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見ずにドラマを語れない!!
超本格企業プロモーションムービー3選

見ずにドラマを語れない!! 超本格企業プロモーションムービー3選

こんにちは。エレファントストーン プロデューサーの福岡です。

近頃、一見すると企業やその商品に関係ないような、一つの作品として見た際に面白いドラマCMやショートムービーが話題を呼ぶケースが増えているように思えます。

なぜ、直接的に商品やサービスをPRしない映像をわざわざ作成するのでしょうか?

それは企業プロモーションにおいて、消費者に寄り添い、生活に溶け込む姿勢が好印象を持たれているからかもしれません。今回はそんなストーリー調のブランディングムービーの中から、心温まる事例を3点ほどご紹介します。

消費者が簡単になびかないデジタル時代

かつては、現代よりは良い製品を作ればそれだけで売れやすい時代だったと言えます。簡単にはライバルに真似されず、テレビCMなどのマス媒体で告知されれば、大きな優位性を得られたためです。

しかしデジタル化が進み、情報が溢れる現代社会では、良いものを作ってもすぐに他者に模倣されたり、技術的に追いつかれるようになってしまいました。

さらに、消費者の情報収集の方法が多様化し、個々人が自分の生活に必要なもの、必要ないものを判断するようになりました。企業の広告を鵜呑みにせず、自分の推しが愛用しているから購入する、といったインフルエンサービジネスなども流行しています。

上記のような理由から、現代では売り手主体のプロモーションが難しくなってきていると考えられます。そんな中で、ドラマやストーリー形式の広告映像が消費者から共感、好意を持たれています。一つの物語として完成されたドラマの中に、企業の製品やサービスが脇役や小道具のように登場するため、「主張しすぎない」「消費者の豊かな生活を願っている」という演出が評価されているのかもしれません。事項では具体的な作品をご紹介いたします。

家族や日常の尊さを思い出させてくれる本格ドラマCM

SUBARU “Your story with”

最初にご紹介する作品は、「あなたとクルマ、どんな物語がありますか」のナレーションで聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。ただ、短編CMだけでなく長編30分モノの本格ドラマが作成されている事は、ご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このドラマの凄いところは、「自分の日常にもこんな場面があるんじゃないか。と感じさせる」点であるように思えます。他人のドラマなんだけど、どこか他人事として見れない。シチュエーションは違うけど、自分の人生にも似たように塞ぎ込んだり、感情が揺れ動く瞬間がありそう。そんな時に、SUBARUが傍らにある。一人一人の日常を支えようとしている。その先に受ける印象は人それぞれと思いますが、少なくとも好意的な思いを抱いている方が一定数いることはYouTubeチャンネルのコメント欄を見れば明らかです。

正直、制作にかかる時間、費用共に決して簡単には作れないコンテンツですし、こういった企画を実行に移せる企業様は本当に決断力があるなと思います。ただ、その決断が目に見えない共感を呼び、ファンを増やしていっている事実が、現代の消費者が企業に期待していることを暗に示しているように思われます。

新しい行動を起こさせるショートムービー

TIFFANY&Co. × ゼクシィ “TIFFANY BLUE”

次にご紹介するのは尺にして10分前後のショートムービーです。

少子化による市場縮小を打開すべくブライダル業界の2大巨塔がタッグを組んで、新進気鋭の若手俳優・女優を起用したショートムービーを作成、「結婚の約束をしよう」というメッセージを発信しています。これに対しネット上では「CMとは思えないクオリティ」との反響が見られ、2社の社会的意義を大きく再確認させられる一幕が展開されています。

かつて若者の車離れに対し「免許を取ろう」といったメッセージを込めたトヨタ自動車のCMが話題を呼んだことが筆者の記憶に新しいです。

そういった、社会的メッセージを乗せた広告は視聴者に「あまり真剣に考えていなかったけど心の奥では望んでいる」新たな選択肢を意識させるという点で印象に残りやすいのかもしれません。

短編広告のシリーズ化

岩崎本舗

最後に紹介するのは一本30秒程度の超ショートムービーですが、悔しいことに見た後は倍以上の時間、様々なことを考えさせられました。

「実家の家族は元気だろうか」「母親がマスクを送ってくれたな」「角煮まんじゅう美味しそうだな」「自分の故郷の味はなんだっただろうか」などなど。

シンプルだけど味があって、奥深いストーリーになっているように思います。この作品もちゃんと刺さる要因があって、都心一極集中に抗う心境を呼び起こします。また、このシリーズは30秒なのにセリフのない間のとり方が絶妙です。

マイナスからの成功体験を共感する

ここまで書いてきて感じた作中の共通点は、「決して良いことばかりが描かれているわけではなく、寂しさや挫折、もどかしさなど、人間の負の感情も描かれていて、それをうまくプラスの展開に変えていく」演出がなされていることです。

また、社会の風潮に対し何かしら変化を起こしていきたいという意思が感じられます。社会の課題や消費者の悩みに向き合い、前向きな方向に変えていく。そういった姿勢が、消費者が漠然と抱えている将来への不安にも刺さっているように思います。

かなりお人好しな考え方かもしれませんが、企業活動においては誰しも何かしらの方法で「他人を幸せにできた方がよい」と考えるのではないでしょうか。そのような想いを表現する方法があるとしたら、映像を用いて「幸せにしてあげたい人物像」を作り上げるのも一つの手段ではないでしょうか。

私たちはそんな企業様のお力になりたいと、常日頃、時に悩みながらも、共に成功体験を分かち合うために全力で向き合うことをお約束します。

この記事を書いた人

福岡駿也
エレファントストーンのプロデューサーです。

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