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進化する「デジタル自販機」、ディスプレイを活用して驚くほど多機能!

進化する「デジタル自販機」、ディスプレイを活用して驚くほど多機能!

こんにちは! エレファントストーンでインターンをしている久末です。

前回、最近の広告手法について取り上げたのですが、もう一つ広告の表示場所として興味深いなと思っているのが自販機です。街を歩けば自販機、街角を曲がれば自販機、駅構内にも自販機……意識すると日常のいたるところに自販機がありますよね。

ただ設置台数が多いだけではなくて、近年ものすごく進化しているのをご存じでしょうか。

この写真のようなデジタルサイネージを利用した自販機を見かけたことはありますか? ただ購入するだけでなく、液晶部分に天気予報やニュース、動画広告が流れます。

最近ではかなり見慣れたかもしれませんが、初めて見たときには次世代の自販機に驚かれたと思います。現に私はかなり驚きました!

今回は、自販機大国 日本の「最新デジタル自販機」についてご紹介したいと思います。

型破りの「次世代自販機」

先ほどご紹介した写真の自販機は「次世代自販機」と呼ばれています。約9年前の2010年8月からJR品川駅に設置されているそう。

デジタルならではの変化するディスプレイは、飲料水を並べるだけでなく、人が離れている際には広告や気温、時間帯を表示することが可能です。

また、47インチという大画面ディスプレイが特徴的。注目されやすく、宣伝効果も期待できます。

ディスプレイの上部にはセンサーがついており、自販機前にお客さんが立つとセンサーが顔を認識します。そして顔の特徴からその人の性別や年代といった属性を推定。さらに時刻や気温の情報を組み合わせて、お客さんに合わせたおすすめのドリンクを表示するシステムです。

ただドリンクを購入するだけでなく、大画面を生かした宣伝やマーケティング面においてもかなり優れています。

高機能自販機「スマートベンダー」

「スマートベンダー」は、観光向け乗り換え案内や地域情報のサービス、カメラセンサーを利用したテロリストや犯罪者探知のための顔認証、災害対応としての機能などを備えた高機能な自販機です。

開発を行った株式会社ブイシンクは「日本のIoTの好例として『スマートベンダー』を展開し、外国人旅行者をおもてなしします」、と2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、新たな自販機を開発しています。
(引用:https://www.v-sync.co.jp/news/150903.html

ディスプレイの上部には広告のスペースがあります。キャラクターとコラボしたドリンクの広告配信など、キャンペーンの宣伝に最適です。

広告スペースの左下には言語切り替えがあり、日本語だけでなく、外国人旅行客向けに英語、韓国語、中国語の4ヶ国語に対応しています。同社曰く、将来的には10ヶ国語に対応する予定だそうです。

旅行者向けに、行き先までの経路検索や乗り換え案内、イベント、観光、食事のランキングなどご当地の情報も豊富に提供しています。

さらに「スマートベンダー」ではドリンクを購入すると、ARカメラを使った写真を撮影することができます。背景合成ができ、芸者やキャラクターに変身したAR写真を楽しめます。

撮影した写真はQRコードを読み取って、簡単にスマホで受け取りが可能。自販機で記念写真という斬新な体験も面白いですね。

loT自販機「スマートマート」

こちらは「スマートマート」という無人店舗型自販機です。スマートマートでは、衣料品やデジタル製品、お土産などを購入できます。

内蔵されているカメラでは衣料品のAR試着を行えるなど、最新機能を利用した買い物を楽しめます。なんと、最大で幅400ミリ、重さ4キロの大型の商品や精密機械やワレモノの購入も可能! さまざまな場面での活用が期待できます。

大画面のメインディスプレイに加え、上部の2画面では販売商品のCMとニュースや天気予報を放映することができます。「スマートマート」は先ほどご紹介した「スマートベンダー」と同様の会社が開発・販売を行なっており、自販機の性能も「スマートベンダー」と同じく多言語対応、災害対応、ARフォトなど多機能です。
また「スマートマート」はキャラクターとのコラボが特徴的です。

こちらは、2019年5月より南海電鉄なんば駅(大阪市中央区)に設置されている、「ハローキティ」とのコラボ自販機です。大型であることに加え、キャラクターでラッピングされたことで、かなり存在感があります。四方八方で目立ちますね。

こちらではサンリオキャラクターのグッズを購入することができます。多言語表示が可能なため、キャラクターに興味のある海外の方でも簡単に購入することができ、お土産にも最適です。

「ハローキティ」は特に中国の方から人気が高く、「スマートマート」では中国で主要な決済アプリ「WeChatPay(ウィーチャットペイ)」と「AliPay(アリペイ)」にも対応しています。

こちらは「ポケモン」とコラボした「ポケモンスタンド」という自販機です。羽田空港や東名高速道路の足柄サービスエリアに設置されています。こちらも全面ピカチュウカラーで目を引きますね。

©2019 Pokémon ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

先ほどの「ハローキティ」コラボの自販機は、メインディスプレイのみでしたが、「ポケモンスタンド」の場合は上部にある2画面がデジタルサイネージとなっており、アニメや映画、ゲームの広告が上部ディスプレイで表示されています。

ちなみに「ポケモンスタンド」はスマホゲーム「Pokémon GO」のジムになっているそうで、ジムバトルが行えるのだとか。

ポケモンセンターやグッズ専門店で販売されているキーホルダーやぬいぐるみといったオリジナルグッズも購入できます。メインディスプレイにはキャラクターが現れ、買い物も一味違う楽しさがありますよ。

まとめ

身近な自販機もディスプレイ化により可能性が大きく広がりました。ただドリンクを購入するだけでなく、マーケティング面として、社会のインフラとして、そしてコンテンツを楽しむものとしても進化し続けています。

設置台数が多く身近な自販機だからこそ新たな可能性があり、キャラクター文化そして自販機大国の日本ならではの楽しみ方があると思いました。

観光面でも防災面でもテクノロジーの進化と共に、便利で楽しいものへと発展しています。

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この記事を書いた人

久末有紗
エレファントストーンのインターン生

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