをより良い方法で形にできたりするんです。コミュニケーションがとれているからお客様が“良い”と思うことが判断できるのかなと。
結果的に“丁寧に対応してくれた”と評価いただける瞬間もあって、“お客様に聞いて、お客様を知る”ことの積み重ねはこれからもしっかりしていきたいと考えています。」
ーーお客様の魅力を引き出したいという真木さんの想いがお客様にも届いているんですね!
真木「そうだといいなと思っています!
ただもちろん、“お客様の頭の中にあるイメージを汲み取れていないのでは?”という瞬間もあって、そういう時にはすごく悩みますし、ディレクターの難しさを感じます。
“コミュニケーションが足りないのかな?”、“質問の仕方が悪いのかな?”、“商品に対する理解が足りないのかな?”などぐるぐる考えてしまいますね。
お客様の頭の中にあるイメージに“もうちょっと”近づくためにはどうするべきかを探すのはやっぱり難しいです。形のない想いを映像にしていく必要があるので、“寄り添い力が足りなかったか〜”と反省することもしばしばあります。」
ーー提案力/共感力に定評がある真木さんでも悩まれる部分なんですね。お話を伺う中で、“寄り添ったコミュニケーション”にもこだわられているなと感じましたが、この部分も意識されているのでしょうか?
真木「特別に意識しているわけではないので、これまでの経験から無意識にできているのかもしれないです。
しいて言えば、自分がディレクションをする中で大切にしていることの1つに“お客様と制作チームがwin-winの関係にある”っていうことがあって。
ここでいうwin-winな関係とは、お客様にとっては”良い制作物ができること”、制作チームにとっては”やりきって満足できる制作物がつくれること”を指しているのですが、それを実現するために大切なことが、“制作に対してお客様にいかにポジティブになってもらえるか”かなと考えています。
やっぱりお金を払って制作を依頼してもらっている分、お金を出す価値があると思ってもらえる制作ができればと思っているので、お互いのモチベーションを高くしていける関係性を築きたいです。」
これからエレファントストーンで挑戦したいこと
ーーこれからお客様と映像制作をする上でどんなところにこだわっていきたいですか?
真木「撮影の際に“楽しい現場だった”と思ってもらえるような現場づくりをしていきたいです。撮影現場に慣れている代理店さんも、初めて映像をつくるクライアントさんも、どの立場の人にも“良い現場だった”と思ってもらえるようにしたいですね。
撮影では、余裕を持って準備しているつもりでも時間がギリギリになったり、想定外のことが起こったりする場合があります。アクシデントを最低限に抑えるための事前準備や制作メンバーのサポート体制ができれば、お客様にとっても制作チームにとってもより満足度の高い映像が撮れる撮影現場になるんじゃないかなと思っています。
エレファントストーンには現場づくりのお手本にしたいディレクターがたくさんいるので、今は“ああなりたい”と思いながら自分なりに行動しています!」
ーー具体的にエレファントストーンで挑戦したいことはありますか?
真木「これまでの経験からインタビュー系の映像を制作することが多いのですが、その他にもWebドラマ、ブランディング映像、商品紹介動画などにも挑戦していきたいです。
映像の表現は幅広く、自由自在です。エレファントストーンはさまざまな映像ジャンル、表現の制作ができる会社なので“お客様の想いに応えるにはどんな企画がベストかな?”と考え、楽しみながら制作をしていきたいです。
制作を通してその会社の想いや気持ちを深く知って映像化することが求められるからこそ、その会社のことをたくさん知れてもっとその会社のことを好きになれるのも魅力的ですし、新しいジャンル・表現にどんどん挑戦していきたいですね。」
まとめ
今回のインタビューでは、真木さんのお客様との制作でのこだわりや、ディレクターとして大切にしている価値観をお伝えすることができたのかなと思います。真木さんの「お客様も制作チームも笑顔になれる制作を目指したい」という言葉が印象的でした。
“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!
第一弾:お客様と一緒に作る。丁寧なコミュニケーションで安心感を与えられるディレクターに【ディレクター/奥野 尚之】
第二弾:良い映像とは、本当の想いを捉えた映像。エディターの枠を超えてお客様のイメージを形にする【エディター/西堀 菜々子】
第三弾:一人一人の強みが会社の強みになる。展示会プロジェクトリーダーとして、会社をひとつのチームに【経営戦略室 企画課/渡辺 知里】
第四弾:可能性に期待する。変化を続ける映像ベンチャー役員のリーダー論【取締役COO兼プロデューサー/伊藤 尚平】
第五弾:“縁の下に隠れ続けない” 映像ベンチャーの健やかな運営基盤をつくるコーポレートデザイン課で働く意義【経営戦略室 コーポレートデザイン課/鈴木 彩】
第六弾:映像制作未経験・新卒2年目なりにコツコツ積み重ねた結果、ついてきたのが成長。お客様との制作へのこだわりが毎日をアップデートする。【ディレクター/小笠原 亮】